妹だけどお兄ちゃん、Hしよ! Hしよ! Hしようよ!(堀博昭)

い行

司伝の過去作レビュー

『妹だけどお兄ちゃん、Hしよ! Hしよ! Hしようよ!』は2017年に発売された、堀博昭氏作の商業アダルトコミックだ。

堀博昭氏は一般誌での連載経験も持つベテランの先生である。ベテランだが、それほど絵に古さは感じられず、アップデートされている印象を受ける。『妹だけどお兄ちゃん、Hしよ! Hしよ! Hしようよ!』は、そのイかれたタイトル通り、ハイテンションなコメディーとエロが融合したような内容である。

本項では『妹だけどお兄ちゃん、Hしよ! Hしよ! Hしようよ!』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • 妹性衝動 全2話
  • 愛の言葉
  • いもうとぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこでいず 全3話
  • いもうと GO FIGHT
  • I・M・A 全3話
  • メスオチZ改

『妹だけどお兄ちゃん、Hしよ! Hしよ! Hしようよ!』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ108412.html

『妹だけどお兄ちゃん、Hしよ! Hしよ! Hしようよ!』は全11篇で構成されているオムニバス短編集だ。三つの中編が含まれており、「I・M・A」については、それ以前に掲載されている4作品のキャラクターが集合する、オールスター感謝祭のような作品となっている。

ヒロインはJC~JK。タイトル通り、最後の1篇以外は全てがヒロインである。なお、血のつながりは明記されていたりいなかったりだが、その独特なノリもあってか、背徳感は感じられない

妹ものでJCのヒロインも居るが、ロリ感はあまりない。あとがきにもあるが、ロリはそれほど合わないのだろう。本編を見ていても、それが伝わってくるのは仕方ないところか。

シナリオとしては、とにかく達が変態であり、エッチにも積極的である。「妹性衝動」では、冒頭から「直ちに妹とせっくすしろ!!」と妹本人から強制される。全作品において、ノリノリな妹達背徳感の無いセックスを強いられる展開である。その辺りは好みが分かれそうだ。

「I・M・A」は、先述したように、「妹性衝動」「愛の言葉」「いもうとぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこでいず」「いもうと GO FIGHT」の4作品のキャラクターが集合する作品である。それぞれの見せ場がありつつ、最終話ではそれぞれの兄妹が宴会場でエッチするというその様子は、さながらAVの感謝祭のようである。これはなかなか面白い試みだった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ108412.html

お気に入りは「いもうとぱこぱこぱこぱこぱこぱこぱこでいず」だ。JC妹七海、腹違いの妹フォリアのダブルヒロインがエロ可愛い3篇である。

妹、七海は完璧な妹である。その本性は性欲の塊であり、兄である竿役が性欲処理をしている。親が不在になると、逆レイプする勢いで兄に襲い掛かり、ずっとセックスをしていた。そんな日々が続いていた中で、腹違いの妹であるフォリアを引き取ることになる。兄に懐くフォリアに嫉妬した七海は、フォリアもエッチに巻き込み……。

1話は親が不在の中で一週間七海に搾り取られる日常、2話はフォリア登場から見せつけ3P、3話はフォリアの処女喪失3P。どれも妹に振り回されながらもエッチをしまくれる快作である。七海はとにかくエロく、フォリアもすぐに目覚め、セックスに夢中になる。生中出し、処女喪失、アナル開発、3Pと要素満載な中編なのだ。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ108412.html

独特なノリこそあれ、しっかりエロさと可愛さもあり、全体的にも満足感のある作品集だった。

【まとめ】妹だけどお兄ちゃん、Hしよ! Hしよ! Hしようよ!

司伝評価

絵柄3.5
物語3.5
キャラクター4.0
抜き4.0
変態妹5.0
  • 妹に襲われたい
  • 変態な妹が好き
  • エロコメディーが読みたい

『妹だけどお兄ちゃん、Hしよ! Hしよ! Hしようよ!』は以上のような方々にオススメしたい。そのタイトル通り、妹が変態であり、ノリの良い作品集だった。

姉(居ない)に逆レイプされるのを夢見る私だが、妹(居ない)に襲われるのもまた背徳感マシマシで良いものである。妹になら脅迫されても良いとすら思うのだった。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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