青いさえずり(ニイマルユウ)甘いセックス、苦い関係

あ行

司伝の過去作レビュー

『青いさえずり』は2017年に発売された、ニイマルユウ氏作の商業アダルトコミックだ。

ニイマルユウ氏はCOMIC快楽天などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。画力は高く、非常に安定している。作風としてはいちゃラブメインだが、官能的な設定で楽しませてくれる。

本項では『青いさえずり』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • 春までは
  • 曖昧性愛
  • 青い囀り
  • イメージプレイ
  • 酔蜉蝣
  • 昔日の彼方から
  • 家出のススメ
  • 変わり目
  • 同窓会
  • イマジンな愛の歌

 『青いさえずり』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ121226.html

『青いさえずり』は全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。

ヒロインはJK、JD、社会人くらいでほとんどが巨乳である。内容としても和姦いちゃラブがメインで、全体的にはスタンダードな印象を受ける。

ただ、細かいツボを突いてくる部分もあり、いちゃラブさせるにしても、ヒロインとの関係性やセックスに至る状況については、とても官能的な作りになっている

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ121226.html

「曖昧性愛」なんかは、男女の友人関係でありながらも、女が彼氏と変態的な性行為をしていることに男が嫉妬して、やや強引に同意を経てセックスに至るのだが、女性の複雑な感情が見え隠れして、非常にエロティックな短編に仕上がっている。

お気に入りは「春までは」である。卒業後の別れを前にした、幼なじみの男女の交わりである。

竿役と幼なじみの七瀬は、昔から遊びでキスをしていて、それがその意味が分かった現在でも続いていた。卒業後に上京を決めていた竿役は、七瀬に告白しようか悩んでいた。七瀬は、そんな竿役がキスをしたがっていると勘違いし、二人はキスをする。そして、七瀬は竿役に「最後までしてみたくない?」と問い、二人はセックスを始める……。

キスをする幼なじみ。その関係性は非常に繊細で、七瀬の本心が読み取れないまま進んでいくのが官能的である。いつも通りにキスをして、何気なく胸を触らせる。そして、「最後までしてみたくない?」だ。七瀬の魅力に酔ってしまいそうになる。セックスに至るまではミステリアスな雰囲気もあるが、セックスに入ってからはただただ七瀬が可愛く愛おしい。そんな短編だった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ121226.html

画力も内容も含めて、質の高い作品集だ。良い短編が揃っているので、ぜひオススメしたい。

【まとめ】青いさえずり

司伝評価

絵柄4.5
物語4.5
キャラクター4.0
抜き4.0
雰囲気5.0
  • いちゃラブ作品が好き
  • 官能的な雰囲気にこだわりがある
  • 巨乳JKが好き

『青いさえずり』は以上のような方々にオススメしたい。全体的に質の良い作品集で、初心者から中級者くらいまでは全然オススメだし、それこそ幅広く受け入れられる作品ばかりだろう。

甘さも苦さもある短編集だ。それにしても、おしっこって苦いのだろうか(おまけページへの疑問)。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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