司伝の過去作レビュー
『恋色スメル』は2014年に発売された、もけ太(もけた)氏作の商業アダルトコミックである。
もけ太氏はcomicアンスリウムなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。安定のいちゃラブ作家で、様々な設定で実用性の伴ったいちゃラブ作品を提供してくれる。なお、本冊は先生の処女作となっている。
本項では『恋色スメル』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 発情スメル
- めんトレ
- 飛んで火にいるなんとやら
- 噂の真相
- これからの隣人関係
- かまって系幼馴染
- 彼女のアピールポイント
- プリティGIRL
- 奪いアイGirls ①~③
『恋色スメル』の魅力

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『恋色スメル』は全11篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「奪いアイGirls」は3篇の中編作品となっている。
ヒロインはJK以上で、ほとんどがJK。おっぱいは普乳~巨乳・爆乳まで。個性的な絵柄だが人を選ぶほどではなく、顔の印象としても、表情豊かで愛らしい感じで可愛い。
内容はいちゃラブ系。竿役とヒロインはほとんどが恋愛関係であり、愛のあるエッチが楽しめる。実用的ないちゃラブ作品にありがちだが、ヒロインはちょっと変態っぽく、恋愛関係のセックスでも単調にはなっていない。しっかりと使える作品ばかりである。

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とは言え、いちゃラブ作品だけに、作品の質はヒロインの魅力に比例するため、特別抜きんでた作品があるかと訊かれれば微妙である。お気に入りとしては、今回は中編の「奪いアイGirls」をピックアップ。
氷室は妹の杏里と仲が良く、普段から一緒に登校し、時には腕を組んだりしている。放課後、氷室はクラスメイトの玲に呼び出される。朝には杏里との関係を茶化してきた玲だったが、彼女は本当に氷室と杏里の関係を疑っていた。あくまで普通の兄妹だと言い張る氷室に、玲はキスをして迫る。なだれ込むようにセックスをすると、二人は付き合うことになった。それを知った杏里は、意外なことに、反対はしなかった。しかし、両親が不在のある日の夜、氷室が夜中に目を覚ますと、杏里が上に乗っており……。
友達⇒彼女と妹による竿役の奪い合いのお話である。本冊では唯一の複数プレイ作品であり、ラストにはハーレム3Pも待っている。玲は悪友という感じで、馴れ馴れしくさっぱりしたJK。デレた時の弱弱しい感じとスレンダーで小ぶりなおっぱいがキュートである。妹の杏里は敬語で話す甘えん坊で、なかなかの巨乳おっぱいを持っている。シナリオとしては悪い意味でベタだが、ヒロイン二人はとても可愛い中編だった。

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全体で見ても、ヒロインの可愛さとエロさを愛でたくなる一冊である。
【まとめ】恋色スメル
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
いちゃラブ |
- 可愛いヒロインとのいちゃラブは必要栄養素である
- 表情豊かなヒロインが愛おしい
- 巨乳おっぱいこそ正義
『恋色スメル』は以上のような方々にオススメしたい。お話としては良くも悪くもベタである。あくまでもヒロインを楽しむ一冊という印象なので、絵柄やヒロインのスタイルが好みに合うかで購入を検討するくらいがちょうど良いだろう。
本作については以上である。それでは、またの機会に。
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