発情カーニバル(宏式)セックスに寛容な世界

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司伝の過去作レビュー

『発情カーニバル』は2016年に発売された、宏式(ひろしき)氏作の商業アダルトコミックである。

宏式氏はCOMIC BAVELなどに漫画を掲載するエロ漫画家の先生だ。性の乱れた作品を得意とし、ビッチ、複数プレイ・乱交作品を多く残している。

本項では『発情カーニバル』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • 夢のノーパンメイド喫茶へようこそ!
  • 猫にさせたい♥
  • 童貞の俺が妹とHなバーに行った結果www
  • ママハメ幼痴園
  • たのしいご近所”突き”合い!?
  • これが噂のクールビズ!?
  • なりきりエッチ 美翔ちゃん♥
  • 二人で捗るお勉強
  • 乙女満開姫はじめ
  • 祭りだ!祭りだ!SEXだ!!
  • Heaven‘s Hospital ~ちょっとHな治療法!?~
  • おまけ

『発情カーニバル』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ076314.html

『発情カーニバル』は描き下ろしのおまけやカラーページも含め、全12篇で構成されているオムニバス短編集だ。

シナリオは全て現代劇ながらも、どれも貞操観念の狂った世界観であり、設定からエロ満載である。ハプニングバーやスワップのような現実にあるものから、全裸クールビズのようなぶっ飛んだものまで、その狂った世界観を活かした設定となっている。

本冊のセールスポイントは、何と言っても複数プレイ。ほぼ全作に乱交3P以上の描写があり、まさに“祭”のような大胆なセックスシーンが繰り広げられている。

ヒロインも当然エロエロで、ビッチなキャラももちろんいるが、そのぶっ飛んだ世界観に沿って寛容になったような印象を受ける。”セックス好き”というよりも、“セックスは普通のこと”という感じである。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ076314.html

お気に入りはいくつかで悩むところ。「童貞の俺が妹とHなバーに行った結果www」はタイトル通りの作品だが、兄妹セックスをするわけでもなく、二人ともひたすらほかの人とエッチしまくる辺りが良い。「たのしいご近所”突き”合い!?」はご近所スワップもので、こちらも夢があっていい。ここでは本冊のタイトルにも沿った「祭りだ!祭りだ!SEXだ!!」をピックアップ。

薫哉は十数年ぶりに故郷に帰省することになる。故郷の村では、子供達には秘密の“大人の祭り”があり、薫哉が成人を迎えたため、祭りに参加させるためにと呼び戻されたのだ。祭りに向かうと、そこで出迎えてくれたのは裸の千華、千彩姉妹だった。初恋の人、千彩の前で、薫哉のペニスを取り出す千華。薫哉はすぐに射精してしまうと、二人の姉妹は村の男たちの手にかかり……。

田舎の奇妙な風習ものは貞操観念崩壊作品には不可欠。大人のセックス祭りにて、成長した幼馴染姉妹相手に、寝取られの嫉妬心を抱きながらもヤリまくり。最後に私服の姉妹が登場して現実感を出すのもまた良し。乱交作品の魅力の詰まった1篇だった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ076314.html

まさにカーニバル。現実でもこれくらいみんなが楽しくセックスすれば良いのにと思わされる一冊だった。

【まとめ】発情カーニバル

司伝評価

絵柄3.5
物語4.0
キャラクター4.0
抜き4.5
乱交5.0
  • 貞操観念の壊れた世界観が好き
  • セックス大好きなビッチが好き
  • 乱交・複数プレイ大好き

『発情カーニバル』は以上のような方々にオススメしたい。貞操観念のおかしな世界でのヤリまくり天国が楽しめる一冊で、乱交や複数プレイ好きにはズバリな作品である。

ここまでとは言わないが、もう少しセックスに寛容な世界になってもらいたいものだ。せめてハプニングバーくらいは合法であってもらいたい。行ってみたいし。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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