司伝の過去作レビュー


『にーづまお背中流します』は2014~2015年に発売された、ポン貴花田(ぽんたかはなだ)氏作の商業アダルトコミックだ。本作は全2巻の作品となっている。
ポン貴花田氏は20年以上エロ漫画を描き続けているベテランの先生であり、アクションピザッツなどに作品を掲載している。エロ漫画界でもトップレベルで長編作品の多い先生であり、本冊も16篇に渡る長編となっている。正統派のボンキュッボンヒロインを好み、作風としてはエロラブコメが多い。
本項では『にーづまお背中流します』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- にーづまお背中流します第1話~最終話(第16話) 各巻8話ずつ
- 特別読切 アナタのためだもん!(1巻に収録)
『にーづまお背中流します』の魅力

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『にーづまお背中流します』は各巻に8話ずつ、計16話に渡る長編作品である。1巻には読切作品の「アナタのためだもん!」も収録されているが、本項では長編作品についてレビューしていきたい。

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まずは簡単にあらすじを書いていこう。
ヒロイン兼主人公、神田優奈は人妻である。旦那である樹は小さな銭湯、神田湯を継いでおり、優奈もそこで働いている。しかし、実は神田湯は経営難であり、樹の奇行により女性客はゼロである。離婚も視野に入れる樹に、添い遂げる覚悟を見せる優奈。そこで、樹が神田湯を立て直すために方法を提案する。それは、神田湯を男性専用の会員制にすることだった。その内容は、優奈が会員たちにサービスするものであり、”特別会員”という制度もあるという。元々、樹は優奈を他の人に抱かせることで興奮する変態であり、神田湯はそんな欲望と共に立て直されていくことに……。

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神田湯立て直しという導入だが、もちろん寝取らせが本筋。優奈のみならず、樹の母である熟女、さゆり、黒ギャル人妻の愛羅も加わり、おっさんから大学生まで様々な客に抱かれていく。そんなエロコメディーとなっている。

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旦那以外の男に抱かれまくる、というワクワク感がまず良い。それでいてマンネリ感もなく展開させるのは、さすがポン高花田先生と言ったところである。一途だけど旦那の変態が移ってる優奈は、ネトラレ心をくすぐるには持って来いのヒロイン。エロさも可愛らしさも申し分ない。

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お話としては、終盤でシリアスな話が入りつつ、最後には大団円で幕を下ろす。長編作品として綺麗に構成されているのが好印象だった。

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個人的には、もう少しおねショタ感があればもっと好きになれたかもしれない。優奈にガチ恋する学生、雄二は良い味出していたが、もっと優奈がリードする展開が欲しかったのである。まあ、好みの問題ではあるのだが。
【まとめ】にーづまお背中流します
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
エロコメ |
- 長編エロコメディーが読みたい
- 女性目線の寝取らせが好き
- “巨乳人妻”という文字に惹かれる
『にーづまお背中流します』は以上のような方々にオススメしたい。長編作品としての魅力にあふれており、しっかり楽しませてくれる作品である。
女性目線作品だと、おっさんにいいようにされるよりも年下男子を食べるほうが好きだ。本来Mな私なので、これは女性目線であっても竿役視点で考えてしまうということなのか。あるいは、自分が女性になったらSになるのか。気になるところである。
本作については以上である。それでは、またの機会に。


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