司伝の過去作レビュー
『jc-t 孕みたい系女子』は2015年に発売された、夢乃狸(ゆめのたぬき)氏作の商業アダルトコミックである。
夢乃狸氏はCOMIC BAVELなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。セックス大好きなビッチヒロインを描き、乱交や複数プレイ作品を手掛けている。基本的には明るくノリの良い作品が多いのだが、本冊のメインとなる長編は少しダークな雰囲気の漂う作品となっており、それが本冊の大きな特徴となっている。
本項では『jc-t 孕みたい系女子』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- jc-t 孕みたい系女子 全4話(前中後編、ボテ腹編)
- デキちゃっティーチャー
- 行動が描いたどうしようもないストーリー
- デルタ
『jc-t 孕みたい系女子』の魅力

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『jc-t 孕みたい系女子』は全7篇で構成されているオムニバス短編集だ。内、表題作である「jc-t 孕みたい系女子」は全4話の長編作品となっている。
ヒロインは、上は人妻・社会人、下はJCだが……正直JCには見えず、低く見てJKくらいである。おっぱいは普乳~巨乳。個性的な作画なのでルックスの好みは分かれそうだが、独特な愛嬌が魅力である。
内容は意外といちゃラブ系。長編については後述するが、長編を含めても全体的に和姦いちゃラブがメインとなっており、いつものビッチ感は薄い。ひたすらにいちゃラブで、“愛のある中出し“により妊娠まで持っていく展開が短編、長編共にある。長編についてのみ複数プレイ(スワッピング)ありとなっている。
お気に入りとしてピックアップするのは、当然表題作である「jc-t 孕みたい系女子」だ。一言で言うと円光から始まる恋愛シナリオである。

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JCの美花は彼氏が居る身でありながら、友人の紹介によって多村という男と出会う。円光である。ホテルへ行き、そのまま中出しセックスをした結果、美花は多村、そして中出しされることの魅力に取りつかれてしまう。亮治との行為にハマると、亮治と年の近い、実の父親を見ても欲情するようになり、より亮治との関係が深まっていった。美花の父もまた、娘の色気に動揺した結果、美花の同級生、ゆらと円光をしてしまう。そして、ゆらによって親子がともに円光していることがバラされ……。
大人しそうな顔して彼氏が居るのに円光しちゃう美花は、露骨なビッチ系ではないが、やってることは夢乃狸ヒロインらしいと言えるかもしれない。しかし、結果として多村一筋となり、ひたすら孕まされることを望みながらセックスを続ける姿は、まさに純愛である。セックスはそれぞれのカップリングだけでなく、終盤には美花とゆら、それぞれのカップルによるスワッピングもある。つまり近親相姦もあるということだが、父親と結ばれることが終着点というわけではない。最終的には亮治との子を妊娠し、腹ボテセックスもあり。中出しに魅了されたヒロインは、少し怖くもあった。なかなかインパクトのある長編作品だった。

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夢乃狸作品らしさは薄いが、これはこれで楽しめる一冊である。
【まとめ】jc-t 孕みたい系女子
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
中出し |
- 中出し⇒妊娠こそ男の夢
- いちゃラブセックスこそ正義
- 巨乳好き、おっぱい星人である
『jc-t 孕みたい系女子』は以上のような方々にオススメしたい。夢乃狸作品の中ではやはり少し浮いているが、こちらを好むという人も居るだろう。
生セックスって本当に気持ち良いので、ハマるのも仕方ない。どうしてもゴムセックスは敵わないのである。
本作については以上である。それでは、またの機会に。
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