司伝の過去作レビュー

『卒業しました。』は2017年に発売された夏木きよひと氏の単行本である。COMIC LOに掲載された作品が集められているため、内容はほぼロリ物となっている。
2021年8月現在、夏木きよひと氏は『卒業しました。』しか発表していないが、同人などでは活動を続けているようだ。絵柄は個性的で好みを選びそうだし、画力も高いとは言い難い。ただフェチ物としては及第点であるし、すべすべな肌の質感など、こだわるところはしっかりこだわっている。そのため、ロリコンもそうじゃない人も楽しめる内容となっているのだ。
『卒業しました。』の魅力

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『卒業しました。』は8編からなるオムニバス短編集だ。ヒロインはJSからJCで固められており、貧乳のいかにもなロリというよりは、発育途上で膨らみかけのおっぱいが輝くロリ少女がメインになっている。

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ご本人も「恥じらい」と「未経験感」を重視していると書いているように、初心な関係を描いているもののほうが向いているように思う。
冒頭にある「昔の傷これからの傷」はその典型である。幼なじみのJC、智絵里との初体験を描く本作は、導入の雰囲気で智絵里に恋することができる。この雰囲気は本冊のストロングポイントと言えそうだ。

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しかし、『卒業しました。』全体での趣向はバラバラであり、その良さはあまり堪能できない。ロリ3Pや円光は楽しめるのは楽しめるのだが、あまり合っていないように見えた。
また、「おおきいのが好きだから」「おとなパンツに価値はない!」辺りは初期のものなのか、作画が不安である。
純情そうな女の子の絵柄は好きなので、今後はそういったものを中心に読みたいものだ。
【まとめ】卒業しました。
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
初心さ |
- JCとの制服セックスが読みたい
- 幼なじみとの初心なセックスにときめきたい
- 発育おっぱいが好き
『卒業しました。』は以上のような方々にオススメしたい。正直、最初以外は物足りない話が多いのだが、ヒロイン達の雰囲気は好きなので、今後に期待したい。
あと、発育おっぱい自体は好きなのだが、全体的にJCにしては大きすぎる。まあこれは好みが分かれることかもしれない。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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