純愛てぃあーず/空維深夜レビュー-甘々ラブコメ

もう令和にも慣れたものだが、令和になってからなかなか波乱続きである。災害もあったし、何よりも新型コロナウイルスの流行が痛い。2年も同じ問題に悩まされるのも、生まれて初めての事態である。

令和に罪はないものの、ゲン担ぎという理由だけで改元したい気分である。実際、過去には凶事を断ち切るために改元されたこともあるし、あっても良いように思う。

なぜ今回冒頭で改元の話なのかと言うと、今回ご紹介する単行本に改元ネタがあったからである。なんとなく、「そうか、漫画内でも令和になったのか」などと謎の関心を抱いてしまったのだ。

司伝

今回は純愛・いちゃラブ短編集をご紹介します。

本項目では、『純愛てぃあーず』の作者空維深夜氏について、また、『純愛てぃあーず』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

純愛てぃあーず/空維深夜とは

漫画家・空維深夜

1/30発売の初単行本『純愛てぃあーず』の
特典と情報まとめです～！

試し読み・各書店さんへの特典リンクなどを
まとめた記事をアップしておりますので
ぜひごらんくださいませ！【全体公開】https://t.co/hDmYRl999N#純愛てぃあーず pic.twitter.com/ZKwWsP7qP3

— 空維深夜🍀初単行本『純愛てぃあーず』発売中✨ (@tears39) January 23, 2021

空維深夜氏はCOMIC RebotやCOMIC BAVELに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。

萌え系の美少女を描く先生で、いかにも近年のイラストレーターというような作画をする。安定感のある画力と、正統派いちゃラブな作風で人気の先生なのだ。

作品・純愛てぃあーず

真面目な生徒会長、母性愛が溢れる看護婦、年下好き保健医、など好きな気持ちが大きいほど溢れちゃうっ! 純度100%恋物語の想いが通じた瞬間に起こる純愛Hを体験しよう!!

純愛てぃあーず [文苑堂] | DLsite 成年コミック – R18

『純愛てぃあーず』は全9篇で構成されているオムニバス短編集だ。内3篇がヒロインの共通した連作短編となっている。

タイトル通り、純愛をテーマにしている。不快な描写などは一切なく、いちゃラブ尽くしだ。全て恋人同士か両想いであり、甘々なエッチを堪能することができる。

【詳細】純愛てぃあーず

それでは、『純愛てぃあーず』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

• 箱庭の星空
• 改元せっくすれいわちゃん
• ちょこっとせっくすれいわちゃん
• ホワイトデーパニックれいわちゃん
• そんなパンツでナースかよ
• 真夜中満喫アソビ
• 僕だけの保健室
• おしりあい
• ふじさきめいはメイドになりたいっ!

シナリオ

シナリオはほとんどが甘いラブコメだが、一部シリアスなものがある。その典型が「箱庭の星空」で、抜く気にならないほど話が重い。それ以外の短編は、良くも悪くもスタンダードないちゃラブものとなっている。

プレイ内容

プレイ内容はこれ以上ないくらいノーマルである。変化はせいぜいコスチュームくらいだろうか。

体位は正常位が基本で、バックや騎乗位がぽつぽつとある感じ。前戯、フェラチオも適度にある。

コスについては、JKは制服、それ以外でもナース、メイド服のコスプレもある。あと、個人的にはサイクルジャージが気に入っている。

ヒロイン

ヒロインはJK~社会人くらいで、先述したように、コスチュームのある職業も描かれている。

スタイルとしては、バランスの良い巨乳のヒロインがほとんどだ。フェチツボは突かれないが、誰にでも好かれそうな肉体を持っている。

オススメの一話

オススメの一話は「僕だけの保健室」にしておこう。保健室おねショタである。

竿役のショタ少年はいじめられっ子であり、びしょ濡れのまま保健室を訪れた。先生はそれを優しく包み込んでくれる。少年は先生の色香に酔い、勃起してしまうと、先生はそれにも優しく対処してくれ……。

色々不可解だが、おねショタというだけで興奮できる1篇だ。こんな先生にお会いしたいものである。

オススメのヒロイン

オススメのヒロインは「れいわちゃん」シリーズの天翔怜羽にしておこう。デレデレ状態のラブコメヒロインである。あらすじは書くほどのものがない。

3篇あるが、全て恋人の幼なじみ、陽太といちゃラブセックスである。処女喪失からひたすら甘々な二人を堪能できる作品となっている。

まとめ～純愛てぃあーず～

司伝評価

• 甘々ないちゃラブものが好き
• 不快感のない、純度の高い恋愛ものが好き
• デレデレな巨乳ヒロインに萌えたい

『純愛てぃあーず』は以上のような方々にオススメしたい。ヒロインについては本当に可愛らしい。エロさが物足りないのは本音だが、可愛いヒロインを堪能する作品集と思えば十分買いである。

あと、やっぱりかわいそうなものは厳しい。「何してんだ俺……」と思わされると、こちらも辛いのである。

本作については以上である。それでは、またの機会に。