ヌーディストビーチに修学旅行で!!(師走の翁)クラスメイトハーレム

司伝の過去作レビュー

『ヌーディストビーチに修学旅行で!!』は2015年に発売された、師走の翁氏作の商業アダルトコミックだ。

師走の翁氏と言えば、その奇抜な設定とロリっぽい絵柄で人気の先生だ。『ヌーディストビーチに修学旅行で!!』は、まさにタイトル通りのとんでもない設定の単行本となっている。

本項では『ヌーディストビーチに修学旅行で!!』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

• ヌーディストビーチに修学旅行で!! 第一話~第八話
• ヤリモクビーチに修学旅行で!!

『ヌーディストビーチに修学旅行で!!』の魅力

『ヌーディストビーチに修学旅行で!!』は全8話の長編作品である。「ヤリモクビーチに修学旅行で!!」については、おまけ的なもので、ページ数もわずか4頁ほどとなっている。

こちらはいかにも師走の翁氏と思わされる作品で、タイトルだけでも高揚感がある。「クラスメイトと修学旅行でヌーディストビーチへ行く」。簡潔だが確実に興奮するイベントであり、「その手があったか！」と思わされた。

簡単にあらすじを言っておこう。奔放な外国人教師スオミ先生の下で、ヨーロッパへの修学旅行のクラス別行動日の予定が「ヌーディストビーチ」に決められた。強制参加だけに、渋々ながら全裸になるクラスメイト達。委員長の秋穂を筆頭にして、女子たちも男子たちの前で全裸になる。そんな興奮状態の中で、なぜか男子たちは勃起しなかった。一人、もう一人のクラス委員長である直達を除き。直達はスオミにマナー違反だと叱られ、特設テントでの対処を命じられる。そこには、女子のサポートもつくのだった。

出しても出しても鎮まらない直達のペニス。女子たちは次々に直達のペニスの”対処”をしていくのだが、3人目からはみんな本番セックスであり、最終的にはほとんどの女子とセックスをすることになる。

ひと味もふた味も違うハーレムものだ。まず、男子が女子の裸を凝視するシーンが素晴らしい。普段の姿を思いながら、そのヌードを堪能していく。

想像してもらいたい。学生時代、一緒に勉強をするだけの関係であるクラスメイト達のヌードを。可愛い女子ではないとしても、それは当日の夜のおかずになるのではないだろうか。身近でエロとは無縁になりがちな存在だけに、クラスメイトの裸の興奮度は高いのだ。

この場合、メチャクチャかわいい子や好きな子以上に、よく話すくらいの関係がちょうどいい塩梅でエロい。お気に入りは、オタ階層女子の静羽と樹衣奈だ。直達との関係は、漫画の貸し借り仲間。そのくらいのポジションのクラスメイトと性処理としてセックスをすることがたまらない。二人とも好奇心が強いのがまた良い。

一人だけセックスをしないキャラが居るのだが、これは忘れられていたのだろうか。最後にオチとして登場するのだが、ぜひこの子のセックスシーンも見てみたい。短編集のどこかに挟んでもらえないだろうか。

【まとめ】ヌーディストビーチに修学旅行で!!

司伝評価

• 何でもないクラスメイト、という関係に興奮する
• クラスメイトハーレムを妄想したことがある
• オタクからギャルまで広く愛でたい

『ヌーディストビーチに修学旅行で!!』は以上のような方々にオススメしたい。タイトルだけでその内容がわかり、それでいてワクワクする稀有な作品である。

風俗でも、別に好きでもないクラスメイトに似ているだけで興奮した。クラスメイトがAV女優になることを事前に知っていれば、きっと買っていただろう。この距離感はそれほどエロという分野には向くのである。

本作については以上である。それでは、またの機会に。