ガールラヴ・ダイアリー/東山翔レビュー-犯罪的な日常

か行

私、司伝もSNSをしている。サイト用のものではなく、プライベートでも使っている。

そこで知り合った人間と現実で会ったこともある。もはや、現在の人付き合いはほとんどSNSのみであり、そこがリアルとなっている。そういう人は他にも居るのではないだろうか。

そんなSNSだが、少女とも気軽に交流できるシステムであるため、それに目をつけた輩が出会い目的、あるいは性的搾取目的で使われていた。これは現在進行形の社会問題である。

今回紹介するのは、そんな社会問題とも関わる物語である。

司伝
司伝

今回は生々しさのあるロリ物をご紹介します。

ガールラヴ・ダイアリー/東山翔について。

ガールラヴ・ダイアリー/東山翔とは

タイトルガールラヴ・ダイアリー
著者東山翔
初版発行2019年
掲載誌・レーベルTENMA COMICS LO
出版社茜新社
ページ数185頁
形式連作

漫画家・東山翔

東山 翔(ひがしやま しょう)は、日本の漫画家、音楽家。他にQuasar名義でジャズ系の作曲家、編曲家としても活動している。男性。

東山翔 – Wikipedia

東山翔氏はエロ漫画のみならず、音楽家としても活動している。あまりにも異色の存在であるため詳しくはWikipediaをご覧いただきたい。ガールラヴ・ダイアリーは7冊目の単行本となる。

画力は高く、リアリティのある表現力に優れている。最初の頃はもう少し単調だったのだが、最近の作品は線も多く、もはやエロ漫画というレベルではない。

作風も、最近はダーティーでハードな内容のものが多い「Implicity」はエロいよりも、気味が悪いという印象だった。本作についてはそれよりは読みやすい内容となっている。

私は先生の作品を全て所有しているが、エロ漫画としてなら以前のほうが良かった。ただ、どんな作品なのだろうかという興味から、やっぱり読みたくなってしまう。東山翔氏はエロ漫画の域に収まらない先生なのである。

作品・ガールラヴ・ダイアリー

我慢の限界が近いガチロリな貴方に捧げる、
少女性愛日記

ガールラヴ・ダイアリー【DLsite限定特典付き】 [茜新社] | DLsite 成年コミック – R18

ガールラヴ・ダイアリーは6編に渡る連作長編と、1篇の短編で構成されている。本サイトについては、連作長編のことについてのみ書いていきたいと思う。

少女性愛日記。つまり、この漫画は様々なロリ少女とのセックスを記録した物語である。

主人公は男性でありながら女の心を持ち、少女を性対象にしている南だ。女の心を持っていることが本当かどうかは定かではないが、モノローグも全て女性口調のものとなっている。

この漫画は女性の姿をした男が少女たちを快楽に墜としていく物語なのである。

【詳細】ガールラヴ・ダイアリー

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ202675.html

それでは、『ガールラヴ・ダイアリー』をより詳しくご紹介しよう。

  • ガールラヴ・ダイアリー 1話 あさみ 13yo(C1)
  • ガールラヴ・ダイアリー 2話 ももか 12yo(S6)
  • ガールラヴ・ダイアリー 3話 ゆき 13yo(C1)
  • ガールラヴ・ダイアリー 4話 まほ&みすず 12yo(S6)
  • ガールラヴ・ダイアリー 5話 メイ 11yo(S5)
  • ガールラヴ・ダイアリー 6話 ななせ 12yo(S6)
  • Addiction 2

※副題の括弧書きは全て少女の学年を示している。

シナリオ

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ202675.html

この物語にシナリオは存在しない。これは日記であり、記録なのである。

南は謎の人間「HUMBERT氏」に少女を紹介してもらい、SNSで少女のことを知り、少女に手をかけ、それを日記としてHUMBERT氏に報告している。少女たちの心の隙間を狙い、その言葉で、その体で少女たちを堕としていく

最後まで読んでも、南のしていることは変わらない。これはあくまでも日記なのだ。

プレイ内容

プレイ内容は様々だ。どれも、少女たちのまだ知らない性癖を見抜き、それを発散させていくものである。

少女たちはみんな南を受け入れるので、全て和姦だ。時には普通に正常位中出しセックスをし、時にはアナルを舐めさせる。オナニー配信がやめられない少女を食べたり、継父にアナルを犯された経験しかない少女の処女を頂いたりと、その相手もプレイも特殊なものばかりである。

ヒロイン

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ202675.html

ヒロイン全てJSからJCの少女たち。南は普段から余裕のある表情をしているが、少女とのセックスには時に夢中になっている。やはり、正真正銘のロリコンなのである。

ヒロイン達はみんな等身大の少女だが、この設定にふさわしい「裏」が見える。そこをHUMBERT氏と南が見抜いているからこそこうして手にかかるわけだが、ヒロインの子どもらしさは常に確保されている。そこには絵柄の寄与も大きいだろう。ヤバいロリビデオでも見ている気持ちになれる少女たちばかりだ。

オススメのヒロイン

オススメのヒロインは居ない。オススメの一話もあげづらく、この状況の生々しさに対する気味の悪さが全てを上回っている

私とてロリコンではあるが、本冊については「実際にこういう形で少女たちが被害にあっているのではないか」ということを考えてしまうため、ヒロイン達を素直に評価できないのである。

まとめ~ガールラヴ・ダイアリー~

司伝評価

絵柄4.0
物語4.5
キャラクター3.5
抜き2.0
リアリティ5.0
  • 写実的なロリが好き
  • 気味の悪さのあるストーリーが好き

ガールラヴ・ダイアリーは以上の方々にオススメしたい。現実的だとは言いたくないが、ありそうだと思わされるほど生々しい描写であるため、非常に人を選ぶと思う。

単純に抜きたいなら、「Nymphodelic」以前のほうがオススメである。東山翔氏の描く少女はやはりかわいいのだ。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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