搾精ビッチガールズ/創田ぐみレビュー-手で、胸で、●●●で

搾精（さくせい）とは、精液を絞り出すことである。エロ漫画やエロゲームではお馴染みの言葉だが、本当にこんな言葉があるのか？　と疑問に思ったことは無いだろうか。

実際にもこの言葉は存在する。意味的には同じだが、当然人に使われることはなく、魚類の養殖についての学術的な記述で使用されるらしい。

そんな「搾精」という言葉。もっと使ってみたいと思わないだろうか。私、司伝としては、「お手軽搾精コーナー」をイ●ンモールに置かれるような世界になることを望んでいる。

司伝

今回は精子を搾り取られる、ビッチ系作品集をご紹介します。

本項目では、『搾精ビッチガールズ』の作者創田ぐみ氏について、また、『搾精ビッチガールズ』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

搾精ビッチガールズ/創田ぐみ

こっちは商業単行本。軌跡だよね～ pic.twitter.com/0DCFEfX185
— MAKI/創田ぐみ＠木曜Ｃ-09b (@shmaxion) October 10, 2020

創田ぐみ氏は「MAKI」名義でも活動するベテランのエロ漫画家の先生である。COMIC 夢幻転生などの雑誌で漫画を掲載している。

元々巨乳ものが多かったが、ここ最近はロリ系の作品も描いている。『搾精ビッチガールズ』においてはメインはロリ系ながら、巨乳ヒロインもそこそこ登場している。

Wビッチ娘による逆レイプオムニバス!!
童貞狩りには夢がある!!
搾精ビッチガールズ [ティーアイネット] | DLsite 成年コミック – R18

『搾精ビッチガールズ』は全5篇で構成されているオムニバス短編集だ。本数が少ないだけに、一話は結構なボリュームとなっている。その内2篇は連作である。

タイトル通り、ビッチなガールが活躍する短編集だ。二人掛かりで男を手籠めにするような展開と、ロリ貧乳と巨乳というヒロインコンビは全話で共通している。

それでは、『搾精ビッチガールズ』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

シナリオは全て現代劇であり、逆レイプをはじめ、女性優位に展開するものばかりだ。

恋愛要素を含んだエロさを求める人には向かず、精神的に優位に立たれることを求める人にこそ向く作品が揃っている。

プレイで特筆すべきは、襲われる、という部分。「おとなはんたーマナ&リコ」なんかは特に露骨で、成す術もなく搾り取られている。

結局自分から腰を振るとはいえ、体位は断トツで騎乗位が多い。フェラチオやパイズリも多く、この辺りはまさに“搾精”と言えるだろう。

後はなぜか複数プレイしかない。ほぼ3Pで、全て女性の数が多め。その辺りは、女から男を襲うには二人必要だというリアリティの追求なのかもしれない。

ヒロインについての明確な年齢描写は少ないが、全てJK以下である。服装で考えると、JSくらいの設定のヒロインもいるかもしれない。

胸は貧乳か巨乳のどちらか。そんな凸凹コンビで男を支配するのが常である。活発な貧乳娘とおっとりした巨乳娘にエッチなことをされるのが、本冊の定番の流れとなっている。

オススメの一話は「おとなはんたーリリカwithサヤ」にしておこう。

金欠で困っていたリリカは、男に強引に手を引かれるサヤを発見する。サヤを助けると同時に、男に売春を持ち掛ける。そのままセックスをすると、サヤも興奮していることを察し、男にサヤも交渉すればできると持ち掛け……。

まさにビッチガールなリリカが良い感じ。手っ取り早く金を稼ごうとし、脅迫込みで男に売春を持ち掛ける辺り、手慣れた手口である。サヤに売春を勧めるときに「あなたの方が今は立場が上なんだよ～」と言う大人を舐めた感じもまた良かった。

オススメのヒロインは「ボドゲカフェあいらんどアナログゲームは出会いに向いてる」の貧乳娘、大井いんくをあげよう。

ボドゲカフェで働くいんくは、そこに来る客、荒井を落としたいと思っていた。先輩の衣緒協力の下、あるボードゲームを嘘のルールで行う。ゲームの指示で、いんくは荒井にキス、手コキをし、衣緒も流れでパイズリをすると、さらに指示は大胆なものとなり……。

「今日こそ落としたい」と言って処女のくせにこんなゲームを仕掛けるいんく。恋は盲目という感じだが、衣緒も巻き込んでしまう小悪魔っぷりがかわいらしかった。

司伝評価

『搾精ビッチガールズ』は以上のような方々にオススメしたい。ロリもビッチも大好物の私だが、それほど刺さらなかったのが本音である。その辺りは絵の相性かもしれない。

あと、全体的に没入感が欲しい。どうしても竿役の視点に立てなかった印象である。

本作については以上である。それでは、またの機会に。