とくべつな毎日(柴崎ショージ) 育んだ恋と愛

と行

司伝の過去作レビュー

『とくべつな毎日』は2016年に発売された、柴崎ショージ(しばさきしょうじ)氏作の商業アダルトコミックだ。

柴崎ショージ氏はCOMIC高などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。この雑誌だけに、『とくべつな毎日』のヒロインは全てJKになっており、その中でも、等身大のリアルな女子高生を描くことを得意としている。技術的な部分も申し分ないのだが、何よりもその空気感が魅力だろうと思う。

本項では『とくべつな毎日』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • あなただから
  • 「あなただから」後日談 その後の、透と太一。
  • ずっと傍に
  • したいこと
  • エスケープ
  • 「エスケープ」後日談 その後の、栞と誠二。
  • 近づきたくて
  • 「近づきたくて」描き下ろし 雪とせんせいの、その前。
  • あたたかいへや
  • 「あたたかいへや」後日談 その後の、ひめ子と先輩。
  • これからの二人

『とくべつな毎日』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ094829.html

『とくべつな毎日』は全11篇で構成されており、内4篇はおまけの描き下ろし、後日談となっている。

ヒロインは全てJKで、内容も全て和姦いちゃラブとなっている。恋や愛の中でのセックスが描かれており、そのリアルな空気感には、少しドキドキさせられてしまう。それが本作の大きな魅力と言えるだろう。

初恋や未成熟な愛。普通のJK達が恋愛の中でするセックス。ある意味、それは読者にとっては全てファンタジーなものかもしれない。そんな尊さを味わいたい人にこそオススメしたい作品集なのだ。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
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お気に入りを選ぶのは難しい。良い意味で横一線で、全て同じような心地よい空気感を持つ作品が揃っている。あえてあげるなら「したいこと」だろうか。高校生カップルがフェラチオに挑戦する話である。

JK千佳は恋人のハルにフェラチオをしてほしいと頼まれるが、絶対イヤ、と一蹴する。そのことを友人に相談すると、友人たちは咥えられてる時の彼氏の表情が好きで、進んでしているらしい。その話を聞き、結局、千佳もハルのペニスを咥えてみることに。すると、友人たちと同じ感想を抱き、普通にできるようになった。精液を飲むことにもすぐに抵抗がなくなると……。

本冊全体の良さになるが、ヒロインと竿役はお互いが大好きである。そのため、セックスについても何かとしてあげたくなる。その感情は、恋から愛になるちょうど中間のように感じる。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ094829.html

そんな愛おしいセックスが詰まっている本冊は、荒んだ心を癒してくれるのである。

【まとめ】とくべつな毎日

司伝評価

絵柄4.0
物語4.5
キャラクター4.0
抜き3.5
癒し5.0
  • いちゃラブこそ頂点
  • JKと恋愛したかった人生だった
  • エロ漫画で癒されたい

『とくべつな毎日』は以上のような方々にオススメしたい。ヒロインも竿役もみんな純情で、愛を確かめ合う行為としてセックスをしている。とても良い空気感を持った作品だった。

たまにこういう作品を読むと思う。ああ、私の心はなんと汚れていることか。こんなセックスだけをする人生を送れる人は、本当に羨ましいものよな。

本作については以上である。それでは、またの機会に。

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