司伝の過去作レビュー

『少女レシピ』は2013年に発売された、EB110SS(いーびーひゃくじゅうえすえす)氏作の商業アダルトコミックだ。
EB110SS氏はベテランロリ漫画家であり、20年以上ロリ系を描き続けている先生だ。絵柄は大変個性的であり、好みは大きく分かれそう。作風としてはコミカルな話からいかにもヤバげな話まで描きこなす、ロリ漫画界の古豪なのだ。
本項では『少女レシピ』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 1/4の純情な感情 それはふくらみが決めること
- 僕はあの子のオモチャ
- 僕はあの子のオモチャ2
- 妹チョコはビター味
- ゆずコレ
- エロい体にゃ理由がある
- 先生はアシスタント
- それでも先生はアシスタント
- こっそり妹ボイス
- よってらっしゃい してらっしゃい
- まいちゃんがいます
『少女レシピ』の魅力

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『少女レシピ』は全11篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「僕はあの子のオモチャ」と「先生はアシスタント」はそれぞれ2篇ずつの連作となっている。
ヒロインはJSかJC、なのだが……本作は妙に胸の大きなキャラが多く、見た目のロリ感としては物足りない。もちろん貧乳がメインなのだが、普乳~巨乳まで幅広く揃っており、ロリ系の作品集としては大きすぎる品ぞろえ。“ロリ巨乳”という風にも見えず、誰得な仕上がりである。
内容としては、ちょっとおバカでエッチなロリっ娘と欲望まみれのロリコンとの和姦がメイン。枕営業から売春村までそのバリエーションは豊かであり、設定的な楽しさは保証できる。

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お気に入りの1篇は悩ましい。「エロい体にゃ理由がある」は展開的には好きなのだが、ヒロインの肉体がネック。ここでは「よってらっしゃい してらっしゃい」をあげよう。売春村(町)のお話である。
少女たちが堂々と大人の相手をしている町がある。そこに訪れた竿役は、表向きはマッサージ店である店に入る。そこに小さい子がいることに驚いた竿役は、当然とばかりに少女を指名する。指名したのは由里子という少女で、あまり乗り気ではない様子。マッサージが始まると、竿役はすぐに勃起してしまう。由里子はそのペニスの大きさに驚き、だんだん乗り気になっていくと……。
売春村という設定は憧れ。今も日本のどこかにそういうことが緩い地域があると信じているが、まあ期待薄だろう。それはさておき、本作はヒロインである由里子がさも当たり前のように行為を始める感じが良い。照れも何もなく、仕方なくお客を取り、だんだんと乗り気になる由里子が魅力的だった。

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全体的に、EB110SS氏作品の中では色々と薄め。もうちょっと濃い作品を望みたいところである。
【まとめ】少女レシピ
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
設定 |
- 色々な設定のロリ作品を読みたい
- 愛のないセックスが好き
『少女レシピ』は以上のような方々にオススメしたい。それぞれ楽しめる短編にはなっているのだが、ヤバさも(ロリコン的)エロさも物足りない印象。せめてちっぱいロリっ娘には統一してもらいたいところである。
ロリ作家のロリ以外の作品については、どうにも良いイメージがない。巨乳なんか駆逐してもらいたいのが本音である。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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