司伝の過去作レビュー

『妹のアレは気持ちいい』は2009年に発売された、猫玄(ねこげん)氏作の商業アダルトコミックだ。
猫玄氏はLQなどに漫画を掲載している、すでに単行本を40冊以上も発表しているベテランのエロ漫画家の先生である。巨乳作品もロリ作品もよく手掛け、作品の傾向は幅広い。『妹のアレは気持ちいい』はそのタイトル通り、妹をテーマにした近親相姦作品が多く収録されている。
本項では『妹のアレは気持ちいい』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 妹と海へ行ったこと
- 妹スイミング
- 妹ランニング
- 妹ドリ~ミン
- できる妹
- 巨乳の家系(おんなたち)
- 従姉妹が水着に着替えたら
- ふたごのだから
- 帰り路
- 1,000km
- ちょこれーと☆ぱにっく
- おまけ漫画 妹ハプニング
『妹のアレは気持ちいい』の魅力

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『妹のアレは気持ちいい』は短いおまけ漫画も含め、全12篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「妹スイミング」から「妹ドリ~ミン」+おまけ漫画はシリーズ作品となっている。
ヒロインはJKくらいで、全て妹or妹的な存在であり、そのほとんどと血のつながりがある。妹とはいえ体は成長しており、全体を通しては巨乳作品と言っても過言ではない。妹=ロリと思っている人には残念だが、その辺りは表紙でも伝わっていることだろう。
シナリオは全てライトな現代劇で、近親相姦であってもシリアスな展開などほとんどない。兄妹ということを気にする素振りはあるのだが、最終的にはいちゃラブな流れで落ち着く。その軽さが近親相姦好きな人には物足りない部分はあるかもしれないが、仲の悪くない妹、という距離感は楽しめるはずだ。

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お気に入りをあげるなら「妹~」シリーズだろうか。ライトなエロコメである。
妹の真衣はとんでもないカナヅチである。泳げないことに悩む真衣にとって、大きなおっぱいが邪魔でしかない。それをバカにしてきた兄に「ちっちゃくして」と泣きついたが、兄はこれをチャンスとばかりに巨乳おっぱいを揉みしだき……。
胸の大きさに悩む妹に兄が手を掛ける展開はお約束だが、風呂で遭遇した段階で全く照れがないという、兄妹っぽい距離感が良い。妹に性的な目を向けていないものの、その巨乳を狙うのは、なんとなくあり得そうなシチュエーションである。最終的には我慢できずにやっちゃうのだが、次話で妹が「えっちしたくせに…」というセリフを吐くのが個人的ツボ。猫玄氏の作品は中編以上でこそ光るように思う。

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猫玄作品らしいライトな読み口だった。妹好きなら読んでみても良いかもしれない。
【まとめ】妹のアレは気持ちいい
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
妹 |
- 妹or妹的な存在とエッチする展開が好き
- 巨乳妹に泣きつかれたい
- ライトなエロコメを読むと癒される
『妹のアレは気持ちいい』は以上のような方々にオススメしたい。私は今でもたまに「パニックまっしゅROOM!」を読むほど猫玄氏のファンだから大丈夫だが、新規の人にとっては、絵柄はかなり古く感じられることだろう。それでも、良い意味で軽い読み口なので、ぜひ試してみてもらいたい。
中編以上でこそ猫玄作品のキャラクターが活きると思うので、どちらかと言うと長編の作品を読んでもらいたいのが本音だ。その辺りもチェックしていただきたい。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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