司伝の過去作レビュー

『少女とギャングと青い夜』は2013年に発売された、ドバト氏作の商業アダルトコミックだ。
ドバト氏はCOMIC阿吽などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。絵柄は個性的で人を選ぶかもしれない。作風はロリ系だが、その一言では収まらず、ストーリー性にも定評がある。本作は長編作品であり、よりそのストーリーが注目される。
本項では『少女とギャングと青い夜』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
『少女とギャングと青い夜』の魅力

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『少女とギャングと青い夜』は7話+エピローグの長編作品である。まずは簡単にあらすじを掲載しておこう。
裕福な家庭、帰宅した少女を待ち受けていたのは強盗だった。父親は拘束されている。強盗は少女に二千万円を用意するように言うが、少女は呆れたように、民家にあるわけないと一蹴する。バカな強盗は、それに動じない少女と口論になると、「親父のチンポでも咥えてろ」と怒鳴る。すると、少女は本当に父親のペニスを咥えると、さらに強盗の目の前でセックスまで始めてしまった。

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実は、少女は父親から性的虐待を受けていた。そのことに引く強盗だったが、少女から「父親を裏切るためにセックスしてほしい」と提案され、そのまましてしまう。その後、強盗は少女に二千万円が必要な理由を語り、少女はそれを祖父から取ろうと提案する。そうして、少女キリコと、強盗犯レオンの逃避行が始まる……。
衝撃的な掴みから、まずキリコの魅力が強調されている。可哀そうな身の上ながら、明るく飄々とし、それでいて女の子らしさも見せる。そのキャラクターの面白さに、一気に虜になってしまうのだ。レオンはバカだが悪人になりきれない。その二人の逃避行が面白くないはずがないのである。
その後、二人は四千万円を手にするも、闇金の親玉に報復レイプされ、闇金、そして警察からも逃げていく。逃亡しつつもセックスし、包囲されながらもセックスし、二人はお互いに特別な感情を抱いていく。その二人の関係性が、温かくも切ないのだ。

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最終話の最後のページが何とも美しい。その後のエピローグもすっきりしていて、とても読後感の良い作品だった。
【まとめ】少女とギャングと青い夜
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
読後感 |
- 映画のようなストーリーのエロ漫画が読みたい
- JCくらいのロリ少女が好き
- キャラクターが好きになれる長編作品が読みたい
『少女とギャングと青い夜』は以上のような方々にオススメしたい。ヒロインのキャラクター性がとにかく絶品であり、だからこそ見ごたえのあるストーリーになったのだろう。
他のロリ作品とも一線を画している。だからオススメでもあるし、好みを選ぶとも思う。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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