未熟の森/佐々木バレット レビュー-インピオは青春

み行

“未熟”という単語は、本来は良いイメージのない言葉である。私、司伝の印象では、叱責されるときや馬鹿にされるときに使われる言葉であり、マイナスの言葉だ。

しかし、エロの世界では、ちょっと期待してしまう単語である。熟していない果実。まだ早すぎる、未熟な体。硬そうで柔らかい、苦そうで甘い。そんな印象へと変貌する。

そんな未熟の魅力を堪能できるのは、二次元の世界だけ。さあ、未熟の喜びを分かち合おうではないか。

司伝
司伝

今回はそんな未熟な少女がメインの作品集をご紹介します。

本項目では、『未熟の森』の作者佐々木バレット氏について、また、『未熟の森』シナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

未熟の森/佐々木バレットとは

タイトル未熟の森
著者佐々木バレット
初版発行2019年
掲載誌・レーベルいずみコミックス
出版社一水社 
ページ数201頁
形式オムニバス

漫画家・佐々木バレット(ささきばれっと)

佐々木バレット氏はコミックMate Lなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。

ロリ系の作家で、絵柄もフェチ系らしく個性的で万人受けするタイプではなく、安定感としても微妙。作風は暗めで、それが作り出す没入感こそが最大の魅力ではないだろうか。

作品・未熟の森

かつてのあの頃にしか感じられなかった疾走感と無力感と、無上で無根拠の多幸感!
ツンデレ以上、天然未満の美少女達との刹那的な逢瀬!!

この年頃の女のコって、同じ年頃の男より大人なんだよね…
そんな戸惑いと驚きと感動を完全パッケージ!

常に時代を先行する美少女達に振り回される僕らの気持ちを代弁したかのような一冊。
少女の危険過ぎる可憐さが、僕らを新たな冒険に誘う!!

未熟の森 [一水社] | DLsite 成年コミック – R18

『未熟の森』は全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「悪者入門」については前後編の連作となっている。

陰鬱な怖さを含む作品のある本冊だが、少女の内面に目を向けたものが多く、決して加虐的な作品集ではない。むしろハッピーエンドが目立つほどだ。

ロリっ娘の心の闇がピックアップされ、そこにつけこまれ、あるいは少女自ら体を差し出し、セックスをする内容である。精神的なエロスが魅力だ。

【詳細】未熟の森

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ197095.html

それでは、『未熟の森』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

  • バイエル
  • ボクの服でシコシコしていいヨ
  • さおりん超おこってる
  • ココロノフォビア
  • 楽園
  • 僕たちホントにつきあってるんだよね?
  • 大人とすること
  • 悪者入門 前後編
  • あいしあお

シナリオ

シナリオは全て現代劇で、大人と少女、もしくは少年少女の性的な関係が描かれている。闇のある、あるいは闇に飲まれたような少女たちだが、竿役との交流によって心の変化が見られる結末は読後感が良い。

非常に読ませるシナリオで、これが本冊の最大の魅力と言えそうだ。

プレイ内容

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ197095.html

プレイ「楽園」以外は全て1対1で、見ようによってはほぼいちゃラブセックスである。和姦だし、加虐的でもない。むしろ、少女の側から”ヤらせてくれる”展開が多い

体位は正常位などスタンダード。フェラチオは少なめだが、挿入以外の性描写自体は多め。例えば、“見られながら靴下でオナニーさせられる”、”貞操帯を付けられておまんこを見せつけられる”など、フェチっぽいプレイ多し。

変わったところでは、“食ザー”少女がいる。また、先述した「楽園」ではインピオ乱交なんかもある。全体的に変わった性質のエロスが楽しめるのだ。

ヒロイン

ヒロインは、明確に表記されているわけではないが、恐らく全員JSだろう。おっぱいはみんなちっぱい貧乳。正統派、本格派のロリっ娘が揃っている。

絵柄そのものも好みが分かれるが、絵の安定感も微妙なため、ビジュアル的な魅力には欠けるかもしれない。それでも、内容自体はしっかりしているため、ちゃんと読めばヒロインを好きになれるはずである。

オススメの一話

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ197095.html

オススメの一話「悪者入門」。ヤバげな雰囲気で始まるも、蓋を開ければインピオ純愛作品である。

大島は家出をして公園でイライラしていたところ、同級生のJS、望月夕子を見かけた。ハゲ親父と歩く彼女は、その親父とお金をもらってセックスをしていたのだ。大島はそのことがずっと気になって何も手につかず、悩んだ結果、彼女に弱みを握っていることを誇示することにした。しかし、彼女は「それが何?」と一蹴し、自ら体を差し出すと……。

大島は性欲で動いているのではなく、悪いことをしたくて夕子を脅迫した。その結果、夕子と関係を深めていくことになる。夕子は家出した際に始まった円光親父との関係を悔いており、大島の存在に救われる。二人の互助関係は青春映画のよう。良い1篇だった。

オススメのヒロイン

オススメのヒロインは先述した夕子、もう一人あげるなら「さおりん超おこってる」さおり。常に怒っている女の子である。

竿役の山田は、いつも同僚からの誘いを断り、すぐに家路についている。それは、亡き姉夫婦の娘である姪っ子、さおりのためである。しかし、さおりは山田を嫌っており、山田の射精管理をしている。それは、山田が女児の裸のDVDを所持していることを知ったからだ。それから、さおりは山田に罰として貞操帯をつけた。勃起すると痛みの伴う貞操帯を付けられながら、山田はさおりにおまんこを見せつけられ……。

ずっと怒っているさおりは、ほぼ無表情に近い顔で山田を責め続ける。山田は途中で「心だけ愛せますか?」と踏み絵をさせられるのだが、当然我慢できずにさおりに挿入してしまう。タガが外れた山田は何度も何度もさおりの中で射精するのだが、その時のさおりの表情がとても魅力的。涙を流しつつ、怒ると同時に困ったような表情になる。主従関係を維持するために怒ることが必要だが、あまりにも熱心な山田に少し嬉しくなっているのが何とも愛を感じた。

まとめ~未熟の森~

司伝評価

絵柄3.0
物語4.5
キャラクター4.0
抜き4.0
ロリ5.0
  • ロリを活かしたシナリオが読みたい
  • 心の闇で大人びてしまったロリっ娘が愛おしい
  • 貧乳でスレンダーな正統派ロリが好き

『未熟の森』は以上のような方々にオススメしたい。読めば読むほど響く内容であり、サンプルでは感じ取り切れないような魅力がある。

ロリっ娘達が大人びてしまう”理由”があれば、キャラクターに軸が通る。ヒロインの魅力というものは、そういった方向性でも表現できるものなのだ。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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