司伝の過去作レビュー
『パコパコナースV』は2016年に発売された、要青豆(かなめあおまめ)氏作の商業アダルトコミックだ。
要青豆氏はCOMIC真激などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。ビッチと複数プレイを好んで描き、その実用性は保証済み。作画もエロティックで、魅力的な作品を創り上げる。本冊も長中短編共にビッチとの複数プレイ満載のエロエロな作品集に仕上がっている。
本項では『パコパコナースV』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- ようこそ夜桜病院へ! 全5話
- 物集女先生は□□過ぎて困る!!
- おいてぃんこ! 全2話
- お姉ちゃんは救世主
- 忍者しようよ! Z
『パコパコナースV』の魅力

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『パコパコナースV』は短い作品も含め、全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「ようこそ夜桜病院へ!」は全5話の長編、「おいてぃんこ!」は全2話の中編となっている。
ヒロインは大人の女性が多く、長編作品はナース、他も教師など社会人ばかりである。そして竿役よりも年上であることも多いのも大きな特徴。おっぱいはみんな巨乳で、全ヒロインがナイスバディに統一されている。
内容はビッチなヒロインのエロさもあってか、ほとんどが複数プレイ・乱交である。ヒロインが割と強引にヤられる展開もあるが、設定も含めてコメディチックな作風なため、被虐的な感じは一切なし。多くは「ビッチなヒロイン目線で輪姦が楽しめる」という感じで、ヒロインが望む形での1対複数のプレイがメインである。リアリティや生々しさは求められないが、貞操観念の狂ったエッチな世界観が堪能できるシナリオとなっている。
変身ヒロインや忍者など、全体的にぶっ飛んだ作品が多い。お気に入りの作品としては、長編作品である「ようこそ夜桜病院へ!」。こちらは夜な夜なナースとセックスしまくれる病院が舞台の作品となっている。

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夜桜病院にはある都市伝説があった。昼は普通の病院だが、夜になると回診にやってきた看護婦に中出しし放題、しかも全員ハズレ無しの美人、というもの。本荘は実際に入院した結果、所詮噂は噂だとがっかりしていた。しかしその夜、本荘は二人のナース、あやめと桜子によってB棟へと連れ出され、その移動の最中、都市伝説が本当だと知る。一人で複数の男を相手するナースを横目に、本荘はあやめの尻を触る。すると、あやめは自分が良いのだと理解し、他の患者を桜子に任せると、本荘と個室で二人きりになる。「最初ぐらい一人締したいでしょ?」と言う彼女は、早速ナース服を脱ぎ、本荘のペニスを咥えると……。
これが「カルテ0」のあらすじ。以降はナース視点でのお話が中心になる。メインは黒井紗枝で、彼女はショタ萌えの傾向がある。他のナースたちも個性派揃いで、みんな大なり小なりビッチである。設定としては、高齢者ばかりのA棟、盛んな青年が多いB棟、子どもばかりのC棟のどこに行くのかをくじで決め、B棟担当になれば複数人の男達から輪姦されるため、(一応)ハズレのような扱いとなっている。C棟はC棟でショタ達が発情しており、おねショタ輪姦が繰り広げられている。退院を控えた患者には、病院の温泉施設への慰安旅行があり、そこで患者とナースたちの大乱交が行われる。貞操観念もへったくれもない、本当におバカな設定だが、それが良い。非常に満足のいく長編作品だった。

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全体としても個性的でエッチなヒロインが魅力的。楽しめる一冊だった。
【まとめ】パコパコナースV
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
複数プレイ |
- 乱交・輪姦など複数プレイが大好物
- 「しょうがないからヤらせてやる」タイプのビッチが好み
- 色気ムンムンの巨乳ヒロインが好き
『パコパコナースV』は以上のような方々にオススメしたい。ヒロインは自らペニスを咥えにいくというタイプよりも、ちょっと嫌そうな顔しながらもいっぱいヤらせれくれるようなタイプが多く、その辺りが非常に興奮を煽られた。
「ようこそ夜桜病院へ!」についてはキャラクターも良いし、もっともっと見たい作品である。続編を期待したい。
本作については以上である。それでは、またの機会に。
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