偏愛微熱/櫻井マキ レビュー-しっぽり大人セックス

私、司伝もいい大人なので、JKとセックスをすることに現実味なんてない。仮にそういうことを妄想するとしても、その場合は自らも若返らせ、わずかなリアリティを確保するのである。

現実的なセックスを妄想するなら、同僚くらいしかないだろう。他はあってもナンパや合コンくらいか。そう思えば、寂しい人生である。

年を取るごとに、出会いが減っていく。出会いが減ると、セックスをする相手のバリエーションも減ってくる。それは多くの若人に伝えておきたい、大事な事実である。

司伝

今回は大人の恋愛関係が際立つ作品集をご紹介します。

本項目では、『偏愛微熱』の作者櫻井マキ氏について、また、『偏愛微熱』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

偏愛微熱/櫻井マキとは

漫画家・櫻井マキ（さくらいまき）

単行本『偏愛微熱』　本日(8月31日)発売です💖
下記リンク先にて試し読み頂けます、是非ご覧ください。宜しくお願い致します。
コミックバベルさん→https://t.co/9aGcS0IYC7…
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— 櫻井マキ (@sa9rai_mk) August 30, 2020

櫻井マキ氏はCOMIC BAVELに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。過去には「辛口しゅーくりーむ」という名義で活動していた。

改名してからは絵柄も変わった印象で、大人っぽい雰囲気になっている。等身高めで巨乳の色気ムンムンなヒロインを描き、作風はいちゃラブ系だが、いかにも大人の恋愛という感じで、しっとりとした空気感が楽しめる

作品・偏愛微熱

「この火照りは、キミのせいだよ…♪」少しほろ苦く蕩ける大人な女の恋愛を描いて人気上昇中、新鋭・櫻井マキの処女コミックスが登場です! 学生時代の恋人、会社の同僚、生徒会長、etc…、ただ好きって言われたい彼女達は恋人とのエッチが大好き! 儚く、くすぶり続ける、夢見心地で幸せな時間を堪能してください♪

偏愛微熱【電子限定版】 [文苑堂] | DLsite 成年コミック – R18

『偏愛微熱』は全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「同窓の恋人」は後日談を含めた連作となっている。

収録作品は全て1対1の和姦。内容は恋愛、あるいは性癖に向き合うような、大人のエロスが充実したものとなっている。可愛らしさよりもとことん色気。セクシーな美女の痴態が楽しめる作品集である。

【詳細】偏愛微熱

それでは、『偏愛微熱』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

• 一期一会を君と
• あなたにまた逢えたなら
• 純情トライアングル
• 彼女がアイドルをやめたワケ
• 生徒会長妄想Trip!
• 午前2時のアバンチュール
• 同窓の恋人
• 同窓の恋人~After~
• お嬢様とイケナイご褒美
• 癒しの失恋リフレ

シナリオ

シナリオは現代劇で、恋愛要素が強め。AVのようなエロ全開の作品もあるが、本冊の魅力は恋愛の部分だろう。

ちょっと切ない、あるいは性に直結するような恋愛模様が心にも下半身にも心地よく描かれている。

プレイ内容

プレイは1対1のいちゃラブエッチが基本で、流されるものも含めて全て和姦である。

体位は正常位、騎乗位、後背位など満遍なく。フェラチオやパイズリも随所に見られる。

嗜好は特になく、しいて言うなら巨乳くらい。おっぱい星人向けである。

ヒロイン

ヒロインはJK以上で、JKも社会人もどちらも大人っぽい雰囲気を持っている。それを作るのは当然、その大きなおっぱい。ヒロイン達は漏れなく爆乳レベルの巨乳を持っているのだ。

内面についても、可愛いというよりセクシーな感じ。とはいえ、そのエロさの中に見える可愛さこそが魅力とも言えそうだ。

オススメの一話

オススメの一話は「一期一会を君と」。温泉旅館の一幕である。

竿役、西山は部下に予約してもらった温泉旅館へとやってきた。バス停で出会った浅野と共に旅館へ行くと、予約が取れていないと言われる。困った西山に、浅野は「一緒に泊まりませんか？」と声を掛ける。初めは断る西山だったが、浅野が“一期一会”を強調しながら身を寄せて誘うと、西山はそれを受け入れ……。

温泉旅館で見知らぬ（？）女性と一泊。何とも夢のような展開だが、そこには彼女の策略があった。まあ、なんにしても天国である。温泉旅館という舞台で巨乳美女に言い寄られる展開に興奮しないわけがない。ヒロインの色気がたまらない1篇だった。

オススメのヒロイン

オススメのヒロインは「同窓の恋人」の望月だ。本作は昔の恋人との一夜が描かれる、いかにも“大人の恋愛“というお話である。

営業として働く竿役、向井は、偶然学生時代の恋人である望月を目撃する。子連れであることにショックを受けた向井だったが、もう二度と会うこともないだろうと言い聞かせる。しかし、同窓会で彼女とすぐに再会する。同窓会の帰り道、二次会に行かずに帰ろうとした向井だが、望月に声を掛けられる。昔好きだったことを思い出し、何気なく彼女を家に誘う。家に着くと、二人は玄関でキスをし……。

現在の彼女を見て当時の好意を思い出す感覚が読者にも伝わってくる。可愛らしさと美しさが同居した望月のルックスが、この先の展開への高揚感へ導く。純な大人の恋愛物語であり、しっとりと心地の良い1篇だった。

まとめ～偏愛微熱～

司伝評価

• 大人の恋愛セックスが好き
• セクシーな巨乳美女が好み

『偏愛微熱』は以上のような方々にオススメしたい。エロ漫画において色気を表現するために使われるのが唇の描写。それにより、可愛らしさとセクシーさがかみ合った、魅力的なヒロインに仕上がっている。

同窓会で昔の恋人と良い感じになったら燃えるものだろうか。体験したいが、学生時代の恋人という存在が私にはいない。どうしようもない。。。

本作については以上である。それでは、またの機会に。