司伝の過去作レビュー

『モバコイ』は2013年に発売された、昭嶋しゅん(あきしましゅん)氏作の商業アダルトコミックだ。
昭嶋しゅん氏はCOMIC阿吽などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。非常に独特な絵柄であり、その好みは大きく分かれるだろう。作風としては、円光や売春、風俗+JCという設定を好み、本冊でもその傾向が見られる。
本項では『モバコイ』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- モバ♡コイ 第1話~第5話+プラス
- evil sefration
- 今日の朝メニューは…?
- Vamp!
- Sisters a Sort
『モバコイ』の魅力

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『モバコイ』は全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内、表題作である「モバ♡コイ」は全5話の中編であり、「モバ♡コイ プラス」は同作と過去の単行本「サポ待ち少女」がコラボした短いおまけ作品となっている。
ヒロインは明確に記載されていないものもあるが、JCかJK。作者の傾向からしてほとんどJCだろう。また、短編においては人外(悪魔、吸血鬼)がいるが、特に気にするほどでもない。おっぱいは貧乳~巨乳まで幅広く、JC作品でも一概にロリとは言い難い。ビジュアルについては、そこは昭嶋しゅん氏の独特な絵柄であるため、100人中100人が美少女だとは思うものではない。でも、その愛嬌のある絵柄とお茶目な性格は愛らしく、慣れるととても可愛い。
内容はいつも通りの円光がメイン。中編の“モバイルゲームのために円光“という設定は作者がかなり擦ることになる設定だが、この性に対する軽さは個人的には好きである。その他短編は割と普通のいちゃラブが多く、少し物足りない印象だ。

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ということで、もちろんお気に入りには中編の「モバ♡コイ」をあげよう。モバイルゲームのために体を売る少女たちの群像劇のような構成になっている。
モバイルゲームに熱くなる少女たち。ランカー(叶内初芽)に敵わないことがきっかけに、米原澄礼と藤巻帆菜は山中和恋と共に手軽な教師に円光を持ち掛ける。一方、暁美もランカーに悩まされ、ゲームで知り合った男にヒントを訊きつつ体を重ねる。こうしてプレイヤーを悩ませていた初芽は、父親が開発者であることで無敵状態だったのだが、その父親がリストラされてしまい、課金額を維持するために自らも体を売り始めることに……。
軽快で爽快な昭嶋しゅん作品恒例の円光だが、本作においては輪姦描写がある点は注意が必要である。課金することで強くなるゲームにハマると、案外こんなノリで体を売るんじゃないかと思えてくるので、この設定は好きだ。お気に入りは三人娘で、特にエッチにノリノリなロリっ娘、澄礼が好み。ゲームのために体を売るほどなのだから、このくらい頭も幼い感じの方がリアリティがあって良いのだ。

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正直、本冊においては中編以外は見どころが無いかなと思ってしまう。それほど、私の中で先生の作品は“JC+円光”が染みついているのである。
【まとめ】モバコイ
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
円光 |
- JC円光が大好き
- ノリの軽い円光ものが好み
- 貧乳も巨乳も楽しみたい
『モバコイ』は以上のような方々にオススメしたい。円光設定が本冊においては物足りない印象。それでも、中編については”いつもの”が楽しめるようになっている。
ホスト通いのために風俗堕ちする女性もいるので、ゲームのために体を売るのも全然あり得る話だ。本当に、いつからこんなにゲームに金がかかるようになったのだろうか。。。
本作においては以上である。それでは、またの機会に。

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