司伝の過去作レビュー

『キミとナカよし』は2015年に発売された、santa氏作の商業アダルトコミックである。
santa氏はCOMIC快楽天などに漫画を掲載するエロ漫画家の先生だ。快楽天作家だけに画力は高め安定、内容も抜き重視。本冊は処女作であり、2022年現在唯一の商業単行本となっている。
本項では『キミとナカよし』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 忘れられない初めて
- あどけない笑顔
- おじさんと私の恋人ゴッコ
- 秋と冬
- 夢の続きの王子様
- 紅い糸
- 復讐室
- 天使の貸出し
- 友達0じゃだめですか?
- 世界の嫁
- 世界一遠いお隣さん
『キミとナカよし』の魅力

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『キミとナカよし』は全11篇で構成されているオムニバス短編集だ。各作品には短いおまけ漫画も掲載されている。
ヒロインはJK以上。おっぱいはバランスの良い巨乳で、肉感表現の巧みさもあり、非常にエロティックに描写されている。等身高め、ボンキュッボンの肉体で、誰もが理想とするようなヒロイン像が具現化されている印象だ。
内容については、いかにも抜き重視という設定に満ちている。「忘れられない初めて」は記憶喪失の竿役の二度目の童貞卒業セックスを誘導するいちゃラブ作品。「おじさんと私の恋人ゴッコ」はお金のために居候先のおじさんに抱かれる売り系の作品。「紅い糸」は弟が失恋した姉を慰めるために3人の同級生に抱かせる輪姦作品。その他、様々な設定があり、そのバリエーションは豊富。恋人同士の純ないちゃラブこそ稀だが、ほとんどは一対一の和姦で、男性優位と女性優位もほぼ半々くらい。非常に実用的な作品集となっている。

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実用性は横並びのため悩むところだが、お気に入りには「あどけない笑顔」をピックアップ。
竿役は、店の常連客である人妻に、10年前に電撃引退したジュニアアイドル、駒沢花の面影を感じていた。ついそのことを確かめてしまうと、客はその場から逃げ出してしまう。自宅にてもう店に来てくれないだろうと後悔していると、客が竿役のもとへと訪れる。彼女は、自分のことを好きにしていいからジュニアアイドルのことは秘密にしてほしいと申し出る。本当に彼女は駒沢花だったのだ。どうやら彼女は、竿役が自分のことを恨んでいると思っているらしい。何か勘違いがあるとは思いつつ、竿役は欲望を抑えきれず……。
元ジュニアアイドルの人妻が、ファンからの報復を恐れて自ら体を差し出す。竿役に恨みなど無いことを知ると胸をなでおろす姿が可愛らしい。安心したこともあってかエッチにも前向きで、ジュニアアイドルに戻ったような気持ちでエッチしてくれる夢のような展開。ナチュラルに不倫しているのだが、そんなところも含めてヒロインのエロさの際立つ1篇だった。

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作画、内容ともに抜き作品として不満無し。何気なく手に取れる作品集ではなかろうか。
【まとめ】キミとナカよし
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
実用性 |
- とにかく実用性重視
- 巨乳好き、おっぱい星人である
- 変わった関係性での和姦が好き
『キミとナカよし』は以上のような方々にオススメしたい。実用的な作品集であり、とにかく抜きたい人にオススメ。一冊でいろいろなバリエーションがありつつ、不快感がそれほどないのも魅力で、どなたでも気軽に手を出せそうなところも美点ではないだろうか。
現実だと人妻が相手だと分かった時点で一歩引かねばなるまい。何せ、不倫になるため、相手の旦那に慰謝料を払う可能性が出るからである。でも、美人な人妻に「好きにしていい」なんて言われて我慢できる男などいるのだろうか。まあ、言われたことないが。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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