なめたがり/桃月すずレビュー(幸せなセックス)

このページをご覧になってくれている方は皆、私、司伝を変質者予備軍と思っていることだろう。しかし、私とてノーマルが嫌いなわけではない。

むしろ、リアルではノーマルを望んでいる。リアルでノーマルが手に入らないだけなのである。言っていて虚しくなるが。

そういうわけで、幸福な、愛情のこもったセックスもエロ漫画でしか堪能できないファンタジーなのだ。

司伝

今回は質の高いいちゃラブ作品をご紹介します。

なめたがり/桃月すずについて。

なめたがり/桃月すずとは

漫画・桃月すず

【告知*R18作品】
5/31に『なめたがり』が発売となりました❣️
詳しくはワニマガジン社の公式サイトをご覧下さい。
🌟https://t.co/eHU6Abtyev

紙での販売と同時に、電子書籍も✨同日配信✨されておりますので合わせてチェックしてみてください❣️

ツリーを使い、収録作品のご紹介もしてゆきますよ～！ pic.twitter.com/YA5DEUimGS

— 桃月すず🍉『なめたがり』発売中！ (@s_momozuki) June 3, 2019

桃月すず氏は快楽天で漫画を掲載しているエロ漫画家だ。『なめたがり』は一般作も含めて5冊目の単行本となる。

快楽天の漫画家らしく、画力はかなり高い。桃月すずは印影で肉付きを表現するのが上手く、体の描き方はべらぼうにエロい。表情などはとてもかわいらしく、全体的な安定度も高い。セックスシーンや背景なども含め、文句のつけようのない画力である。

キャラクターは、巨乳でお尻の大きい、少しムチっと感じるような肉体のキャラがほとんどだ。そのおっぱいのボリューム感は多くの読者を魅了していることだろう。

作品・なめたがり

【しあわせなセックス模様】を今まで以上に丁寧、かつ濃密にまとめ上げた、豊潤な一冊。カノジョとカレシが、カテキョと生徒が、妹とお兄ちゃんが……。それぞれに織り成す、舐めたがり、舐められたがりのくちゅくちゅ性活のすべてがここに ♪

なめたがり [ワニマガジン社] | DLsite 成年コミック – R18

本作、なめたがりは11篇で構成されているオムニバス短編集だ。内2篇はかなり短いため、実質的には9篇と考えておくのがいいだろう。

短編は『しあわせなセックス模様』と記載されているだけあって、どれも和姦セックスだ。愛情たっぷりないちゃラブセックスがほとんどで、性欲にまみれた3Pもあるにはある。

特別に興奮させる仕掛けなどはないが、全てハイレベルだ。その画力の高さとヒロインのエロさを堪能できる内容となっている。

【詳細】なめたがり

それでは、『なめたがり』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

• 僕のせんせい
• せんせいの僕
• 明るいえっち
• どっちがいい?
• 星のもとで
• よだれの星
• 2人だけのおたのしみ会
• イルカに溺れる
• 帰らぬ千鳥
• お帰り千鳥
• 愛しやコンコン

シナリオ

先述したように、特に凝った仕掛けはなく、シナリオには大きな工夫はない。だが、導入の短いやり取りだけで、十分にヒロインに性欲を向けられる。それは、やはり表情のかわいさとエロさだけで、読者側がキャラクターに好意を向けるには十分ということだ。その傾向は「星のもとで」が顕著だろう。瞬時に「こいつかわいい」と思わされてしまうのだ。

プレイ内容

プレイ内容としては、しあわせなセックスを謳っているだけあって、ちょっとした変化球こそあれ、全て幸せな和姦プレイとなっている。

巨乳が多いからパイズリはもちろん、フェラチオも充実。体位としては正常位、騎乗位、対面座位や後背位など、ノーマルなプレイが目立つ。あとは3Pと睡眠姦も一つずつある。

ヒロイン

ヒロインは、美女系もかわいい系も存在し、どちらも魅力的に描かれている。セックスに対しては奥手だったり積極的だったりと様々だが、どちらもプレイ中はとても甘くセクシーな表情をするのがなんとも良い。

万人受けすると言っても過言ではないだろう。全ヒロイン、どなたにもオススメできる。

オススメの一話

オススメの一話は特になく、ほぼ全作オススメできる。しいて好みをあげるなら、ナンパセックスした相手ともう一度会って、友達とまとめて3Pをする「どっちがいい?」にしておこう。3Pが好きというわけではないが、友人の翠が積極的なのが良くて、朱里のほうが勢いでもう一回やってしまうという流れも良い。朱里はいかにもヤリなれてそうな見た目なのに純粋そうな反応を見せるのがまたたまらない。

オススメのヒロイン

オススメのヒロインは、『星のもとで』『よだれの星』のヒロイン、莉那だ。導入部分で「かわいい妹」と印象付けられ、そこからエロシーンでその体のエロさに衝撃を受ける。

寝ぼけてセックス、酔ってフェラチオをする話なのだが、普通のセックスが無いのが少し残念である。

まとめ～なめたがり～

なめたがりは甘い甘いスイーツのような作品だった。じっくり味わうもよし、ペロッと食べるのもよし。誰にでも勧めたいエロ漫画だ。

エロかわいいヒロインの巨乳おっぱいを、ぜひ堪能していただきたい。桃月すず氏の作品はこれからも安心して買えることだろう。

本作については以上である。それでは、またの機会に。