司伝の過去作レビュー

KILLER QUEENは紙魚丸氏の三冊目の成人コミックだ。紙魚丸氏と言えば、現在は一般紙で掲載しており、エロ漫画については遠ざかっている。今となっては貴重な成人コミックなのだ。
『KILLER QUEEN』の魅力

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KILLER QUEENは最初のカラーページも含めると12編で構成されている。内6編の中編が作品のメインであり、本ページでもそれを中心に話をしたい。
【女の矜持(プライド)を賭けた膣勝負!】
KILLER QUEEN [コアマガジン] | DLsite 成年コミック – R18
このマ◯コがすごい! 2016 第1位!! 穴を埋めるチ◯ポだったら何本でも持ってこい!!
「やっぱオナホールよりずっといいよ」
「オナホールと比べんじゃねえよ!!」
オタサーの姫を争奪するカラダを張った主導権争い『女王シリーズ』を収録!
この「女王シリーズ」が中編作品となっている。
簡単に概要を言うと、オタサーの姫だった主人公の藤代は、唯一の女性という立場を楽しんでいた。そこに畔上という地味風の女が入部してきて、畔上がチヤホヤされるようになると、露出などで張り合うようになり、ついには部の男どもの下の世話まですることになり、いつしか乱交サークルのようになってしまうのだった。

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私は貞操観念が低い世界観が好きだ。KILLER QUEENでは最も現実的な形での貞操観念の低い空間を演出し、性に明け暮れるようになる姿を女性目線で描いている。
最後の「コスイベントの女王」だけは少しやり過ぎだが、それ以外の乱交シーンは、妙な生々しさがある。こんな日常がどこかに存在していると思わせてくれるのが、この作品の大きな魅力なのだ。

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ヒロインもそれぞれ魅力的だ。恋愛偏差値の低いテレビゲーム研究会に所属して、唯一の女子としての立場を満喫している、主人公の藤代文子。大学デビューのような地味女ながら、部の男相手にはサバサバした女として接している。こんな女性になりたいがためにサークルに所属したと言っても過言ではないだろう。だからこそ、畔上綾香の登場に焦り、張り合うのも説得力がある。
絵は独特だが、画面構成がとても見やすく、全体の印象は良い。この絵も生々しさをいい感じに演出している。
【まとめ】KILLER QUEEN
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
生々しさ |
- ヤリサー大学生的な乱れた性事情が好き
- 3P、乱交が好き
- ショートカットのヒロインが好き
- 貞操観念が低い世界が好き
- 紙魚丸先生のエロ漫画が読みたい
KILLER QUEENは、以上の項目に当てはまる人にオススメしたい作品だった。2016年の作品だが、今でも十分に使える。
紙魚丸氏は現在一般誌で活動しているため、そちらで興味を持った人も、ぜひ試してもらいたい。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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