司伝の過去作レビュー

『とくべつな毎日』は2016年に発売された、柴崎ショージ(しばさきしょうじ)氏作の商業アダルトコミックだ。
柴崎ショージ氏はCOMIC高などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。この雑誌だけに、『とくべつな毎日』のヒロインは全てJKになっており、その中でも、等身大のリアルな女子高生を描くことを得意としている。技術的な部分も申し分ないのだが、何よりもその空気感が魅力だろうと思う。
本項では『とくべつな毎日』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。
【収録作品】
- あなただから
- 「あなただから」後日談 その後の、透と太一。
- ずっと傍に
- したいこと
- エスケープ
- 「エスケープ」後日談 その後の、栞と誠二。
- 近づきたくて
- 「近づきたくて」描き下ろし 雪とせんせいの、その前。
- あたたかいへや
- 「あたたかいへや」後日談 その後の、ひめ子と先輩。
- これからの二人
『とくべつな毎日』の魅力

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『とくべつな毎日』は全11篇で構成されており、内4篇はおまけの描き下ろし、後日談となっている。
ヒロインは全てJKで、内容も全て和姦いちゃラブとなっている。恋や愛の中でのセックスが描かれており、そのリアルな空気感には、少しドキドキさせられてしまう。それが本作の大きな魅力と言えるだろう。
初恋や未成熟な愛。普通のJK達が恋愛の中でするセックス。ある意味、それは読者にとっては全てファンタジーなものかもしれない。そんな尊さを味わいたい人にこそオススメしたい作品集なのだ。

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お気に入りを選ぶのは難しい。良い意味で横一線で、全て同じような心地よい空気感を持つ作品が揃っている。あえてあげるなら「したいこと」だろうか。高校生カップルがフェラチオに挑戦する話である。
JK千佳は恋人のハルにフェラチオをしてほしいと頼まれるが、絶対イヤ、と一蹴する。そのことを友人に相談すると、友人たちは咥えられてる時の彼氏の表情が好きで、進んでしているらしい。その話を聞き、結局、千佳もハルのペニスを咥えてみることに。すると、友人たちと同じ感想を抱き、普通にできるようになった。精液を飲むことにもすぐに抵抗がなくなると……。
本冊全体の良さになるが、ヒロインと竿役はお互いが大好きである。そのため、セックスについても何かとしてあげたくなる。その感情は、恋から愛になるちょうど中間のように感じる。

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そんな愛おしいセックスが詰まっている本冊は、荒んだ心を癒してくれるのである。
【まとめ】とくべつな毎日
司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
癒し |
- いちゃラブこそ頂点
- JKと恋愛したかった人生だった
- エロ漫画で癒されたい
『とくべつな毎日』は以上のような方々にオススメしたい。ヒロインも竿役もみんな純情で、愛を確かめ合う行為としてセックスをしている。とても良い空気感を持った作品だった。
たまにこういう作品を読むと思う。ああ、私の心はなんと汚れていることか。こんなセックスだけをする人生を送れる人は、本当に羨ましいものよな。
本作については以上である。それでは、またの機会に。

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