司伝の過去作レビュー

『QUEENS GAME』は2014年に発売された、紙魚丸(しみまる)氏作の商業アダルトコミックである。
紙魚丸氏はコミックホットミルクなどにエロ漫画を掲載し、現在では一般誌での連載も持っている漫画家の先生である。個性的な絵柄で、高い等身とスレンダー巨乳のヒロインを好んで描く。性に対して独特な考え、あるいは軽く考えるヒロインの登場する作品が多く、セックスのみならず、そこに至るまでの過程もエロティックに創り上げる先生である。
【収録作品】
- Transformation girl
- 富豪のお嬢様
- 都合のいい彼女 前編・後編
- 窓井蘭の異常な愛情
- Ticket to lead
- 夏のバス停
- いただき! 生徒指導 前編・後編
『QUEENS GAME』の魅力

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『QUEENS GAME』は全9篇で構成されているオムニバス短編集だ。内4篇が2篇ずつ前後編の連作となっている。
ヒロインはJK以上で、JDや女教師もいる。胸は大きく、体はスレンダーが多い。肉付きの描き方が非常に上手く、特におっぱいの張り具合、垂れ具合のバランスが見事で、かなりエロい仕上がり。内面のエロさも申し分なく、実用性に富んだヒロイン達である。
嗜好としては、ビッチものになるのだろうか。ヒロインの多くは非処女でセックスが好き。また、独特なこだわりを持っていたり、男を手玉に取ったりするようなSっぽさもある。ビッチ好きなM向きの作品集と言えそうだ。
また、導入からセックスまでの構成も上手い。モノローグの上手さもあるが、お話として読ませつつもエロティックに作っているため、妙な没入感がある。これは漫画の上手さとも言えそうである。
お気に入りは「Ticket to lead」をあげておこう。酔っ払い女教師と電車で致すお話である。

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竿役、長沢は帰路の電車内で女教師の菅原を目撃する。酔っぱらいつつ車内で飲酒する菅原を、長沢は引いた目で眺める。すると、菅原はブラジャーを外し、寝入ってしまう。長沢はそんな菅原に声を掛けて近寄るのだが、ノーブラ状態の彼女に見入り、寝ているのをいいことに、その胸を出してしまう。こっそりとその乳首を口に含むのだが、菅原は起きており、長沢の悪態をカメラに収める。痴漢は犯罪だと責める菅原は、仕返しとばかりに長沢のペニスを取り出し……。
酔っ払いの美人女教師に食べられるなんてご褒美でしかない。いかにも遊び半分という感じに生徒を責め、そのまま本番をしちゃう流れも素晴らしい。特に対面座位で挿入する瞬間のシーンには股間にグッとくるものがあった。

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“ちょうどいい”ビッチがここにいる。その仕草や表情にも注目していただきたい。
【まとめ】QUEENS GAME
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
ビッチ |
- 男を手玉に取るようなビッチが好き
- スレンダー美巨乳ボディが好き
- 女教師と生徒の行為に興奮する
『QUEENS GAME』は以上のような方々にオススメしたい。肉体の描き方も良いのだが、それ以上にヒロインの性格がツボ。男を手玉に取るようなお姉さんに骨抜きにされたい人にこそオススメである。
何とかエロの方でも新刊を出していただきたい。紙魚丸作品でしか取れない栄養素があるのだ。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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