変恋ホリック(じょい)女装ショタはごちそう

司伝の過去作レビュー

『変恋ホリック』は2015年に発売された、じょい氏作の商業アダルトコミックである。

じょい氏はcomicアンスリウムなどに漫画を掲載するエロ漫画家の先生だ。作画は萌え系。いちゃラブ作品が基本だが、時には貞操観念の狂った乱交作品も手掛ける。なお、近年の活動は不明である。

本項では『変恋ホリック』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

『変恋ホリック』の魅力

『変恋ホリック』は全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「クローバー・コンセプション」は連作となっている。

ヒロインは、JCかもしれない子もいつつ、基本的にはJK。おっぱいは普乳～巨乳まで。ビジュアル的には萌え系で、一見してかわいい印象。ただ、正直2014年以前くらいの作画は少し不安定であり、ところどころ違和感がある。

シナリオはスタンダードないちゃラブがメインながらも、時折変化球もある印象。具体的には中編の「クローバー・コンセプション」。貞操観念の狂った世界であり、本冊の中でも圧倒的に浮いている。

お気に入りは悪い意味で選びづらいところ。先述した「クローバー・コンセプション」は乱交作画が不安。日焼けっ子妹とその友達との3Pが繰り広げられる「白くーる♥黒きゅーと」は状況的には好きなほう。ここでは「Are you れでぃ?」をピックアップ。

清武真綾はナンパされている少女を気に掛ける。よく見ると、その子は砥音という少年であり、知り合いだった。可愛い物好きの真綾は、前から砥音のことが気になっていたため、砥音の女装癖をクラスの人にばらすことをちらつかせ、砥音を女子トイレへと誘う。真綾は砥音を脅しながら、砥音にスカートをまくり上げさせ……。

女装ショタは好物である。女装をネタに脅迫するショタ好きギャルも大好物である。多分同級生の設定だと思うのだが、まったくそうは見えず、完全におねショタに見える。ひたすら責めるJKと犯されるショタがシンプルながら良い1篇だった。

悪い作品ではないのだが、ちょっと長所を見出しにくい一冊というのが個人的な感想である。

司伝評価

『変恋ホリック』は以上のような方々にオススメしたい。どうせなら徹底的に何かの性癖に寄せるなどしてくれたらもっと好きになれたかもしれない。女装おねショタ集なんかでもこちらとしては大歓迎である。

本作については以上である。それでは、またの機会に。