司伝の過去作レビュー
『好きで好きで、すきで』は2011年に発売された、岡田コウ氏作の商業アダルトコミックである。
岡田コウ氏はCOMIC阿吽などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。ロリ系の作家で、特に背徳感強めの近親相姦を得意としている。なお、本冊の一部の作品はアニメ化もされている。
本項では『好きで好きで、すきで』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 一枚上手 前後編
- 浮空
- いつまで…
- ちゅーして
- ふたごころ 前中後編
『好きで好きで、すきで』の魅力

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『好きで好きで、すきで』は短い作品も合わせて、全8篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「一枚上手」は前後編、「ふたごころ」は前中後編の連作となっている。また、「いつまで…」は「浮空」の短い後日談である。
ヒロインは全てJC。可愛らしいロリ作画、かつ繊細な乙女心を表現することに長けた先生だけに、この年代はベストな選択だと言えるだろう。線の細い骨格、程よくついた肉、そしてちっぱい貧乳。心と体が適度に成長した、絶妙な年の少女がヒロインである。
シナリオは全て「兄妹」の物語となっている。そのためほとんどがいちゃラブ近親相姦だが、「ふたごころ」のみ、その関係が原因で脅迫される寝取られ作品である。どちらの場合も、丁寧な描写によって没入感が高く、その分背徳的に感じられる。それが岡田コウ作品のセールスポイントと言えるが、本冊でも十分発揮されているのだ。

寝取られ作品である「ふたごころ」はとても実用的だが、かわいそうになってしまう人にはオススメしづらい。岡田コウ作品の素朴な感じのヒロインだと罪悪感もマシマシなのだ。「浮空」「いつまで…」は純ないちゃラブ近親相姦で、「ちゅーして」はそれをもっとエロ漫画らしく軽くした感じ。その中で、お気に入りには「一枚上手」をピックアップ。こちらも兄妹の近親相姦のお話である。
竿役は妹の夏美が部屋に居座るせいで、ろくにオナニーが出来ていなかった。借りたAVを見れないことにいら立っていると、友人から薬を盛る策を提案される。倫理に反するからと葛藤はあったものの、全て妹が悪いからと、竿役はそれを実行することにした。妹はいつも通りベッドを占領しており、その無防備な姿が竿役をさらにいら立たせる。しばらくすると、本当に夏美は静かになる。チャンスとばかりにAVを見始める竿役だったが、ベッドで寝ている夏美のことが気になってしまい、「ホントに寝てんの?」と問いかける。確かめようとベッドに上った竿役は、夏美の無防備な寝顔に、つい魔が差してしまい……。
このまま夏美でオナニーをするわけだが、結果的には最後までヤってしまう。睡眠姦かと思いきや……実は夏美は寝ていなかった。しかし、夏美は抵抗せずにそれを受け入れ、後編ではもう一度寝たふりをして兄を誘うのだが……。タイトル通り、どちらが「一枚上手」なのかが鍵となる小さな物語。兄妹らしい関係性をキープしつつも、お互いを求めあってしまう兄妹がエロすぎた。非常に上手いエロ漫画という前後編だった。

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ハズレ無し。岡田コウ氏らしい作品が楽しめる、良い一冊だった。
【まとめ】好きで好きで、すきで
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
近親相姦 |
- 兄妹の近親相姦が大好物
- JCくらいがちょうどいい
『好きで好きで、すきで』は以上のような方々にオススメしたい。アニメ化しているだけあって、文句無しの内容。相性こそあると思うが、JC妹との近親相姦が堪能できる作品集であった。
姉や妹がいる人は、セックスはともかくとして、寝ている間におっぱいくらいは触れるのだろう。心底羨ましい。
本作については以上である。それでは、またの機会に。
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