司伝の過去作レビュー

『水滴少女』は2017年に発売された、宇場義行(うばよしゆき)氏作の商業アダルトコミックだ。
宇場義行氏はコミックホットミルクなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。丁寧で高品質な作画が魅力。ミステリアスなヒロインを好み、それによって独特な空気感が作られている。
本項では『水滴少女』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 生徒指導室
- ロイヤルハント 前・後編
- ウバタマショジョ 前・中・後編
- squeeze it!
- ルート一橋さん
- ハニカム砂原さん
『水滴少女』の魅力

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『水滴少女』は全9篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「ロイヤルハント」は前後編、「ウバタマショジョ」は3篇の中編となっている。
ヒロインは女教師が一人でそれ以外は全てJK。おっぱいはみんな巨乳だが、そのスタイルとのバランスは取れており、“美巨乳”と言っていいだろう。画力が高いため、ヒロインのビジュアル面も申し分ない。
ミステリアスなヒロインが売りの宇場義行作品だが、本冊では不思議度合いは低めで、「ロイヤルハント」以外は素直に楽しめるいちゃラブ作品ばかりである。
お気に入りにはそんな「ロイヤルハント」をあげておこう。”性活サークル”のお話である。

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竿役の鈴木は、学内で行われているある活動を覗き見ていた。そこでは、本阿弥涼子の指示により、生徒たちがセックスをしていた。鈴木は覗きに気づいた涼子に何をしていたのか説明される。涼子は他人同士の体の相性が雰囲気でわかるため、他の生徒たちの背中を押しているという。しかし、涼子自身はまだその相手を見つけていない。後日、再び覗きをしていた鈴木は、中に連れていかれる。そこで涼子は、鈴木との体の相性に気づき……。
何ともミステリアスな美少女がヒロイン。彼女も魅力的だが、個人的には“誰ともそこそこ相性の良い”酒井が好み。小悪魔系のビッチという感じで、鈴木を寝取る展開が良かった。

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作画的な魅力はピカ一。シナリオ・ヒロインのキャラクターとの相性が良ければなお使えることだろう。
【まとめ】水滴少女
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
ビジュアル |
- 丁寧な作画にこだわる
- 巨乳JKが大好きである
- いちゃラブが好き
『水滴少女』は以上のような方々にオススメしたい。「ロイヤルハント」以外は良くも悪くも普通のいちゃラブという感じで、絵柄のみならず作品としても安定感のある一冊と言えそうだ。
個人的には、もっと好みの短編があれば、もっともっと好きになりそうである。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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