司伝の過去作レビュー

『ふしだら日和』は2016年に発売された、かるま龍狼(たつろう)氏作の商業アダルトコミックだ。
かるま龍狼氏はギャグタッチなエロ漫画を描く大ベテランの先生であり、この道30年近くになる。画の安定感こそ怪しいシーンはあるものの、非常に見やすい作画である。変わった設定の話も多く、オンリーワンの世界観を持っている先生だ。あの”少年が脱いだら青年になる”作品、「脱いだらスンゴイ」の冒頭の絵は、ネット上でもよく出回っているので知っている人も多いだろう。
本項では『ふしだら日和』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- サンタ情事
- みだらママ
- 兄嫁の夢
- おもいでづくり
- カノジョはどっち
- こんよく
- となりの裸空間
- 雪の中で
- 夜這い申請
- 光りモノ
- トイレッツ
- ママ酔い
『ふしだら日和』の魅力

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『ふしだら日和』は全13篇で構成されているオムニバス短編集だ。
その特徴をあげるなら、全ての短編が該当するわけではないが、「不条理な設定」「お風呂」「巨乳」辺りだろうか。ムチムチ巨乳の人妻ヒロインが多く、年下の男が食べられるような展開が多い。そして、お風呂シーンが異様に多い。作者のこだわりだろうか。
ショタとは言い難いものの、個人的にはおねショタ風のエロ展開が好みだ。ムチムチの人妻の体がとても生々しく、年下男の勃起を見ても余裕な感じで対応してくるのがエロかった。

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不条理、についてもいくつか例をあげておこう。「カノジョはどっち」では、彼女と彼女の母親の中身が時折入れ替わるという設定で、竿役の少年はどちらとも関係を持ってしまう。「となりの裸空間」は衣服が一時的に消失する空間、“裸空間”が存在する家を舞台とし、服を着たままセックスをする。このような”おかしな日常”こそ、先生の大きな魅力なのだろう。
お気に入りは「みだらママ」。
主人公の晴人は、町内会の慰安旅行に参加するが、大浴場に抵抗があった。悩んでいると、同じ団地の雪城親子と出会う。貸切風呂に入ろうとしていた親子だったが、息子が晴人を誘うと、三人で貸切風呂に入ることに。風呂で勃起してしまう晴人は、それを隠すように入る。二人が先に上がると、晴人は雪城母を思い出しながら勃起ペニスを握る。すると、雪城母が戻って来て……。

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優しく背中越しに手コキ。鎮まらないペニスを見てフェラチオ。我慢できなくなって「内緒ね」と言いながら挿入。理想的なホップ・ステップ・ジャンプである。人妻の余裕が何ともエロティックな1篇だった。
若いヒロインもいるのだが、本冊は人妻が魅力的。その変わった設定と共に、人妻の色気に酔いしれてみてはいかがだろうか。
【まとめ】ふしだら日和
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
人妻 |
- ムチムチ巨乳の人妻が好き
- お風呂、温泉という設定が好き
- 人妻おねショタが好物
- 変わった設定の作品が読みたい
『ふしだら日和』は以上のような方々にオススメしたい。登場する人妻は、いかにも余裕があって、必死な竿役に手ほどきをしてくれる。M向きな作品と言えるだろう。
私は風呂や温泉設定も好きだ。一度くらい、昔ながらの混浴温泉でエッチな熟女とご一緒してみたい。これは届かぬ夢なのだろうか。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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