司伝の過去作レビュー

『恋人ルール』は2012年に発売された、南北(なむぼく)氏作の商業アダルトコミックだ。
南北氏はCOMIC快楽天などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。エロに特化した作風で、曲線的でセクシーなヒロインを描く。一般誌でコミカライズの連載もしている先生だが、この『恋人ルール』は処女作となっている。
本項では『恋人ルール』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- ホワイトスプラッシュ
- 恋人ルール
- 犬のきもち
- はつこい
- 姉のドア
- 図書館恋愛
- 下町クリニックへようこそ!
- うちには忍者がいる
- ぶっかけマネージャー
- ぶっかけマネージャー純愛淫行編
- 新人ライターの香しき一日
- 笑うカウンセラー
- 真実の自画像
- ツヨクヨワク
- その後の犬のきもち
『恋人ルール』の魅力

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『恋人ルール』は短い描き下ろしを含め、全15篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「ぶっかけマネージャー」は連作、「犬のきもち」には描き下ろしのおまけが収録されている。
ヒロインはJK以上、社会人が多めである。絵柄的にも、セクシーな女性を好んで描いているようで、色気ムンムンの美女ばかりだ。胸も巨乳ばかりで、お腹の肉付きも含め、とことんエロく描かれている。
シナリオはエロ重視で、ページの都合もあってか、サクサクと展開する短編が多い。言い方を変えると、非常に手っ取り早い作品ばかりで、ヒロインも竿役もノリノリな、明快なエロコメディーとなっている。
エロ重視ながら全体的にはソフトで、どちらかというと女性優位な展開が多い。エッチな大人の女性に誘惑されたり、襲われたりする流れを好む人ほど向いている作品集と言えそうだ。

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お気に入りには「ぶっかけマネージャー」をあげよう。爽快なエロコメディーである。
野球部のマネージャーであるヒロインは、練習後、部員たちにある頼みごとをされる。それは、部員たちの性処理である。部員たちはみんなマネージャーに向けて射精し、欲望を発散する。しかし、実はマネージャーは処女である。スポーツマンである野球部員たちは、絶対に直接的には手を出さないと誓っていたのだ。マネージャーはそれを最初は喜んだものの、いつしか悶々とするようになり……。
被虐的な展開かと思いきや、まさかの処女。そして、マネージャーのほうが部員たちに手を出されたがっている。わかりやすく爽やかなコメディーで、読んでて楽しい。それでいて、包容力のあるマネージャーの可愛さに興奮することもできる。エロく楽しい1篇だった。

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全体的にも非常に軽快な印象。サクサク楽しめる作品集だった。
【まとめ】恋人ルール
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
色気 |
- セクシーな巨乳ヒロインが好み
- 手っ取り早く抜きたい
- 女性優位なエッチが好き
『恋人ルール』は以上のような方々にオススメしたい。短いながらも導入からエッチまでのまとまりがよく、実用的かつお得感のある作品集である。エロ漫画初心者にもオススメしやすいので、気軽に手を出していただきたい。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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