イジワルコネクト/葵井ちづるレビュー-好きだからいじめたい

い行

昔は私、司伝も初心な娘が好きだった。処女厨であり、誰にも触れられていないような少女と恋をしたいと思っていた。しかし、今はすっかり変わってしまった。

今の理想は、性的にリードされたいことである。恋愛については大人しい女性に憧れるのだが、セックスについては積極的であってほしいのだ。

それは、いわゆる”マグロ”な女性との性体験もあるが、私自身のMが目覚めたこともあるだろう。セックスレスの問題もあるし、女性からセックスをしたがるというのは、非常に重要な要素だと思っている。

司伝
司伝

今回は先輩男を性的に支配する女子の話など、女性優位作品がメインの単行本をご紹介します。

本項目では、『イジワルコネクト』の作者葵井ちづる氏について、また、『イジワルコネクト』シナリオプレイ内容ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

イジワルコネクト/葵井ちづるとは

タイトルイジワルコネクト
著者葵井ちづる
初版発行2020年
掲載誌・レーベルAOHA COMICS
出版社茜新社
ページ数216頁
形式オムニバス

漫画家・葵井ちづる(あおいちづる)

葵井ちづる氏はCOMIC高で漫画を掲載しているエロ漫画家である。

非常に見やすい画面を作り出す先生で、絵柄も安定している。作風としては、女性優位の展開が多い。S女性の表情の描き方には特にこだわりを感じる。

作品・イジワルコネクト

恋心、
性癖、
全部、
バレバレ。

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『イジワルコネクト』は全8篇で構成されているオムニバス短編集だ。

そのタイトル通り、意地悪なシーンが多々ある。それは、いわゆる焦らしや言葉責めであり、M男からするとご褒美のようなものばかりだ。

性的な形で男を支配する美少女たち。その妖艶で攻撃的な表情は、好きな人に意地悪をしたいという少年のような気持ちから生まれているが、手段はそれよりもずと大人っぽいものである。

【詳細】イジワルコネクト

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ263386.html

それでは、『イジワルコネクト』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

  • きょうえい!
  • イジワルであまあま
  • 足が好きなの?
  • シストラ -sistertrans-
  • STEP UP?
  • ××委員のおしごと♥
  • 合宿ばいおれ~しょん!
  • 恋人未満

シナリオ

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
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COMIC高だけあって、ヒロインはみんなJKくらいであり、竿役との関係性についても、同級生や先輩後輩、恋人同士ばかりだ。よって、本来はとても初心なシナリオが描かれやすい舞台だが、どちらかの事情により変態チックなものになりがちである。

関係性としてもほぼいちゃラブであり、読者的にはかなりソフトな作品である。

プレイ内容

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プレイ内容は、少し変態チックなのが魅力的である。際立つのが“言葉責め”であり、S系ヒロインには全作搭載されているスキルである。良い感じに男を辱めてくれる。

体位は正常位や騎乗位が多いか。後述するが、手コキ(パンツ手コキ)のみで終わる作品も存在し、とにかく女性優位で男を支配するようなセックスにこだわっている印象だ。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
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後は3Pも1篇のみあり。フェラチオはもちろん、足コキなんかもある。要素としては、おねショタに近いものもある。

ヒロイン

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ヒロインが本作の一番の魅力と言っていいだろう。まず表紙を見ていただきたい。こんな感じに、ニヤっとしながら頬を赤らめ、竿役に性的な悪戯をするヒロインが多数存在するのである。

その内面はそれほどデフォルメされておらず、いわゆるビッチなタイプは存在しない。あくまでも、竿役に好意を持ち、竿役の反応見たさに意地悪をする。だからこそ、竿役も甘えるように身をゆだねてしまう。そんな素敵な関係を抱けるヒロイン達なのだ。

オススメのヒロイン

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オススメのヒロインは表紙の娘でもある「イジワルであまあま」沙織である。先述した手コキのみで終わる話である。

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主人公の後輩であり彼女である沙織。敬語でありながら、普段から主人公をよくからかっている。部屋で二人きりになると、「早速だけど、しちゃいます?」と言い手コキのジェスチャーをする沙織。普通に過ごしたいと訴える主人公だが、結局沙織の誘惑に負け……。

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早漏が治るまではセックスはせずに手ですると言う沙織。一分間我慢出来たらセックスしてもいい、という定番の条件を出すのだが、沙織のローション手コキの準備中にあっさりイってしまう主人公。この手コキ描写が特に丁寧であり、沙織の言葉責めと表情と共に、かなり特徴的な一話となっている。

普通はなんだかんだでヤらせてくれるものだが、沙織は徹底的に手でいじめぬく。主人公も弱い姿を見せて、後輩の沙織に甘えてしまう。これはとんでもないヒロインだった。

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しかし、本番が無いのは残念である。魅力的過ぎた分、やはりどこかでセックス中の彼女の表情が見たかったのが本音である。

オススメの一話

オススメの一話「イジワルであまあま」だがせっかくなのでもう1篇。「××委員のおしごと♥」をあげよう。

主人公の佐東は想い人である白石から誘われ、旧校舎の宿直室に呼び出される。そこに居たには坂井先輩であり、ここが男子生徒の性処理をする、搾精委員会の活動時に使う部室だと明かされる。そのまま坂井に襲われかけると、白石もやってきて、二人で佐東に対する搾精が始まる……。

珍しく無茶苦茶な設定だが、その言葉責めや女性優位な展開は健在。色々言われながら手コキ、フェラチオされて、騎乗位で挿入される。M男にはたまらん展開だった。

まとめ~イジワルコネクト~

司伝評価

絵柄4.5
物語4.5
キャラクター5.0
抜き4.0
言葉責め5.0
  • 我こそはM男である
  • 言葉責めが好き
  • JKにいじめられたい

『イジワルコネクト』は以上のような方々にオススメしたい。この手のヒロインの良いところは、なんだかんだで優しいところである。焦らされるものの、最後には希望を叶えてくれるし甘えさせてくれる。何となく退化させられた気分である。

葵井ちづる氏は音声作品が好きらしいのだが、きっと催眠音声も聞いているだろう。言葉責めの感じは、催眠音声に通ずるものがあった。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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