ちょうどいいぐあいでポルノ/西畑けいレビュー-ロリ婚

国の少子化対策は甘い。結婚したい、子どもが欲しいという人間が少なくなっているならともかくとして、婚活やマッチングアプリが盛況な中で少子化だというのは国の怠慢である。

その理由の多くはお金の問題。だからとにかくお金を世に回すことこそが最大の少子化対策だと思うが、どうにもそれを理解しておらず、”AI婚活システム”なんて的外れなことをしてしまう。貧乏でも結婚することを決めるのは、よほど相手が好きでないと不可能。貧乏と婚活は相性が悪すぎるのである。

私、司伝も結婚したいお年頃。魅力的な相手が居ればお金を無理やり工面してでも結婚したいが……年を取ればとるほどそういう相手とは巡り合えないのが人生である。

司伝

今回はそんな社会派作品も含めたロリ作品集をご紹介します。

本項目では、『ちょうどいいぐあいでポルノ』の作者西畑けい氏について、また、『ちょうどいいぐあいでポルノ』のシナリオやプレイ内容、ヒロインの雑感、オススメのヒロインと一話について、最後には司伝の評価も記載しておく。最後まで見ていただければ幸いだ。

ちょうどいいぐあいでポルノ/西畑けい とは

漫画家・西畑けい（にしはたけい）

6月16日に初単行本「ちょうどいいぐあいでポルノ」が発売！！
　初めての！！　単行本！！　祝！！
メロン、とらではポストカードが特典として付きます。
買ってライバルに差をつけろ！！！！

メロン https://t.co/sZlb1CNQtB
とら https://t.co/vUOIFCo6Lw
FANZA DMM https://t.co/xuzBvrz7m4 pic.twitter.com/V0A0IACCRE

— 西畑けい@6/9きらら (@nishihatak) June 17, 2020

西畑けい氏はCOMIC阿吽などに漫画を掲載するエロ漫画家の先生だ。現在はまんがタイムきららにて「きもちわるいから君がすき」を連載し、一般誌でも活躍している。

ロリ系の先生であり、作風としても変わった設定のものも含めたいちゃラブロリものである。性描写の表現については物足りなさがあるが、描かれる少女は一見して可愛らしい。現在一般誌で連載していることも含め、こんな美少女のエロが見られるのか、という悦びこそが一番のセールスポイントではないだろうか。

作品・ちょうどいいぐあいでポルノ

キュン♥とくる、ポルノです！甘酸っぱい少女達とのセックスは想像以上に濃厚過激♥付き合い始めた二人が男女の関係になるにはそう時間はかからなかった。避妊もせずに夏休み中滅茶苦茶セックスをしてしまう！？・・・「夏の最初から最後まで」などなど注目の新鋭が贈る自信の読み切り９本を収録した初コミックス！！

ちょうどいいぐあいでポルノ [ヒット出版社] | DLsite 成年コミック – R18

『ちょうどいいぐあいでポルノ』は全9篇で構成されているオムニバス短編集だ。

変わった設定を踏まえつつのいちゃラブ作品集であり、どれも一対一のセックスが描かれている。ほとんどがロリ作品。中にはJK作品もあるにはあるが、それを気に入る人は超少数派だろう。やはりロリ作品ほど魅力的である。

【詳細】ちょうどいいぐあいでポルノ

それでは、『ちょうどいいぐあいでポルノ』をより詳しくご紹介しよう。

【収録作品】

• とししたのおよめさん
• 夏の最初から最後まで
• 自動販売機のすゝめ
• 陰キャ勢でも恋がしたい!
• 世界の車窓から
• 後輩と相合傘して雨宿り
• 忘れちゃダメだよキスの味
• 勉強してからエッチしよ?
• 妹は来年中○生

シナリオ

シナリオは現代劇で、いちゃラブ系の作品が多い。中には妙な世界観の設定もあり、冒頭で書いたような、独特なマッチング制度によってロリっ娘と結婚するお話なんかもある。

純な恋愛作品が並ぶが、ロリっ娘から脅迫されるお話や異国で少女を買うお話もあり、それなりに変化球なものもある。

プレイ内容

プレイ内容はいちゃラブ作品集らしく和姦中心で、全て一対一で行われる。

体位は正常位、後背位が中心。フェラチオは描写として控えめで、チョロチョロっとして終わるものも多い。

全体的に描写としては物足りない。なんとなく絵が動かない印象を受ける。

ヒロイン

ヒロインはJS、JCがメインでJKが少しあり。おっぱいは年齢なりで、ちっぱい貧乳が中心である。絵柄的にもロリっ娘のほうが自然な印象で、幼くスベスベしたロリボディはキレイである。

絵柄は独特だが、ビジュアル的には素直に可愛い印象。ただ、セックス描写とも重なるが、どうにも作画が不安定に見える箇所があり、その辺りは不満がある。

オススメの一話

オススメの一話には「とししたのおよめさん」をピックアップ。マッチング制度でロリっ娘と結婚するお話である。

少子高齢化が深刻化し、結婚年齢の制度が破棄された世界。政府主導のマッチング制度により出会いが多様化した。竿役はその制度に疑念を抱いており、マッチングでのお見合いを断ろうとしていた。しかし、そこで相手の少女、七瀬しおりと出会って心は一変、一目惚れし、即座にプロポーズをする。二人は夫婦となったが、竿役は可愛すぎるしおりに手を出せないでいた。ある日、バドミントンデートをすることになった二人。その休憩中、竿役はしおりの健気な気持ちを嬉しく思いつつ、しおりの汗の匂いに興奮し、ついに我慢の限界が来てしまい……。

結婚年齢が変更してロリっ娘と結婚するのは、ロリ漫画界ではベタな設定である。しかし、少し考えてしまう。純粋という言葉を具現化したようなロリ少女が相手ならば、本当の愛が芽生えやすいのではないか、と。まあそんなことは置いといて、健気なロリ妻は文句なしに可愛い。汗の匂いの表現にもいい感じに興奮させられ、ヒロインの魅力を堪能できる1篇だった。

オススメのヒロイン

オススメのヒロインは「世界の車窓から」のマイカ。フィリピンの褐色少女である。

とあるニュースを見てフィリピンで女の子とセックスできると考えた竿役は、そこでマイカという褐色少女と出会う。日本人専門の風俗嬢だという彼女とデートをし、次々と貢いでいく竿役。散々買い物をすると、マイカは竿役をホテルへと導く。ぼったくられてセックスができないと思っていた竿役だったが、ついに童貞卒業が近づき……。

いやあ、エロい。ロリっ娘ながら悪女である。でも、貢がせるだけで終わらず、ちゃんとやらせてくれることに優しさを感じる。こんな子に導かれて童貞を捨てられたら、貢いだことも損だとは思わないだろう。最後には有り金全部取られているが、それでも満足するのも納得である。

まとめ～ちょうどいいぐあいでポルノ～

司伝評価

• ちっぱい貧乳な正統派ロリっ娘が好き
• ロリっ娘といちゃラブしたい
• 表紙絵がとても可愛らしい

『ちょうどいいぐあいでポルノ』は以上のような方々にオススメしたい。表紙を見て絵柄の相性を確認し、「この子とエッチしたい！」という気持ちになればありである。エッチ描写の物足りなさは、ヒロインの可愛らしさで補うしかないのだ。

最近は結婚したい欲が強まっている。ロリっ娘じゃなくてもいいので募集中である。

本作については以上である。それでは、またの機会に。