司伝の過去作レビュー

『テイクアウトハニー』は2015年に発売された、宵野コタロー(しょうのこたろー)氏の三冊目の単行本である。
宵野コタロー氏と言えば、最近は一般誌で活躍している先生である。画力も高く、短編の出来も安定しており、安心して作者買いできる先生の一人だ。ちなみに女性である。
本項では『テイクアウトハニー』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- ハニーゲーム
- キラーコンプレックス
- ちぇんじ!
- 酔い恋
- キミに夢中♥
- ぴゅあびっち!
- メイク♥ライブ
- 姫子ちゃんと×××
- ちよの大冒険★
- みにみにガール
- サマーびびっどガール
- いれこい。
- 放課後エクスペリエンス
- 夕暮れメモリー
『テイクアウトハニー』の魅力

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『テイクアウトハニー』は全15編の短編で構成されており、内3編は世界観を共有している。237頁で15編とかなり詰め込まれている印象だが、どれも上手くまとまっているので、物足りないという感じはしない。
内容は風俗物から甘々いちゃラブものまで多種多様。出会いがしら、微レイプ、さらにヒロインはビッチ、ロリ、日焼けギャルなど、充実したラインナップとなっている。
カラーページを含む「ハニーゲーム」、「キラーコンプレックス」「ちぇんじ!」は連作にはなっていないが、同じ世界観の短編となっている。表紙のヒロイン、カナも三作共に登場している。
「ハニーゲーム」の0話的な話でカナが入店するものが「キラーコンプレックス」で、「ちぇんじ!」はもう一人のヒロイン、千夏がメインになっている。
清純ながら騙されて(?)お店でセックスすることになるカナと、カナに嫉妬するビッチな千夏は二人とも魅力的なヒロインだった。

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以上の三作もお気に入りだが、他にも「ぴゅあびっち!」「姫子ちゃんと×××」も気に入っている。
前者は学内でフェラをして金儲けしているギャル、黒木がヒロイン。客の男子学生二人が、他の女子から頼まれて復讐として黒木を買い、そのままレイプまがいの3Pをする話である。男たちは黒木がビッチと思い込んでいることで二本差しまでするのだが、実は……という流れである。ギャルでビッチなのに処女な黒木の反応がいちいち可愛らしかった。

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後者は憧れの姫子のためにバスケ部に入部しようとしていたトオルが、バスケ部で姫子の3P乱交を覗いてしまうところから始まる。覗いていたことがバレていて、トオルが乱交に参加することになるのだが、今までビッチ扱いされてきた姫子はトオルの気持ちに嬉しくなり、そのままいちゃラブする話だ。こちらもビッチ姫子がエロ可愛くて、微寝取られ感と共に楽しめる1篇だった。
他にも良い短編がいくつかある。本当に全部安定していおり、全体的に堪能できた一冊だった。
【まとめ】テイクアウトハニー
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
巨乳ヒロイン |
- 巨乳ヒロインが好き
- エロ漫画初心者である
- コスパを求める
- 様々なシチュとヒロインを楽しみたい
『テイクアウトハニー』は以上のような方々にオススメしたい。15編もの短編が詰め込まれており、全編安定して抜ける、なんともコスパの高い一冊だ。
ジャンプ+で宵野コタロー氏の絵を見た人にも、エロ漫画家としての先生の仕事をぜひ見ていただきたい。そのほうが、一般作を読む時にも色々と捗ることだろう。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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