司伝の過去作レビュー

『フシダラ』は2015年に発売された、起死快晴氏作の商業アダルトコミックだ。本冊が2021年現在、同氏の唯一の単行本となっている。
起死快晴氏はCOMIC快楽天などに漫画を掲載していたエロ漫画家の先生である。Twitterが更新されておらず、現在の活動はわからない。画力は十分で、艶やかで積極的なヒロインが特徴的。強引なヒロインに押し倒されるような展開が多い。
本項では『フシダラ』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- COLOR’S
- ハーミット
- 追
- オトナノカイダン
- オモチャのキモチ
- 奴隷フリークス
- 押しかけHONEY
- 反抗姫
- ぼくの!イトコ
- きんいろかぞく
- ケンエン!
- はっするマッスル
- めいどすくらんぶる
『フシダラ』の魅力

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『フシダラ』は短いカラーページも含め、全12篇のオムニバス短編集である。
ヒロインの年ごろがわかるような描写は少ないが、大方JK以上だろう。胸は普乳から巨乳まで広い。積極的なヒロインが多く、襲われエッチが好きなM向きの短編ばかりである。
女性優位な和姦がメインで、強引なフェラチオから入るセックスが多い。女性側から仕掛ける⇒男のほうも我慢できない! みたいな展開が基本なので、そういうシチュエーションが好きな人にこそオススメできる。
お気に入りは「追」である。本冊の中でも、特に絵が上手く感じる1篇である。

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竿役の光彦は、五年ぶりに田舎に帰ってきた。宴会の中、一人佇んでいた光彦に声を掛けたのは、姪っ子のかんなだった。大人っぽくなったかんなにドキリとする光彦。かんなは、以前から光彦に好意を持っていたため、大人になった姿を見せようとし……。
姪っ子や従妹の成長に、自分が年を取ったことを実感するのはあるあるである。すっかり大人になったかんなにドキッとする気持ちもよく伝わってくる。それでいて、子どものような距離感で接してきた挙句、誘惑までされてしまっては堕ちるのも当然である。姪っ子とのいちゃラブセックスを楽しめるし、少し切なくなる台詞を残すラストの読後感も良かった。

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エッチの描写については結構激しい印象で、その辺りは好みが分かれそうな気がする。強気な女の子達とのセックスを、ぜひ堪能していただきたい。
【まとめ】フシダラ
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
M向き |
- 女の子に襲われたい
- 強引にフェラチオされたい
- ねっとり激しいセックスが好き
『フシダラ』は以上のような方々にオススメしたい。絵柄にも内容にも文句はなく、襲われるのも好きなのだが、どうにも自分とは相性が良くなかった。決して悪くない単行本である。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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