父と娘の性愛白書(堀出井靖水)カタチの違う親子愛

ち行

司伝の過去作レビュー

『父と娘の性愛白書(ちちとむすめのせいあいはくしょ)』は2017年に発売された、堀出井靖水(ほりでいやすみ)氏作の商業アダルトコミックだ。

堀出井靖水氏はCOMIC LOなどに漫画を掲載し、最近では青年誌での連載も持っている漫画家の先生である。独特な絵柄で生々しいロリものを描き、設定的にはハードな作風である。『父と娘の性愛白書』はちょっと背徳的な作品を読みたい方にオススメしたい一冊だ。

本項では『父と娘の性愛白書』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • なゆちゃんの成長記録
  • あーりゃんの家族遊戯
  • タミさんの恋愛成就
  • 舟さんの父娘姦計
  • かなめちゃんの正体不明
  • 綴ちゃんの処女喪失 前後編

『父と娘の性愛白書』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ139492.html

『父と娘の性愛白書』は全7篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「綴ちゃんの処女喪失」のみ前後編となっている。

ヒロインはJS~JC。竿役は本のタイトル通り、ほとんどが父親である。その関係性は様々で、良好かつ日常的に性行為が行われているケースもあれば、生き別れてから再会するケースもあり。基本的には和姦だが、中には虐待のようなものもある。

ヒロインのルックスについて、手離しに可愛いと言う人は少ないだろう。細い目で低い鼻。意図的にブスっぽく描かれているように見える。それがリアリティに繋がり、生々しさを助長させているように思う。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ139492.html

お気に入りは「綴ちゃんの処女喪失」である。タイトル通り、ヒロインの綴の初体験までの流れを描いている。

竿役である父親は、●3歳になっても一緒に風呂に入ろうとする愛娘、綴について悩んでいた。父親は、いつしか娘の裸に興奮するようになっていたのだ。その日もいつも通り、無防備な綴を見て勃起していた。すると、そうして悩む父親が寂しがっていると勘違いし、綴は湯船に一緒に入ってくる。当然のように勃起がバレてしまいが、それでも冷静に受け止める綴。父親はそんな綴に対し、じゃあもっと体を見せてほしいと要求し……。

娘の体に興奮してしまう父親だが、娘もまんざらではない。このまま風呂場で途中までしてしまうと、お互い興奮が抑えられなくなり、後日セックスをする約束をする。外で落ち合う時にはオシャレをしていたり、もはや純愛のような準備をして初体験に臨む様子が何とも愛おしい。こんな娘なら間違いを犯しても仕方がないとすら思ってしまう1篇だった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ139492.html

ほとんどが和姦ながらも、背徳的な雰囲気のする作品が多い。かわいそうなものは嫌だけど背徳感を味わいたいという人には持って来いな作品である。

【まとめ】父と娘の性愛白書

司伝評価

絵柄3.5
物語3.5
キャラクター4.0
抜き3.5
背徳感5.0
  • 生々しいロリ作品が読みたい
  • 父娘という関係に興奮する
  • 背徳的な作品が好き

『父と娘の性愛白書』は以上のような方々にオススメしたい。絵柄は本当に独特で好みが分かれると思うが、刺さる人には刺さるのではないだろうか。

世の父親たちは、娘が可愛く感じれば感じるほどこういう葛藤があるのだろうか。父親の苦労とははかり知れないものである。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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