ぴこぴこちぴっこまん/上田裕レビュー-少女に玩具を与えたら

承認欲求とインターネットというものは非常に相性が良い。そのため、リアルJCは度々SNSの世界に現れるのだが、ロリコンの風上にも置けない悪の男どもは、これがチャンスとばかりに積極的に交流を図る。私、司伝が別垢で以前フォローしていた男も、JCを自称する女子に”大人の優しさ（笑い）”を持ってリプしていた。正直、引いた。

ゲームのプレイ時間を管理するような親にはなりたくないが、娘のSNSに関しては制限したい。パンツでも何でも売れば簡単に稼げることを知ってしまうと、ろくな大人にならないだろう。

イエスロリータノータッチ。この言葉は常に胸に刻んでおくべきである。

司伝

今回はロリ作品集ご紹介します。

本項目では、『ぴこぴこちぴっこまん』の作者上田裕氏について、また、『ぴこぴこちぴっこまん』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

ぴこぴこちぴっこまん/上田裕とは

漫画家・上田裕（うえだゆう）

【成年コミック情報】☆本日入荷☆ #上田裕 先生の最新刊『#ぴこぴこちぴっこまん 』入荷しました！メロン特典は「描き下ろしクリアファイル」です　皆様のご来店お待ちしております！　#入荷情報 pic.twitter.com/uHqARUvlRz

— メロンブックス＠北関東エリア (@melon_utsunomiy) May 26, 2020

上田裕氏はCOMIC LOなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。

10年以上ロリ漫画を描き続けている先生で、コンスタントに単行本を発表している。個性的ながらも一見して可愛らしい絵柄で、ロリ系作家の中ではとっつきやすい画風である。ベタなものから変わった設定まで広く扱い、好青年風ロリコン男とロリ少女のカップリングのお話が多い。

作品・ぴこぴこちぴっこまん

おんなのこのぴこぴこは、ぱこぱこOK!のしるし

LOの「かわいい」を司る守り神・上田裕のなんと11冊目の単行本です。
最近女の子の顔の描き方が変わって、可愛さがぐっと強化されました。

ぴこぴこちぴっこまん [茜新社] | DLsite 成年コミック – R18

『ぴこぴこちぴっこまん』は全11篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「とんでけ綿毛」のみ前後編となっている。

女の子の顔の描き方が変わって、とのことだが、それほど極端に変わってはいない。少し目が小さくなったのか、大人っぽくなったような印象を受けるが、それが正解かは不明だ。内容については、いつも通りの上田裕氏であり、その中で比較的シリアスな空気感の作品が集まったかな、という印象である。

【詳細】ぴこぴこちぴっこまん

それでは、『ぴこぴこちぴっこまん』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

• 妹のおこづかい稼ぎ
• とんでけ綿毛 前後編
• 放課後のあと
• 通学路の罠
• 公園の天使
• また会えたね
• 出前お願いします
• お菓子とサンタさん
• なまちゅう
• 田舎のJCが修学旅行で上京して即AV出演しちゃいました

シナリオ

シナリオは全て現代劇だ。和姦だが恋愛という空気感はほぼなく、どれもロリ少女を上手く丸め込んでセックスまで持って行く、よく考えるとヤバげな設定である。

ナンパAVやパパ活のようなそれっぽい設定から、ローターを配ってオナニー写真を送らせ、そこからセックスに持って行くようなトリッキーな設定まで、工夫が凝らされた短編が揃っている。

プレイ内容

導入や設定は変わったものもあるが、プレイ自体は普通の和姦セックスである。本冊においては多少玩具を使ったプレイが多いくらいか。また、ほとんど1対1のセックスとなっている。

体位は男主導が多いため、正常位と後背位が多め。フェラチオはそこそこあるが、経験の少ない子どもだからか、その描写は軽め。むしろその辺りが生々しいとも思える。

ヒロイン

ヒロインはJSかJC。おっぱいは安定のちっぱい貧乳で、安心して正統派ロリが楽しめる。ビジュアルも独特ながら一見して可愛いため、ロリコン紳士の方なら受け入れられるはずだ。

本冊では性格的な幼さはそこそこ強調されており、無知、もしくは知識の薄いロリっ娘が多め。純粋に快楽に引きずり込まれるロリ少女が見られる。

オススメの一話

オススメの一話は前後編の「とんでけ綿毛」をあげておこう。

会社員である竿役は、公園で休んでいたところ、JSの美玖に話しかけられる。美玖は自分のことを見ている大人は自分に何でも買ってくれると思っており、竿役にマッサージ機を要求する。仲間うちで発見した子がいるが、みんなは持っておらず、友達の分もまとめて買ってほしいらしい。竿役は何に使うかを察しており、使っているところを自撮りして送ることを条件に、子どもたちにローターを買い与える。すると、本当に画像が送られてきて、中には顔まで見えているものもあった。竿役は、偶然その送ってきた子を道で見つけると……。

オナニー器具の存在を知り、それを大人の男を通じて手に入れようとする。リアルとは言わないが、自分だと買えないから知らない誰かに頼む、という状況は何となく説得力があり、妙に生々しく感じられる。JS達は玩具をきっかけにして本物のペニスを体験し、その快楽に堕ちていく。最終的には最初に出会った美玖とも再会し、中出しを決める。このシーンにはやたらと達成感があった。

オススメのヒロイン

オススメのヒロインは「妹のおこづかい稼ぎ」のJC花奈にしておこう。

竿役の妹、花奈は最近ゲームにハマり過ぎてお金に困っており、竿役は妹が変なバイトに手を出さないか心配していた。花奈は竿役に部屋に行き、勝手に引き出しを開ける。そこにはオナホのおまけでついていた、面積の小さい水着が入っていた。花奈は、その水着姿で自撮りし、ネットで写真を売ってお金を稼ぐと言い……。

ネットで自撮り写真を売る。今どきのJSならあり得る話だろう。実際に悪い大人には売れそうだからたちが悪い。この後は竿役が花奈の写真を撮りつつ、セックスへとなだれ込む展開となる。一見クールな感じの花奈が、写真を撮るうちに興奮してくる姿が何ともエロい1篇だった。

まとめ～ぴこぴこちぴっこまん～

司伝評価

• ロリ漫画の設定を楽しみたい
• ちっぱい貧乳の正統派ロリっ娘が好き

『ぴこぴこちぴっこまん』は以上のような方々にオススメしたい。いつも通りの、設定的魅力に富んだ単行本であり、ワクワク感のある一冊だった。

絵柄の変化については具体的にはわからないが、問題なく可愛い。良い意味でいつも通り楽しめる、この安定感が先生の魅力のように思う。

本作については以上である。それでは、またの機会に。