教師と生徒の恋愛は禁断だと言われるが、創作の世界では定番である。
私、司伝は現在、教師でも生徒でもない。ただ、生徒だった経験があるし、日本のほとんどの人間は生徒だった過去があるので、共感しやすいジャンルだから、定番になったのだろう。
実際問題、若い男性教諭と女子高生というのは、年齢的にもちょうど良い気すらする。男性高校教師のほとんどは女子高生が目当てではないかとすら思えてくる。女子アナと付き合いたいなら野球選手になるべき、なのと近い感覚で、JKと男性教師はリンクしている。

今回はJK×教師作品がメインの作品集をご紹介します。
本項目では、『キスして、先生。』の作者左手太郎氏について、また、『キスして、先生。』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。
キスして、先生。/左手太郎とは

タイトル | キスして、先生。 |
著者 | 左手太郎 |
初版発行 | 2019年 |
掲載誌・レーベル | TENMACOMICS 高 |
出版社 | 茜新社 |
ページ数 | 194頁 |
形式 | オムニバス |
漫画家・左手太郎(ひだりてたろう)
◆本日発売!左手太郎(@lefthand12456)初単行本「キスして、先生。」◆
— COMICアオハ (@kou_jk) February 28, 2019
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左手太郎氏はCOMIC高などに漫画を掲載するエロ漫画家の先生だ。一般誌では「レフトハンド」という名義を使用し、コミカライズの仕事もしている。
本冊が成年商業コミック唯一の単行本となるが、その印象だと、割と正統派な恋愛ものが多いように思う。絵柄については、顔はそれほどクセがないのだが、妙に肩幅があるように見える。良く言えば小顔で等身の高いヒロインが多い。
作品・キスして、先生。
少女×年上男性の恋愛事情のエモさというエモさを
キスして、先生。【DLsite限定特典付き】 [茜新社] | DLsite 成年コミック – R18
行間という行間、エロシーンとエロシーンの狭間に
ギュッと詰め込んだレフトハンドの大新人初単行本!
『キスして、先生。』は描き下ろしも含めて全8篇で構成されているオムニバス短編集だ。「描き下ろしマンガ」についてはエロのない健全作である。
引用にもある通り、少女×年上男性の恋愛がテーマ。その組み合わせの中で最もポピュラーなものがJKと教師ということだろう。全体的にエロ漫画という界隈の中では健全であり、導入こそ何らかのいざこざがあろうとも、落ち着く先は男女の好意によるセックスという感じ。正統派ないちゃラブ作品集である。
【詳細】キスして、先生。
それでは、『キスして、先生。』をより詳しくご紹介しよう。
【収録作品】
- 雲雀恋々東風強し
- 愛縁機縁girl
- 青春Nostalgic
- 告白っていつするの?えっちの後か前か
- お楽しみはホラーの後に
- 雪が舞う街で
- 秘密の関係
- 描き下ろしマンガ
シナリオ

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シナリオは全て現代劇で、恋愛要素が強め。導入から丁寧な作品も多く、読者がヒロインを好きになってからエッチが始まるような流れを生み出している。
かなりピュアな作品もあり、下手な少女漫画よりもよっぽど健全と思えるエロ漫画である。
プレイ内容

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プレイはいちゃラブで、恋愛の雰囲気を崩すような激しいエッチは無いが、淡泊というわけでもない。作品にもよるが、ピュアな感じもあれば、しっとり丁寧に描かれているものもある。
体位は正常位が多く、後背位や騎乗位もあり。フェラ、手コキも少しだけあり。
こだわりなのか、着衣エッチが多め。JK制服好きにもオススメである。
ヒロイン
ヒロインは全てJK。おっぱいは巨乳揃いだが、エロ漫画的には控えめなほう。
先述したように、肩幅が広めの画風は好みが分かれるかもしれないものの、ヒロインのビジュアル的には万人受けするほどには可愛らしい。表情豊かで愛嬌もあり、読んでいると好きになれるヒロイン達である。
オススメの一話

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オススメの一話は「雲雀恋々東風強し」。ヒロインの愛らしさが際立つ恋愛作品である。
飯田ゆりえは化学で酷い点数を取ってしまう。苦手な教科で、担当の櫻井先生にも好感を持てないゆりえ。成績が下がるとおこづかいがカットされることもあり、公園で一人、「櫻井先生じゃ化学の成績が上がらない」と愚痴っていた。そこに、ゆりえの生徒手帳を持った櫻井が現れる。ゆりえの愚痴を聞いていた櫻井は、自身の授業のわかりにくさを自覚しており、教員としての未熟さをゆりえに謝罪する。そんな櫻井の姿を見たゆりえは、それ以降授業でも質問しやすくなる。彼女の協力もあり、櫻井の授業も評判が良くなっていく。ある日、櫻井はゆりえにお礼を言うのだが、その時にゆりえは自分の気持ちを自覚し……。
エッチシーンまでに20頁ほど費やす恋愛物語。おバカで明るいゆりえと、シャイな櫻井。このカップリングはとても微笑ましい。ゆりえとのセックスは、細やかなカタルシスすら感じる。ピュアな1篇だった。
オススメのヒロイン
オススメのヒロインは上述したゆりえともう一人、「告白っていつするの?えっちの後か前か」の姪っ子、アイをピックアップ。
サトシが失恋により酒浸りになっていた日、姪っ子のアイが家にやってきた。行きたい大学のオープンキャンパスがあるので泊めてほしいという彼女は、滞在期間中の家事を引き受けてくれた。アイが滞在して二日後、アイは昔サトシを尊敬していたことをにこやかに話しながら、「一昨日のことは幻滅したなあ」とぼやく。アイが来た日、酒に酔ったサトシがアイを襲ったらしい。ぼんやりとした記憶しかないサトシは、どこまでしたのか覚えていない。アイは証拠写真を見せながら、「私の言うことを聞いてくれたらお母さんには黙っててあげる」とサトシのペニスを取り出し……。
アイは本冊でもトップクラスにエロいヒロインだ。初日に本当にエッチしたかを確かめるために、自ら騎乗位で挿入し「おじさんと私はえっちしちゃってました~」と言うシーンはかなり股間にくる。散々やりまくっておいて、最後には「結局告白してくれなかったなあ。いっそ私がすればよかったかなあ」とぼやいている姿がまた可愛らしくて良い。魅力的なヒロインだった。
まとめ~キスして、先生。~
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
恋愛 |
- 恋愛からのエッチこそ至高
- JKが大好物
- いちゃラブが好き
『キスして、先生。』は以上のような方々にオススメしたい。率直な感想としては、「思っているよりは使える」である。実用性を期待できる作風ではないが、ヒロインの魅力が引き立つ丁寧な導入と、妙な生々しさのあるしっとりとしたセックスシーンにより、作品に没入できればしっかりと使えるように仕上がっている。
ちなみに、実はおねショタ作品も1篇あるのだが、ここではスルーしている。おねショタ好きの私だが、その作品はヒロインが一度もおっぱいを見せていないこともあり、気に入っていないのである。エッチするのにおっぱいを見ようとしないショタが許せないのである。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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