とりぷるみっくす!(夢乃狸)アイドルはセックスで育つ

と行

司伝の過去作レビュー

『とりぷるみっくす!』は2012年に発売された、夢乃狸(ゆめのたぬき)氏作の商業アダルトコミックである。

夢乃狸氏はかつてはCOMICプルメロ、現在はCOMIC BAVELなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生である。親しみやすく特徴的な絵柄で、作風としてはビッチ系を中心に魅力的な設定を巧みに使う、非常に漫画の上手い先生だ。『とりぷるみっくす!』はそんな先生の処女作となっている。

本項では『とりぷるみっくす!』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • ポニーテールとニュッニュ
  • 激情すぷらっしゅ! 第1話~最終話(6話)+特別編
  • とりころーるえっち 前中後編
  • 意地があまって欲しさ100倍

『とりぷるみっくす!』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ018554.html

『とりぷるみっくす!』は全12篇で構成されている作品集だ。内「激情すぷらっしゅ!」は計7篇の長編、「とりころーるえっち」は3篇の中編となっている。連作はどちらもアイドルものの作品となっている。

ヒロインは(多分)全員JKおっぱい巨乳揃いで、みんなエロい体をしている。夢乃狸氏の特徴的な絵柄で描かれるヒロイン達だが、かなり前の作品だからか絵の安定度は微妙。そのビジュアルについては好みが分かれそうである。また、股の緩さについては、夢乃狸作品らしさがすでに完成されつつある

内容については、連作も短編も共通して、ちょっとおバカなヒロイン達と派手にヤリまくるようなもの。あり得ないような展開からヒロイン達と体の関係を持ち、個別にも複数まとめてでもセックスをしていく

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ018554.html

長編がメインの本冊だが、お気に入りには中編である「とりころーるえっち」のほうをあげておこう。こちらのほうが夢乃狸作品らしさが感じられる。

三人組アイドルグループ、ソレイユのライブが行われていた。ライブ後、楽屋で休んでいる時に、メンバーのナナミが声を上げる。ナナミは、客席に好みの人を見つけたらしく、見つけたら告白すると息巻く。そんなナナミを応援するミハナ、呆れるリカ。ナナミは早速とばかりに探しに行こうとするが、楽屋の扉の前にはファンの男がいた。出来心で楽屋前まで侵入したことを謝る男だったが、彼はナナミの言っていた運命の人であり……。

そこから積極的なナナミにフェラチオされる展開なのだが、なぜかそこから全員とすることになるのが夢乃狸作品。ノリノリで股を開くミハナとムスッとしながらも股を開くリカの対比が良い感じ。「セックスでストレス解消」といういかにもなビッチ展開が爽快だった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ018554.html

ハチャメチャな展開が多くて好みの分かれそうな作品集。とりあえずビッチ愛だけは必要である。

【まとめ】とりぷるみっくす!

司伝評価

絵柄3.5
物語3.5
キャラクター4.0
抜き3.5
ビッチ5.0
  • ビッチ、股の緩いヒロインが好き
  • アイドルとエッチするという展開が好き
  • 3P、複数プレイが好き

『とりぷるみっくす!』は以上のような方々にオススメしたい。爽快なビッチ達は魅力も、これ以降の作品と比べると物足りなさはあるかもしれない。

むしろ後の作品を読んでからの方が本冊を受け入れられるような気がする。こちらで良い先入観を手に入れておきたいものである。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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