私、司伝は小説を書くことがあるが、タイトルの付け方にはかなり悩んでしまう。指南書などでは、人目を引くタイトルの技法のひとつとして、「ギャップのある組み合わせ」というものがある。「セーラー服と機関銃」なんかがそうだ。
今回のレビュー作品は「ロリ」と「ビッチ」を組み合わせている。これらは果たして「ギャップのある組み合わせ」と言えるだろうか。本来、子どものヤリマンというのは確かにあり得ない存在である。しかし、エロ漫画の世界においては「ロリ」と「ビッチ」の言葉の親和性はそこそこに強く、あり得ない組み合わせとは感じられない。どちらもアダルトワードという意味で共通しているのだ。
アダルト業界においては、こういった現象は結構ありそうだ。調べて発表すれば、どこかで取り上げてくれるだろうか。エロ漫画探究者としては気になる現象なのである。

今回はロリビッチがメインの作品集をご紹介します。
本項目では、『ろりびっちーず』の作者ぷりてゐ氏について、また、『ろりびっちーず』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。
ろりびっちーず/ぷりてゐ とは

タイトル | ろりびっちーず |
著者 | ぷりてゐ |
初版発行 | 2019年 |
掲載誌・レーベル | セラフィンコミックス |
出版社 | ヒット出版社 |
ページ数 | 184頁 |
形式 | オムニバス |
漫画家・ぷりてゐ(ぷりてい)
単行本表紙カバー完成しました!!!!書店特典もとらのあな、メロンブックス、まんが王の3種ありますのでぜひ各店舗で買ってくださいまし!!!7月30日発売ですー!! pic.twitter.com/nuf1gCjkSg
— ぷりてゐ 1日目東ヨ40a (@puritewi) July 16, 2019
ぷりてゐ氏は少女組曲などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。
主にロリ系の作品を手掛けており、同人誌においてもその傾向である。絵柄は個性的かつ少し不安定なところはあるが、内容としてはビッチ系のロリが好きな人にはオススメできる。ちょっと挑発的な感じがたまらない、“メスガキ”的なヒロインを好む。
作品・ろりびっちーず
びっちな女の子を集めた1stコミックス その小さな身体にたくさん射精させてください!!『いつものアレ、やってくんない?』といって妹に手コキをさせる兄・・・。兄妹でいっしょにお風呂に入って妹からの初フェラチオ。ついに兄と妹の近親セックス!?あとの事なんかなにも考えられない・・・!生膣内大量発射!!・・・
ろりびっちーず [ヒット出版社] | DLsite 成年コミック – R18
『ろりびっちーず』は全8篇で構成されているオムニバス短編集だ。
全編ロリ作品が楽しめ、そのタイトル通り、ビッチなヒロインが売りである。誘惑しながらほくそ笑むような、挑発的な”メスガキ”が大活躍している。ちょっとM気のあるロリコンの方々に向く作品集となっている。
【詳細】ろりびっちーず

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それでは、『ろりびっちーず』をより詳しくご紹介しよう。
【収録作品】
- クラスのおませな女の子
- こどもデリバリー
- あまあまスパイシー
- エンコーしてたら担任のブタちゃんが来た件
- 私はお兄ちゃんの性欲処理係じゃないっての!!
- ロリママ
- ふでおろし
- こども優位
シナリオ

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シナリオは全て現代劇。ロリっ子側から男を誘う展開が多く、エッチなロリ少女を楽しめる内容となっている。ちなみに、ビッチが売りではあるが、男の多い複数プレイなどはなく、割といちゃラブっぽい雰囲気もある。
プレイ内容

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プレイは竿役が受け身であり、M向きである。逆レイプのようなものはなく、誘ってくる系のビッチに押し負けるような感じ。
体位は騎乗位、正常位が多め。フェラチオや手コキもそこそこにある。
特筆すべきは2篇ほどあるインピオ(ロリショタ)。ちっちゃいペニスを弄ぶ、まさにロリビッチを堪能できる展開が楽しめる。
ヒロイン

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ヒロインは明確な起債は無いが、JS~JCくらいだろう。おっぱいも小さく、男との体格差もあり、みんな正統派のロリ少女と言えそうだ。
ただ、先述したように、絵の安定感が微妙で、顔にしても肉体にしても少々不満のあるカットがある。
オススメの一話

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オススメの一話は「クラスのおませな女の子」だ。インピオ作品である。
クラスの日陰者である秀一だが、目立つ存在である遠山みかによく絡まれ、苦手としていた。ある日の放課後、そんな彼女に体育倉庫まで呼び出されてしまった。いきなりパンツまで脱がされると「JS5にもなって処女なんてありえない」と言って、秀一とセックスをしようとする。手コキであっさり射精してしまった秀一は帰ろうとするが……。
みかは性格きつそうな同級生。そんな子に理不尽にセックスをさせられるという展開が好きである。単なるいじめっ子タイプではなく、しっかりと可愛げがあるのが良い。
オススメのヒロイン
オススメのヒロインは「ふでおろし」のJC、のぞみである。こちらもインピオ作品だ。
久々に田舎に帰った勇斗は、いとこののぞみと再会する。のぞみにドキッとする勇斗だったが、フレンドリーに話しかけられると、つっけんどんに返してしまう。水遊びでのぞみの乳首が透けて見えると、その夜、勇斗は悶々とする。そんな中、のぞみが布団の中に入ってくると、筆下ろしをすると言い……。
勇斗は年相応のショタで、のぞみの可愛さに動揺しつつも冷たくあしらう。そんな勇斗に明るく接したかと思えば、夜は迫ってくるという、このギャップが良い。村の男でヤリ慣れたのぞみは、その後も勇斗を仕込んでいく。ショタを完堕ちさせるのぞみの妖艶さが素晴らしかった。
まとめ~ろりびっちーず~
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
ロリビッチ |
- ロリでビッチな少女が好き
- 貧乳で背の低い正統派ロリが好き
- “メスガキ”に誘惑されたい
『ろりびっちーず』は以上のような方々にオススメしたい。絵の方には不満があるが、内容としては刺さる人も居ることだろう。個人的には、インピオ2作品は結構好みなため、ぜひまた描いてもらいたいと思った。
「ロリ」と「ビッチ」はエロ漫画ならではの組み合わせだ。今後も守っていきたい存在である。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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