狂イク 実習(ダイナマイトmoca)お仕置きのつもりが

き行

司伝の過去作レビュー


狂イク 実習

『狂イク 実習』は2018年に発売された、ダイナマイトmoca(だいなまいともか)氏作の商業アダルトコミックだ。

ダイナマイトmoca氏はCOMIC LOなどに漫画を掲載するエロ漫画家の先生である。巨乳男の娘も描くが、メインはロリ系。作風も単行本によって分かれるが、本冊においては凌辱などかわいそうな設定が目立つ。

本項では『狂イク 実習』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

収録作品

  • コ○ケ会場のトイレでレイプされたJS
  • 眠っている姪にいたずらしてみた!
  • 清純JC初援交01
  • 清純JC初援交02
  • ジュニアアイドルのおしごと
  • Free at last
  • ギリギリの僕達へ
  • 逸脱の向こう側

『狂イク 実習』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ164855.html

『狂イク 実習』は全8篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「清純JC初援交」は連番だがファイルナンバーのようなものであり、話は繋がっていない。全作品、独立した短編となっている。

ヒロインはJSかJC。おっぱいは年相応で、ちっぱい貧乳か少し発育したくらいのサイズ。個性的な絵柄ながら、ルックスは一見して可愛く見えるレベル。作画的には時折頭と体のバランスに違和感を覚える時もあるが、作品によるので、描いた時期の問題かもしれない。肉体の描写よりも顔と表情の細かい描写が光る。

お話としては、凌辱系(レイプ・輪姦・強要)円光が中心。いちゃラブもあるのだが、どれも後ろ暗さがあり、少女とセックスをする重みが強調されているような印象である。凌辱についても、行為そのものよりも、精神的に責めるような印象が強い。プレイ自体はハードじゃないのだが、心は痛くなるのである。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ164855.html

嗜虐的な作品は好みではないとはいえ、なかなかインパクトのある作品揃いで読み応えがある。「コ○ケ会場のトイレでレイプされたJS」はタイトル通りの展開。同人本でオナニーをすることを覚えたJSがオタクの同人本を盗んで、三人のオタクに詰められ、トイレレイプへと至る流れには生々しい怖さもあった。「清純JC初援交」もタイトル通りの設定。つまらない理由で円光しちゃうJCを見てどんよりした気分になる。「02」の最後、「君が売ってるのは尊厳」「尊厳の値段が8万円」と言われるシーンは心が痛くなる。「ギリギリの僕達へ」は自称”孤独死待ち”の青年が、隣人であり、いつも一人で遊んでいる少女に手を出しちゃうお話。無邪気な少女を上手く丸め込む感じで、被害者の自覚のない犯罪を見ているようだった。「逸脱の向こう側」誘拐監禁レイプの一部始終。なかなかの心理描写で読み応え抜群の1篇である。オススメとしては「Free at last」をピックアップ。

竿役は姪っ子の沙菜を生意気だと思い嫌っていた。ある日、沙菜が竿役の部屋にてエロ本を発見し、「叔父さんロリコン?」と馬鹿にしたように言ってくる。すると、沙菜はその場でエロ本を読みだしてしまった。竿役はそんな沙菜を脅すつもりでさわるが、彼女はいやがらずに反応してみせる。沙菜がエロいことに関心があるのだと察した竿役は、いつか犯すと心に誓う。後日、ロリエロ漫画を大量に渡した結果、沙菜は大人しく読みふけるようになった。多少触ってもいやがらないことも知っているため、竿役は沙菜の体を愛撫し始める。すると、沙菜は口では文句を言うものの、快楽には抗えず……。

沙菜は表紙の娘で、ちょっと大人っぽい雰囲気も持った子どもである。エロへの好奇心が強すぎて、気持ち良さには逆らえず、結局流されるままにセックスされてしまう。そのまま沙菜はセックスにハマり、その後はノリノリで、むしろ竿役を支配する勢いで体を求めてくる。生意気な姪っ子を成敗すると思いきや、結局逆の上下関係を築いてしまったラスト。こんな娘になら是非征服されてみたいものである。ヒロインがエロ可愛い1篇だった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ164855.html

色んな意味で読み応えのある作品集だった。

【まとめ】狂イク 実習

司伝評価

絵柄4.0
物語4.0
キャラクター5.0
抜き4.0
ロリ凌辱5.0
  • ロリ×凌辱が読みたい
  • ハードなプレイより、心にくる痛みに魅力を感じる
  • ヒロインの心理描写が大事

『狂イク 実習』は以上のような方々にオススメしたい。凌辱がメインだが、ハードな作品ではなく、心のほうを責めてくるような作品だった。それ故に心理描写に力を入れており、ヒロインの魅力が増幅していた。

結構露骨な犯罪が多いので決して真似はされないように。決して「お仕置きならOK」というわけではないので注意が必要である。

本作については以上である。それでは、またの機会に。


狂イク 実習

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