真正のロリコンほど子どもに酷いことができない、というのは私、司伝の持論である。もちろん、それは子どもに優しい人間は全てロリコンである、という意味ではない。
そう思うと、少女に加虐的な人間とは、いったいどのような嗜好の人間なのだろうか。あるいは、嗜好すら関係なく、単に悪人であるだけなのかもしれない。
もちろん、エロ漫画の世界においては、少女に対して多少加虐的な欲望を持っても問題はない。ここは二次元だけの世界である。妄想と現実の区別がしっかりとついた人間にのみ許された世界なのだ。

今回はシリアスなロリ作品集をご紹介します。
本項目では、『放課後の玩具』の作者佐波サトル氏について、また、『放課後の玩具』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。
放課後の玩具/佐波サトルとは

タイトル | 放課後の玩具 |
著者 | 佐波サトル |
初版発行 | 2020年 |
掲載誌・レーベル | メディアックス |
出版社 | 一水社 |
ページ数 | 199頁 |
形式 | オムニバス |
漫画家・佐波サトル(さばさとる)
発売中の単行本「放課後の玩具」
— 佐波サトル (@sabasatoru) January 30, 2021
FANZA特別版 https://t.co/mcWTS3MtRI
サンプルはPIXIVに https://t.co/yzyjjfHtHD pic.twitter.com/0GsiZbK3Tz
佐波サトル氏はコミックMate Lなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。
もう20年近くエロ漫画を描いており、過去にはソフトなSMなど、様々な嗜好の作品を手掛けていたが、ここ最近はロリが多いようだ。過去作に比べると絵柄はアップデートされている印象だが、好みは選びそうである。
作品・放課後の玩具
マニアの信頼度高い作風で、
信者の期待をけっして裏切らない濃いエロ度と深い心理描写!穢れなき神聖な美身を汚すのは、男だけに許される崇高な儀式。
余計なものが一切ない可憐な一本筋に、傲慢極まりない極太を捻じ込め!――――中略―――――
その身体の全てが性の玩具!
放課後の玩具 [一水社] | DLsite 成年コミック – R18
前も後ろもノド奥も犯し捲れ!!
『放課後の玩具』は全11篇で構成されているオムニバス短編集だ。
巨乳JKものが2篇ほどあるが、それ以外は全てロリもの。その中では、軽い凌辱など、ダーティーでシリアスな空気感の作品が多い。連れ去り輪姦まであるので、その辺りは注意が必要である。ヒロインの可愛さは申し分なく、それでいて内に秘める色気が出る瞬間が非常にエロいのが良い。
【詳細】放課後の玩具
それでは、『放課後の玩具』をより詳しくご紹介しよう。
【収録作品】
- 新入生
- 優等生
- ボーイッシュ
- ソーニャ
- こっそり
- もうそう
- アクトレス
- 愛娘
- ないしょ
- バブリー
- おしおき
シナリオ
シナリオは全て現代劇。雰囲気は暗めで、ハードな描写こそないものの、ヒロインを精神的に支配するような要素が多い。
竿役の悪さがとにかく際立つ、微S向きの内容となっている。
プレイ内容
プレイも同様に、ハードとは言えないまでも、女の子が酷い目に遭うセックスが基本である。
体位は後背位が多めで、体格差の際立つ対面座位も目立つし、種付けプレスのような体位も見受けられる。精神的な支配が売り(?)のため、1対1が多いが、中には輪姦シーンも含まれている。
首輪が数篇であり、その辺りもS向き。少女を支配したいという人のための作品集なのだ。
ヒロイン
ヒロインはJSかJCのロリっ娘がメイン。巨乳JK作品が2篇ほどあるが、それを求めて本冊を買う人なんて皆無だろう。ロリっ娘のおっぱいは貧乳から微乳くらいで、体の線の細く、とても生々しく描かれている。
天真爛漫といった少女は少なく、ほとんどが闇が深い印象。それも大体は悪い竿役のせいである。
オススメの一話
オススメの一話は「ボーイッシュ」。そのタイトル通り、ボーイッシュな少女がヒロインの作品である。
夏休みになると家に泊まりに来る、親戚のマキ。彼女は成長するにつれて女らしさを失い、ガサツになっていった。「女らしさとかわかんねーから教えて欲しいぜ」とこぼす彼女に、竿役は手を掛ける。一度犯すと、竿役はマキをゆっくりと仕込んでいくことに……。
学校でもスカートの中を隠さないようなマキ。それを女にしていくようなシナリオで、確かに徐々に色気づいていく感じがする。最後に見せる表情はとても可愛らしく、その変わり身も楽しめる1篇だった。
オススメのヒロイン

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オススメのヒロインは先述したマキ、もう一人選ぶなら「ソーニャ」のソーニャである。洋ロリっ娘だ。

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竿役は仕事先のホテルで困っていた外国人の少女、ソーニャに声を掛ける。ボタンのほつれを直してあげたところ、ソーニャはお礼すると言い、竿役のペニスを咥え始める。警察に相談したほうがいいかと思いつつも、ソーニャに「もっと気持ちいいことできる」と言われ……。

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まるで妖精のようなソーニャだが、その無垢な感じが一瞬で妖艶な雰囲気に変化する。ファンタジー世界に迷い込んで魔法を掛けられるような衝撃のある1篇で、洋ロリ少女の「現実に存在するのにどこか非現実的」な存在感がいかんなく発揮されている。魅力的なヒロインだった。
まとめ~放課後の玩具~
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
ロリ |
- ロリっ娘を支配したい
- ちょっと暗いお話のほうが入り込める
- “ガチロリ”感が重要
『放課後の玩具』は以上のような方々にオススメしたい。心が痛む部分もあるが、それが興奮に繋がる人もいるだろう。こういった”愛し方”を望む人に刺さる一冊になっている。
色んな性癖の受け皿としてエロ漫画がある。そう思うと世に必要な作品である。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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