気まぐれ花びら(れぐでく)探偵はもう、脱いでいる

き行

司伝の過去作レビュー

『気まぐれ花びら』は2016年に発売された、れぐでく氏作の商業アダルトコミックである。

れぐでく氏は快楽天ビーストなどで漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。画力十分で、ボンキュッボンのエロ美女を描く。作風としても正統派で、初心者にもオススメしやすい先生である。

本項では『気まぐれ花びら』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • でぃてくと・えれくと
  • 保健室の魔女
  • 鷹無さんには触れられない
  • 残業ぱらのいあ
  • レンアイ的帰納法
  • 吸inパッション
  • 淫楽TANTEI明智悟美
  • 蜜偵♡ワークス
  • 見たい!見せたい!感じたい!
  • 未恋-Crosser-
  • スタティックLOVE
  • 雨やどりのきまぐれ
  • 鷹無さんにはかなわない

『気まぐれ花びら』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ078479.html

『気まぐれ花びら』は全13篇で構成されているオムニバス短編集だ。描き下ろしを含む内4篇は2篇ずつ連作構成となっているが、キャラクターのみ共通していて、話としては独立している。

内容については、吸血鬼がいつつも、全て現代劇で和姦である。攻守はほぼ半分ずつであり、Sの人もMの人も楽しめると思われる。

ヒロインはほぼ巨乳だが、肉体とのバランスが取れていて、素晴らしいスタイルの美女ばかりである。その辺りも万人向けと言えそうだ。

個人的には、S系の積極的なヒロインが魅力的だった。「淫楽TANTEI明智悟美」「蜜偵♡ワークス」の主人公、明智悟美なんてたまらない。こういったサバサバ系女主人公が男に色目を使いまくるのはレアな気がした。

お気に入り短編としては「保健室の魔女」をあげたい。主人公は生活指導の女教師、神内だが、もう一人のヒロイン、保険教諭の桝川が魅力的なのである。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ078479.html

生徒を叱ってばかりの神内は、立場上仕方ないながらも、生徒に嫌われていることに悩んでいた。神内は、偶然ぶつかった桝川の誘いで、保健室でハーブティーを飲むことに。疲れが溜まっていると打ち明ける神内に、桝川はとっておきの解消法があると提案する。眠ってしまった神内だが、起きてすぐ目にしたのは、桝川が生徒の性処理をしている姿だった。寝ている間に神内は脱がされており、体は桝川により事前に感じやすくされている。桝川は性的快感がストレス解消になると主張し、神内を生徒に抱かせ……。

この桝川先生、小柄ながら大人の色気に溢れている。脱いだら美乳、セックスは積極的保健室で生徒を食べているということも含め、最高にエロティックな女性である。流されるままセックスをする神内先生と、ノリノリでセックスをする桝川先生の対比も良く、魅力的で使える短編だった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ078479.html

他にも良作揃いであり、短い短編も上手にまとまっていることも含め、非常に満足感のある単行本だった。

【まとめ】気まぐれ花びら

司伝評価

絵柄4.0
物語4.0
キャラクター4.5
抜き4.5
スタイル5.0
  • ボンキュッボンなスタイルの美女が好き
  • S気もM気も持ち合わせている

『気まぐれ花びら』は以上のような方々にオススメしたい。万人向けであり、初心者でも問題なく楽しめる。

定番もあり、それでいてエロ設定という部分では妙なツボも押してくる。この“ちょうど良さ”こそが、本冊の一番の魅力と言えそうだ。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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