司伝の過去作レビュー

『ねえ、…しよ』は2017年に発売された、ピジャ氏作の商業アダルトコミックである。
ピジャ氏はコミックホットミルクなどに漫画を掲載するエロ漫画家の先生だ。高い画力と生々しい肉体描写が魅力の先生で、非常に実用的な作品を創り出す。なお、本作は2022年現在で唯一の商業単行本となっている。
本項では『ねえ、…しよ』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- わがまま彼氏とおっとり彼女
- わたくし、モブですが。
- ふたりの日
- ふたりの日々
- ある暑い日の二人
- 断りきれない系女子
- ビンカンv補習
- 彼女のナイショ
- セワヤク!
- 描き下ろし
『ねえ、…しよ』の魅力

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『ねえ、…しよ』は短い描き下ろしも含め、全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「ふたりの日」「ふたりの日々」は連作となっている。
ヒロインはほとんどがJK。例外としてはロリな疫病神なんかもいる。おっぱいは貧乳もいるにはいるが、巨乳が多い。爆乳レベルの大きさであり、垂れ乳気味なところにこだわりも感じられる。アニメ的なボンキュッボンボディよりも、生々しくムチっとした体つきも非常にエロティックである。ヒロインの描き分けも巧みで、ビジュアル面も文句のつけようがない。
シナリオは近親相姦などの背徳的ないちゃラブが多く、乱交・輪姦のような複数プレイもそこそこにある。内容に暗さはないものの、何となくダーティーな雰囲気を漂わせており、セックスの生々しさを引き立てている。
セックス描写も巧みで、女性器の表現も非常にエロい。乱交・輪姦以外に変わったプレイはないのだが、生々しい描写だけでいいおかずになるほどに、とにかくエロティックに仕上がっている。

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お気に入り選びも難航。ムチムチJK彼女との蜜月な日々が送られる「わがまま彼氏とおっとり彼女」はひたすらヒロインがエロい1篇。連作である「ふたりの日」はもう1篇も含めてひたすら妹とセックスする作品。ムチムチ巨乳がたまらない。「ある暑い日の二人」は一転してスレンダーなヒロインだが、こちらもまた良い。「ビンカンv補習」は貴重な日焼け貧乳ヒロインで、ビジュアルとしては一番好み。「断りきれない系女子」はオナニーを見られた真面目JKがクラスメイトの下の世話をすることになり…というお話。こちらは非常に実用的なシナリオとなっている。そんな感じに色々ある中で、ここでは「わたくし、モブですが。」をピックアップ。
矢沢りょうは友達の黒崎かりんと自分を比べて卑屈になるモブっぽいJK。そんな彼女は、かりんに誘われて合コンへと行くことになった。場違い感に怯える彼女は、声をかけられたらどうようかと悩むが、自分に全く興味のない合コン相手を見て納得してしまう。すると、突然周りの男女がキスし始める。動揺するりょうだったが、近くには地味な男が一人余っており、周りの空気に流されると……。
顔からしてモブの彼女だが、脱いだらすごい。極エロボディに周りの目もくぎ付けになり、みんながりょうを求める。この場所では自分が主役になれる。セックスをすると承認欲求が満たせるとりょうは知ることになるのだ。なかなか心の隙間を突いた良作で、実用的な1篇だった。

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絵も内容もとにかくエロい一冊だった。
【まとめ】ねえ、…しよ
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
ムチムチ |
- ムチムチで垂れ乳な生々しいエロボディが好み
- 実用性こそが正義
- 生々しい雰囲気は大事
『ねえ、…しよ』は以上のような方々にオススメしたい。ひたすら抜き重視という印象で、その内容も伴っている。ビジュアルからシナリオまで全部がエロに染まった良作である。
ムチムチな人って、一度セックスをするとその良さがわかるような気がする。結論としては、スレンダーもムチムチもみんな違ってみんな良い、になるのだが。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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