ね、いいよ。/花札さくらのレビュー-清く正しく

ね行

勘違いの可能性も高いのだが、最近私、司伝に春が来ている気がする。いや、単に職場の女性からラインが来たというだけなのだが、そこは素人童貞。それくらいでも舞い上がることができる人種なのである。

お付き合いできれば、いよいよ未体験のいちゃラブセックスが楽しめる。ある意味最もファンタジーな行為であったいちゃラブエッチが堪能できる。そう思うと、この機会にがんばってみたくもなるというものである。

こんなサイトを運営しつつも純情派なので、嫌われないようにしないと、と思いエロい思考までたどり着けないのが現実。慎重に、慎重にことを進めようと思っている。

司伝
司伝

今回は純愛いちゃラブ作品集をご紹介します。

本項目では、『ね、いいよ。』の作者花札さくらの氏について、また、『ね、いいよ。』シナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメの一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

ね、いいよ。/花札さくらの とは

タイトルね、いいよ。
著者花札さくらの
初版発行2020年
掲載誌・レーベルBAVEL COMICS
出版社文苑堂
ページ数214頁
形式中編+短編

漫画家・花札さくらの(はなふださくらの)

花札さくらの氏はCOMIC BAVELなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。

素朴さが感じられる特徴的な絵柄と、清純なヒロインとの胸キュンな純愛シナリオが魅力であり、『ね、いいよ。』でもそれは健在。混じり気のない恋心が感じられる、素敵なエロ漫画を描いている。

作品・ね、いいよ。

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―――――――中略―――――――

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ね、いいよ。【電子限定版】 [文苑堂] | DLsite 成年コミック – R18

『ね、いいよ。』は短い描き下ろしやカラーページも含め、全10篇で構成されているオムニバス短編集だ。内「僕を一生たすけてください」は4篇の中編であり、「ここちいい場所~初体験~」は前日譚、「描き下ろし」は各シナリオのアフターストーリーとなっている。

一途な恋愛作品ばかりで、不快感など一切なし。処女率も高く、いかにも純な恋愛とセックスが描かれている。中編の「僕を一生たすけてください」もエロ漫画的な奇病がテーマなのに、それまで純愛シナリオにしてしまうのは流石の一言である。

【詳細】ね、いいよ。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ250111.html

それでは、『ね、いいよ。』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

  • ここちいい場所~初体験~
  • のののささやき
  • 僕を一生たすけてください 第1話~最終話(4話)
  • 恋の熱視線
  • ここちいい場所
  • 描き下ろし
  • 日々妄想

シナリオ

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ250111.html

シナリオは平和な現代劇で、全編を通して恋愛いちゃラブ作品である。

ピュアな純愛であり、初々しさや青臭さが強調されている。良い表現かはわからないが、とても健全なエロ漫画だ。

プレイ内容

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ250111.html

プレイはどれも和姦いちゃラブセックスだ。両想い、あるいは恋人同士の甘いエッチが楽しめる

体位もスタンダードで、正常位、騎乗位、後背位など。前戯が描写される割にフェラチオが少ないのも、初心な雰囲気に繋がっている。中出しが多いが、それも初心だからという風に見える。

ビッチなど皆無であり、みんな一途。処女との初体験もよく描かれている。

ヒロイン

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ250111.html

ヒロインにもその初心な感じが強調されている。年齢はJKJDで、いかにもな普通の女の子である。おっぱいも一般的には巨乳というサイズではあるが、エロ漫画的には普通くらいの大きさと言えそうだ。

その特徴的な絵柄は、少し古さが感じられるかもしれない。その辺りも含め、良くも悪くもひと昔前のようなヒロイン像である。

オススメの一話

オススメの一話「僕を一生たすけてください」の1話をあげておこう。正直、お話としてはかなりバカっぽい。あらすじは全編の流れである。

戸倉圭一はある病気にかかってしまう。それは、女性の愛液をペニスに吸収させないと生きられないというものだった。それを友人の和斗に相談し、彼の彼女であるアンのを貰えないかと泣きつく圭一。アンはそれを許可し、和斗とセックスをするときに愛液を集める。それを圭一に渡そうとする和斗だったが、そこに篠ノ井唯花が現れる。彼女は圭一の力になりたいと、自らの愛液を和斗に託す。和斗はそんな彼女を圭一とくっつけるために紹介するのだが……。

お気に入りは最初にアンと愛液を集めるシーン。清楚ないちゃラブシーンに愛液を集めるという変態行為が加わり、妙にエロティックに。それですっかり仕上がったアンが和斗におねだりをするのが何とも興奮した。

まとめ~ね、いいよ。~

司伝評価

絵柄3.5
物語3.5
キャラクター3.5
抜き3.5
恋愛5.0
  • 純愛いちゃラブこそ正義
  • 処女、初体験シーンが好き
  • 一途好き、独占厨である

『ね、いいよ。』は以上のような方々にオススメしたい。良い作品だとは思うのだが、その健全さにより、私のようなエロ漫画中毒者には合わないのだろう。目の前にどうしてもエロ漫画を読んでみたい健全な少年がいたらまず手渡したい作品集である。

しかし、こういう気持ちも忘れたくはないものだ。素人童貞卒業に向けて、純愛いちゃラブにもっと目を向けねばなるまい。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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