恋愛というものはしたくてできるものではない。相手あってのものなのだ。私、司伝はここのところそれを痛感している。
年を取ると出会いが減る。恋に恋している状況になると、簡単に人を好きになるが、それでもなかなか好きになる相手も居ないし、対象が既婚や彼氏持ちばかりで難しくなる。いやはや、八方ふさがりである。
かと言って出会い系だと、ヤり目的になる気しかしなくて気が進まない。いや、ヤりたいのはヤりたいのだが……。やっぱりいちゃラブセックスに憧れるのである。

今回はいちゃラブ作品集をご紹介します。
本項目では、『ちょっと…してみない』の作者くまのとおる氏について、また、『ちょっと…してみない』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。
ちょっと…してみない/くまのとおる
タイトル | ちょっと…してみない |
著者 | くまのとおる |
初版発行 | 2021年 |
掲載誌・レーベル | COMICペンギンクラブ |
出版社 | 辰巳出版 |
ページ数 | 197頁 |
形式 | オムニバス |
漫画家・くまのとおる
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くまのとおる氏はCOMICペンギンクラブなどに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。
描かれるヒロインは現実にも居そうな細身の女性。内容はいちゃラブ中心であり、素朴でリアリティのある恋愛模様を描く先生だ。
作品・ちょっと…してみない
私は…アナタのものだから
いまが「同級生」から「恋人」になる瞬間♡今まで仲良かった異性の友人を、異性と認識し始めてからのドキドキや
ちょっと…してみない?【電子版特典付き】 [辰巳出版] | DLsite 成年コミック – R18
不安や甘酸っぱい幸せな気持ちでいっぱいの頃の、初々しい男女の日常を
独特の空気感とテンポと描き魅せる心に染みる豊潤作品9篇を収録。
『ちょっと…してみない』は全9篇で構成されているオムニバス短編集だ。
学生を中心に、甘酸っぱいいちゃラブ作品が収録された一冊。セックスまでのテンポの良さはエロ漫画のご愛敬というところで、純愛な青春模様が描かれている作品群となっている。
【詳細】ちょっと…してみない

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それでは、『ちょっと…してみない』をより詳しくご紹介しよう。
【収録作品】
- ルックアットミー!
- ゴホウビはわたし
- 負けるもんか!
- マジメでいるのもラクじゃない!?
- ふたりのカンケイ
- 私の理想のご主人様
- かくしごと
- 背のびしたって届かないけど
- 君への贈り物
- かくしごと番外編(描きおろし)
シナリオ

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シナリオは全て現代劇。サキュバスなんて設定もあるが、ほとんどがJKをヒロインとしたいちゃラブ作品である。

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導入が丁寧で短編としてのまとまりも良く、シンプルながらも素直に楽しめる内容となっている。
プレイ内容

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プレイは全て和姦でいちゃラブ系。多少の例外はあるが、初々しく愛のあるセックスがほとんどだ。

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体位は正常位がメインで、他は後背位や体面座位など。フェラチオは作品によるが、無い作品のほうが多い。

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爽やかないちゃラブだけに、顔を真っ赤にしながら脱衣するシーンが刺さる。いちゃラブの醍醐味と言っていいかもしれない。
ヒロイン

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ヒロインはほとんどがJK。サキュバスだけが例外で、いかにも会社員という姿をしている。おっぱいはリアリティのあるサイズ感で、全体的に小ぶり。スレンダーボディが多く、細長い印象。

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ルックスについても、華のある見た目ではない。等身大の姿を描いている印象で、それが爽やかないちゃラブと良く合っている。そういう部分でも作画的な好みは分かれそうだが、もう一つ気になるのが、あまり陰影描写をしないところ。見やすいが平面的に見えるため、気になる人は気になるだろう。
オススメの一話

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オススメの一話は、やはりいちゃラブ系の中から選ぶべきだろうか。今回は「ゴホウビはわたし」をピックアップ。

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レンの幼馴染、遥は小さい頃からわがままで、望みどおりにいかないと暴れだす問題児だった。そうして彼女の周りには人が寄り付かなくなったのだが、レンだけは、”ごほうび”として受けたキスの味が忘れられず、高○生になっても付き合いが続いている。暴力は少なくなったが、わがままと負けん気の強さは健在の遥は、”ごほうび”を引き換えに、レンをパシリに使っていた。その日、遥はレンに自分の分のゲーム機を買ってほしいとお願いする。そんな高い物ホイホイと買えない、とそれを拒否しようとすると、レンが納得する”ごほうび”として、「セックスしてあげる」と言う。動揺しつつも拒否しようとするレンに、遥は苛立ち、「他の人に頼む」と言う。蓮は、さらに「自分だけ特別なつもり?」と挑発されると、怒りに身を任せて強引に彼女に迫り……。

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簡単なパシリくらいで”ごほうび”が貰えるなら、男なら喜んでやってやることだろう。ゲーム機と引き換えにJKとセックスできるなら、相場も悪くな……まあそれは置いておこう。何にしろ、このくらいのわがままなら可愛いものである。強気に挑発して、エッチ後はしおらしくなるヒロインが可愛い、いちゃラブらしい1篇だった。

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オススメのヒロイン
オススメのヒロインには、本冊の中でもちょっと異質な作品である「負けるもんか!」の村木明日香をピックアップ。褐色で男っぽいギャルである。
自己中心的で喧嘩っ早い、不良女である村木明日香。宮地は彼女に目を付けられており、時にはパシリのように使われていた。休日、解放感を味わいながら外出していると、バッタリ村木と遭遇してしまう。すると、村木は服を買いに行こうとしていた宮地に付いてくると言い出す。村木に着せ替え人形にさせられた宮地は、激怒して村木に暴力で対抗しようとするが、股間を蹴られてあっさり撃沈してしまう。そして、村木は「そんなに嫌なら一勝負するか」と提案する。それは、ラブホテルで少しでも村木を鳴かせれば勝ち、というものであり……。
全身日焼けして、髪は部分染め、ショートカットで長身スレンダー。全くもって女性的な魅力を感じないビジュアルが妙に気に入った。対する宮地はショタっぽいため、おねショタ感は多少あり。ビッチなようで、開始早々フェラチオであっさり宮地をイかせ、挿入後すぐ射精した宮地を笑い、宮地が腰を振っても余裕な表情。Mにはたまらんヒロインだった。
まとめ~ちょっと…してみない~

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司伝評価
絵柄 | |
物語 | |
キャラクター | |
抜き | |
いちゃラブ |
- JKとのいちゃラブこそエロ漫画のスタンダード
- 恋愛のエッチがなんだかんだで一番気持ちいい
- スレンダーなヒロインが好み
『ちょっと…してみない』は以上のような方々にオススメしたい。嫌味が無い作品集なので、女性が読んでも大丈夫だろうと思えるほどの安心感がある。
純粋な人のほうが向くだろう。私のように性癖が狂っていると、どうしても背徳感を求めてしまうようになるといかん。
本作については以上である。それでは、またの機会に。
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