司伝の過去作レビュー

『催眠暗示で「必ず淫靡なる」』は2016年に発売された、秋月伊槻氏作の商業アダルトコミックである。
秋月伊槻氏はCOMIC X-EROSやCOMIC真激で漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。目がパッチリとして少しムチっとした巨乳ヒロインを描く先生であり、ここ最近は催眠ものをよく描いている。本冊はそんな催眠ものを中心とした作品集となっている。
本項では『催眠暗示で「必ず淫靡なる」』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 潜在意識の悪魔 前後編
- 秘密のおねだり「後催眠」
- わがまま? いいなり!? 催眠デート
- お菓子く犯して?
- 愛の納まる場所
- 訳あり悪魔召喚
- 気のない返事には意味がある
『催眠暗示で「必ず淫靡なる」』の魅力

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『催眠暗示で「必ず淫靡なる」』は全8篇で構成されているオムニバス短編集であり、内2篇が前後編となっている。
8篇中4篇が催眠。本冊のタイトル通り、そのセールスポイントは催眠である。いわゆる不思議な力を手に入れた系の催眠ではなく、導入からしっかり掛けるリアルな催眠であることが非常に好感が持てる。
催眠については、最終的には完堕ちに近い状態になるものの、道中で適度に素の状態が見られるのがまた良い。「嫌だけど体が感じちゃう!」→「ちんぽ大好き!」の流れの間に、ちょくちょく本当に嫌がっている姿が見られるのである。これは催眠ものとして正しい姿のように感じた。
お気に入りは前後編の「潜在意識の悪魔」だ。オタクを罵倒するヤンキーギャルに、催眠術を証明する話である。

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エロ漫画のことで責められる竿役のメガネデブ。ギャル3人組がそれを責めるものの、竿役は「催眠術はある」と言い張る。ギャルの一人が「やってみせて」と言うと、二人きりになり、催眠術が始まる。しっかり掛かったギャルは、腕を動かなくされたり、服をはだけさせられたりするも、それでも催眠術はあり得ないと言い、帰ろうとする。すると、竿役はまだ解けてない催眠を利用し、感じやすくしたあげく、自分へ好意を向けさせ……。
催眠は一度掛かると掛かりやすくなる。その傾向もよく理解されているらしく、この話の催眠は特に凝っていた。何度も掛けられ、徐々に過激になっていく様はなかなか興奮する。
好きなシーンは、手に射精した後に一度催眠を解くところである。もちろん嫌がるのだが、その状態のまま飲むように催眠を掛けると、嫌々それを飲み干すのである。そのシーン前後のギャルの可愛さはたまらなかった。そして、その後は完堕ちセックスも堪能できる。

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催眠以外の短編も十分に楽しめるものだった。でも、次の単行本はぜひ催眠オンリーで読みたいのが本音である。
【まとめ】催眠暗示で「必ず淫靡なる」
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
催眠 |
- 催眠作品が好き
- 巨乳ヒロインが好き
- 完堕ちセックスに興奮する
『催眠暗示で「必ず淫靡なる」』は以上のような方々にオススメしたい。催眠と聞くと、単に頭がおかしくなった美少女たちが竿役にいいようにされる印象だが、本冊にはそれだけではない魅力があった。
催眠オナニーを嗜む私としては、ガッツリ掛けられる女性側も羨ましかったりする。ここまで気持ちよく掛かりたいものである。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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