司伝の過去作レビュー

『私たちすっぽんぽん』は2015年に発売された、カスガ氏の作品集である。ネットで単話販売されたものの総集編となっている。
カスガ氏は貞操観念の壊れた世界観と、それに見合わない学校の教科書にでも出そうなキャラクターが特徴的な先生である。本作は総集編のため、ネットで単話販売された「社会に役立つ秘宝館」「はだかんぼ教育」「はだかんぼ運動会」がまとめられている。
本項では『私たちすっぽんぽん』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 社会に役立つ秘宝館 処女・OL・人妻まで各年齢の女性器体験 1巻
- 社会に役立つ秘宝館 処女・OL・人妻まで各年齢の女性器体験 2巻
- 社会に役立つ秘宝館 処女・OL・人妻まで各年齢の女性器体験 3巻
- はだかんぼ教育 JKもおっぱい丸出し!? すこやか全裸授業1
- はだかんぼ教育 JKもおっぱい丸出し!? すこやか全裸授業2
- はだかんぼ運動会 -素のまま女体おっぱい風の子かけっこ! 同級生も先生も健康体育-1
- はだかんぼ運動会 -素のまま女体おっぱい風の子かけっこ! 同級生も先生も健康体育-2
- はだかんぼ運動会 -素のまま女体おっぱい風の子かけっこ! 同級生も先生も健康体育-3
『私たちすっぽんぽん』の魅力

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『私たちすっぽんぽん』は全8篇で構成されている。全篇カラーページであり、通常の漫画で言う見開きで1頁になっている。93頁というページ数も見開き換算である。
作品集のタイトル『私たちすっぽんぽん』という名の通り、全篇に渡って全裸のシーンが多い。というか、ヒロインが服を着ているシーンがほとんどない。「はだかんぼ」については、同級生から教師までみんな全裸である。まさに、貞操観念が崩壊している。
「社会に役立つ秘宝館」は、性文化と性科学の博物館という設定だ。どの話においてもヒロインはそこに展示され、性器や彼女の反応を来館者が体験している。貞操観念もそうだが、倫理観から全て狂気的である。のほほんとしているが、少し怖いというのが本音である。ちなみに、1,2巻はヒロインが同じ、3巻だけ独立している。
「はだかんぼ教育」がはだかんぼ教育をする学校にヒロインの新藤あゆみが転校してくるところから始まる。慣れない文化に戸惑うあゆみだったが、すぐに慣れていき、染まっていく。

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「はだかんぼ運動会」はその続編であり、運動会が舞台だ。その独特な競技で競い合う中で、敵チームの観音崎えりかがあゆみを妬み、様々な工作をしてくる。
全話揃いも揃って、本当に頭がおかしい作品だ。好みは大きく分かれるだろう。
個人的に気に入っているのは、あまりにも設定が奇抜ながらも、セックスは特別視されていることだ。「はだかんぼ教育」内で一度だけ正式に挿入が許可されるのだが、その時の興奮度はなかなかのものだった。

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一つ、大きな減点要素もある。それは、あまりにも消しが大きいことだ。性器は完璧に白く塗りつぶされている。これは流石にやり過ぎだと思う。
かなり好みを選ぶ作品だったが、全裸ものが好きな人なら一見の価値はあるだろう。
【まとめ】私たちすっぽんぽん
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
貞操観念崩壊 |
- 全裸シーンこそ至高である
- 貞操観念崩壊な世界が好き
- 馬鹿馬鹿しいほどの変態が好き
『私たちすっぽんぽん』は以上のような方々にオススメしたい。これは問題作である。人を選ぶのは間違いないが、ニッチな需要は確実に存在すると言い切れるほどの魅力はある。
まさに狂気。本作が好きな人と仲良くなれる自信が、私にはない。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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