司伝の過去作レビュー

『白黒・ロワイヤル』はもずや紫氏の2冊目の単行本である。連作長編であり、本冊全て一つの物語となっている。
もずや紫氏はここ最近は活動休止しているようで、2014年発売の『白黒・ロワイヤル』が最も新しい単行本である。Twitter自体は稼働しているようなので、いつか復帰されるのかと思っているが、本ページではその願いを込めてレビューを書いていきたい。
『白黒・ロワイヤル』の魅力

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『白黒・ロワイヤル』は、全9篇の長編作品だ。カラーページや描き下ろしの短編もそのスピンオフであり、同じ世界観のものとなっている。
簡単なあらすじはこうだ。女子大の学生寮で働くこととなった主人公の真山は、そこに住む白峰こころという清楚で可憐なJDに憧れを抱いていた。ある日、同じく寮暮らしである、黒ギャルJD、黒羽レオナに電球の交換を頼まれた真山は、レオナに誘われるままセックスをしてしまう。しかし、二人がセックスした場所は、こころの部屋だった。
幼稚舎からレオナと一緒だったこころは、今までも自分の好きな人を全てレオナに取られていた。レオナの行動はいつもの嫌がらせだと思い、真山への想いを積もらせたこころは、真山に自らセックスを懇願し、勢いでしてしまう。
そこから、レオナの友人やこころの家族を巻き込んだ、真山を奪い合うバトルが始まる。そんなラブコメ物語である。

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簡単に言うと、清楚巨乳JDと巨乳ギャルJDの男の取り合いである。
清楚で処女のこころも、家系はビッチらしく、セックスに入ると我を忘れてハマりこむし、姉と母も相当エロい。
ギャルのレオナは、友達の処女を真山に食べさせたり、ギャル仲間と乱交したりと、その見た目通りに羽目を外す。

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この二人の見た目と性格の差もさることながら、どちらも別のベクトルでエロくて可愛いらしい。セックスへの展開は無茶苦茶ながら、そのテンポの良さと登場キャラクターの個性もあり、かなり楽しめる内容となっている。
個人的に好きな回は、ビッチギャル達と乱交する4話である。ギャルに襲われるのは一つの理想であるが、この話のギャル達の軽さと積極的なところは、まさに理想の体現。黒ギャル白ギャルに食われる展開で興奮させられる。
終盤、セックスバトルみたいになるのは流石にやり過ぎだと思ってしまうが、それまでの流れだけでも十分使える。レオナの内面が見えるようなシーンがあれば、セックスシーンへの興奮度も増したことだろう。そこは少し残念である。
【まとめ】白黒・ロワイヤル
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
乱交 |
- 巨乳が好き
- ビッチギャルを愛している
- 長編作品で同じヒロインとセックスする展開が好き
『白黒・ロワイヤル』は以上のような方々にオススメしたい。絵柄としては、顔の割に胸が大きすぎるところは気になるものの、しっかり可愛く感じられる。ヒロイン二人を支えるビッチ達がセックスシーンをエロく、大胆にしてくれている。本冊の一番の魅力はこのビッチ達かもしれない。
それにしても、主人公が真面目だとこういう展開にはならないだろう。性欲に負けてしまう主人公こそ、こういったラブコメに必要な存在かもしれない。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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