司伝の過去作レビュー

『ヒミツノ』は2012年に発売された、鶴田文学(つるたぶんがく)氏作の商業アダルトコミックである。
鶴田文学氏はコミックシグマやCOMIC 高などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。個性的で繊細な絵柄で、JKくらいの思春期の少女を描くことが多い。精神的なエロスを表現するストーリー構成が巧みで、心に来るエロい作品を創り上げる先生だ。
本項では『ヒミツノ』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- ヒッコシ!
- ミガワリ
- コウソク
- ハジメテ
- ツイオク
- オハナシ
- スエゼン!
- ヒミツノ
- マケナイ
- イビツナ…
『ヒミツノ』の魅力

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『ヒミツノ』は全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。
ヒロインは、明確に表記されていないものもあるが、大方JKくらいで、低くてもJCまでだろう。おっぱいは微乳~巨乳まで揃っており、体も心も程よく育ったヒロイン達となっている。この辺りは、良い意味で等身大の少女を描いていると言えるだろう。
シナリオは様々だが、タイトル通り、“ヒミツノ”関係、あるいは体験・行為を描いている作品ばかりだ。例えば、兄妹での近親相姦、教師と生徒、大人と子供。痴漢や覗きがきっかけのお話など、どれも生々しくてエロい内容となっている。

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どれも見ごたえがあるが、お気に入りをあげるなら「オハナシ」だろうか。田舎での少年少女の性体験の回想となっている。
その村では、山奥の伝説により子どもたちの間で「声を出したらダメ」という鬼ごっこが流行っていた。そのため、子どもたちは声を出させるために様々な手段を講じている。鬼から逃れるために体育用具倉庫に隠れたトロ子だったが、鬼である意地悪な少年たちに見つかってしまう。トロ子は後ずさりした際に跳び箱に体がハマってしまったのだが、鬼たちはそれをチャンスと思い、くすぐってトロ子に声を出させようとする。しかし、少年の一人が胸を触りだすと、「まんちょが見たい」と言い出した。トロ子はされるがままに脱がされると……。
大体中○生くらいだろうか。まるで実際にあったことのような臨場感で、少年少女のやり取りも妙に生々しい。やってることはレイプなのだが、お互いがそれを認識していないこともまたエロかった。

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独特の空気感が魅力。読めば読むほど味の出る一冊である。
【まとめ】ヒミツノ
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
臨場感 |
- 生々しい空気感に興奮する
- JC、JKくらいの瑞々しさがエロい
- イケナイ関係、近親相姦が好き
『ヒミツノ』は以上のような方々にオススメしたい。一見地味な作画にも感じるのだが、だからこそ下着姿ですらも興奮するほどの臨場感がある。ハマると抜け出せない、文学の沼である。
視覚的なエロさも良いが、こういう胸に来るエロさもまたよし。本当にエロとは奥深いものなのである。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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