司伝の過去作レビュー

『はれんち。』は2017年に発売されたutu(うつ)氏作の商業アダルトコミックだ。
utu氏は失楽天に漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。画力は高く、抜群にエロティックなヒロインを描く。作風としては、和姦だがシンプルではなく、官能的な設定で話をエロティックに盛り上げてくれる。
本項では『はれんち。』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- 天使のきじょーい
- はれんち。
- ねぇちゃんH
- ギャル弁
- つみきちゃん
- プールサイドのヒメゴト
- ウルトラシスター
- ウルトラアフター
- ぼくのマーメイド
- じゅようときょうきゅう
- おもいおもい
- 大家さんのか・お・り
『はれんち。』の魅力

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『はれんち。』は全13篇のオムニバス短編集だ。内「ウルトラアフター」は後日談であり、冒頭の2篇と共に短いカラーページとなっている。

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まず、特筆すべきは絵柄のエロさだろうか。出てくるヒロインはみんな色気がムンムン。ヒロインの肉体はもちろん、唇の描き方や表現の上手さもあり、とにかくエロい印象である。
セックスは和姦だが、いちゃラブという雰囲気は少ない。衝動的なものもあれば、出会い系や浮気、乱交など、現実的かつエロティックな設定のものもある。その画力に加え、破壊力のあるエロさを見せてくれる。
ヒロインはJK~社会人くらいで、ほとんどが抜群のスタイルの巨乳美女だ。張りがありつつも重力感のあるおっぱいは、生々しい仕上がりとなっている。

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お気に入りを選ぶのは難しく、全て高品質と言っていいだろう。ギャルに誘われる「ギャル弁」はヒロインが良いし、尼さんとの乱交「ぼくのマーメイド」も使える1篇だ。そんな候補も上げつつ、一番は「ねぇちゃんH」にしておこう。

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竿役の高校生、秋夫は友人の家に訪れていた。友人の姉、千恵のエロい姿が見られるからと、秋夫は友人に千恵の部屋のクローゼットに入れられてしまう。そこで風呂上がりの千恵の無防備な姿を見る秋夫。すると、千恵はオナニーを始める。その後、秋夫はそれを見ていたことがバレてしまい、泣きながら謝る。面白がる千恵は、秋夫にも自分と同じことをさせて……。
友人の姉。手の届かない感じに興奮してしまう相手である。しかも相手に遊ばれるような感じで、ペニスをしごかれる。この相手のオナニーに利用される形でセックスをするのは、Mにとってはたまらない性体験である。

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全体的には、女性優位も男性優位もなく、誰でも楽しめる短編ばかりである。また、ひたすらエロさが前面に来るので、初心者から上級者まで使える一冊だと思う。
【まとめ】はれんち。
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
巨乳 |
- 巨乳ヒロインが好き
- ただのいちゃラブでは物足りない
- 浮気や出会い系など、一夜限りや衝動的なセックスに興奮する
『はれんち。』は以上のような方々にオススメしたい。本作のレビューは、かなり稚拙な文章になったことだろう。それは、本作の魅力が、ヒロインにおいてもシナリオにおいても、全て「エロい」という言葉に集約されてしまうからである。
本冊の良さは、ひたすら「エロい」ことだ。エロ漫画としては最も重要な誉め言葉であるため、どれほど文章が稚拙であっても、それだけは受け取っていただきたい。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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