私、司伝は当サイトにおいて、“援交”については“円光”と記載している。“援交”は危険な単語だし、“円光”は昔ながらの隠語だからだいたい皆さんがわかるだろうと思ってのことだ。実際、「円光漫画」などで検索すれば、本来の意味でなど全く使われていない。
しかし、“援交”という単語が作品タイトル、果ては単行本のタイトルにも使われることもあり、伏せる意味を成していないことが発覚した。この場合に“円光”という文字を全て“援交”へと変えるかどうかの結論は出ていない。
小○生、中○生も今後は伏字じゃなくなるだろうか。逆に某サイトではJSやJCと言った隠語すら”○S”などと伏字にしていたりするし、このバランスは非常に難しい。困ったものである。

今回は“JS”の“円光”という非常にヤバげなタイトルの作品をご紹介します。
本項目では、『JS援交日誌』の作者コワレ田ラジ男氏について、また、『JS援交日誌』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。
JS援交日誌/コワレ田ラジ男とは

タイトル | JS援交日誌 |
著者 | コワレ田ラジ男 |
初版発行 | 2020年 |
掲載誌・レーベル | COMIC阿吽 |
出版社 | ヒット出版社 |
ページ数 | 181頁 |
形式 | オムニバス |
漫画家・コワレ田ラジ男(こわれたらじお)
初の単行本『JS援交日誌』が11/28販売開始しました!
— ヒーローキィ🐻コワレ田ラジ男 (@neetkey) November 28, 2019
耳元で吐息が聴こえるような迫力を意識して描いた
ロリ200%な作品です!
クジラックス先生をもシコらせた逸品、存分にご堪能下さい! pic.twitter.com/wnyrJS5lVw
コワレ田ラジ男氏は主に同人で活動するエロ漫画家の先生である。『JS援交日誌』は商業においての処女作となっている。同人では「ヒーローキィ」という名義も使用している。

海外を放浪しながら同人作品を発表しているらしく、雑誌への掲載も同人で描いたもののようだ。同人だけあって、扱う作品はヤバげ。ここまで“JS”と”円光”を描き続けている。内容においては、ダーティーで生々しい雰囲気を創り上げている。
作品・JS援交日誌
少女の薄い身体に、脂ぎった中年親父が種付けする あのクジラックス先生もシコった 本物が認めるロリ作品集!!!―大人のつながりが欲しい。―新しいスマホが欲しい。―険悪な家庭の空気から逃れたい。人生に問題を抱えた少女たちとストレスのはけ口を求める男たちの奇妙な繋がりを描いたリアリティー溢れる一作。コワレ田ラジ男、渾身の初作品集。
JS援交日誌 [ヒット出版社] | DLsite 成年コミック – R18
『JS援交日誌』は全7篇で構成されているオムニバス短編集だ。短編は全て「ランドセル援交日誌」というシリーズになっている。「戸塚トリシャの場合」と「江崎えりの場合」のみ舞台が共通しているが、その他についてはお話としての繋がりはない。
そのタイトル通り、どれもJSの円光(微妙なものもあるが)をテーマとしている。その理由は様々だが、モノローグが丁寧で、リアルとまではいかないまでも、どれも生々しく描かれている。
【詳細】JS援交日誌
それでは、『JS援交日誌』をより詳しくご紹介しよう。
【収録作品】
- ランドセル援交日誌 源ミライの場合
- ランドセル援交日誌 阿佐ヶ谷アニカの場合
- ランドセル援交日誌 橋本ハルカの場合
- ランドセル援交日誌 小泉ことりの場合
- ランドセル援交日誌 戸塚トリシャの場合
- ランドセル援交日誌 内海うららの場合
- ランドセル援交日誌 江崎えりの場合
シナリオ

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シナリオは全て現代劇。円光に至った理由が明確に記載されており、それもあってやたらと生々しく感じられる。その理由については、軽率だったり重かったりと様々である。
全体的にモノローグが多く、物語に入り込みやすい作りになっている。シナリオが本冊の一番の魅力と言っても過言ではなさそうである。
プレイ内容
プレイは全て愛のない円光である。お金の伴わないセックスは皆無だ。
体位は正常位や後背位、ヒロインの小ささを際立たせる駅弁なんかもあり。JSを売りにしているだけあって、体格差がとにかく目立つ。フェラチオにおいても同様である。
ダーティーな内容だが、ヒロインがセックスを嫌がるような描写はない。浅はかな子どもを大人が良いように扱っているようなセックスである。
ヒロイン

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ヒロインは全てJS。おっぱいもほぼ貧乳だが、一人だけ妙に大きな子もいる。独特な絵柄だが、ビジュアルについてもそこまでとっつきにくい印象はない。
竿役はあくどい感じで、ヒロインのJS達は軽薄で軽率。その”浅はかさ”が”大人ぶった子どもらしさ”となり、話の生々しさを助長させている。「大人ぶった結果、大人に良いようにされているバカな子どもたち」に見えるのだ。
オススメの一話

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オススメの一話は冒頭の「ランドセル援交日誌 源ミライの場合」をあげておこう。
源ミライは定期的に円光している。新しいアイホンのため、外資系企業の部長である岡部の相手をしていた。ミライは岡部に褒められることで気を良くし、フェラチオにも積極的になっている。その日は、岡部から「生でしようよ」と提案される。断るミライだったが、岡部の「ミライのこと本気だから」という言葉と五万円の提示に負け……。
アイホンを買うために円光をするという軽率さ、さらには「本気」という言葉に騙されて安易に生セックスを受け入れる浅はかさが何とも子どもっぽい。結局何度も生中出しされて受精するオチまでがちょっとした寓話のように楽しめる。適度に生々しさを生み出す技術が感じられる1篇だった。
オススメのヒロイン
オススメのヒロインは「ランドセル援交日誌 戸塚トリシャの場合」の戸塚トリシャ。フィリピン人(ハーフ?)の褐色娘である。
母と共に日本に出稼ぎに来たトリシャは、東京郊外のゲストハウスで掃除婦として働いている。ホンダはそこに毎週末必ず来る客で、トリシャと体の関係を持っている。本当は客と関係を持つことは禁止されているが、トリシャは家族を養うために客と寝ている。その中でもホンダは特別であり、トリシャはホンダに身も心もゆだね……。
「客と関係を持つことは禁止」というのがそもそも嘘っぽく、トリシャは都合よく丸め込まれて抱かれているようである。本冊に登場する竿役たちは、みんなヒロインの心を気持ち悪いほど上手く扱っていてなかなか気持ち悪い。この作品においては、トリシャ自身はとても幸せそうに好意を寄せている相手に抱かれているのが、何とも切ない。こちらもなかなか良くできた1篇である。
まとめ~JS援交日誌~
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
JS円光 |
- JSの円光作品が読みたい
- 没入感の強い作品が好み
- 貧乳、ちっぱいの正統派ロリっ娘が好き
『JS援交日誌』は以上のような方々にオススメしたい。何ともクセの強い作品で好みは分かれそうだが、内容については作られている。リアルな大人と子どものやり取りが見られる快作である。
本当、真似だけはしないように。皆さんは決して悪い大人にはならないでいただきたい。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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