だれにもいえないコト(岡田コウ)素直じゃない

た行

司伝の過去作レビュー


だれにもいえないコト

『だれにもいえないコト』は2017年に発売された、岡田コウ(おかだこう)氏作の商業アダルトコミックである。

岡田コウ氏はCOMIC阿吽などに漫画を掲載しているエロ漫画家の先生だ。JCくらいのロリっ娘をヒロインとする作品を得意としている。いかにも素朴そうな少女を繊細なタッチで可愛らしく描いているが、内容は近親相姦寝取られなど、背徳的な作品が多く、そのギャップが世のロリコン読者を虜にしている。本冊においても背徳感が堪能できる一冊に仕上がっている。

本項では『だれにもいえないコト』の魅力と、それについての私の評価をまとめていきたい。

【収録作品】

  • めんどくさい!
  • やっぱりめんどくさい!
  • 深窓の
  • 足かせ 前後編
  • あと三年待ってみる

『だれにもいえないコト』の魅力

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ120103.html

『だれにもいえないコト』は全6篇で構成されているオムニバス短編集だ。話数こそ少ないが、260頁とボリューミーな一冊であり、中には50頁もの大作もある。「めんどくさい!」「足かせ」はそれぞれ2篇ずつの連作となっている。

ヒロインは全員JC岡田コウ作品にありがちな、気弱な子や真面目な子が今回も充実。おっぱいはみんなちっぱい貧乳で、色気よりも可愛さが際立つ感じ。エッチに無縁そうな子だからこそ、背徳感が強くなっている

内容は全ていちゃラブ系と言っていい。近親相姦こそあれ、どれも竿役とヒロインがお互いに好意を持っている。二人の関係を時に丁寧に、時に激しく描いており、とても味のある恋愛作品として仕上がっている。読み応えはもちろんだが、その背徳感により、実用性としても申し分ない出来である。

短編、中編はどちらも綺麗にまとまっており、構成としても好印象。お気に入りには中編のどちらかを選びたい。「足かせ」は八つ当たりから大人しい妹と関係を結ぶお話。抵抗しないことを良いことに…という感じだが、妹も兄への想いがあり、それを健気に受け止める。妹がとても愛おしくなる作品である。今回はもう一つ、「めんどくさい!」から始まる連作中編のほうをピックアップ。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ120103.html

ボロアパートで惰眠をむさぼる竿役のもとに訪れたのは、竿役の元生徒であるJCの壱花だった。家がうるさくて勉強に集中できないから場所を借りるため、という体で竿役に家にやってきた壱花。竿役は、ツンケンとしながらも家に来たがる彼女に好意を持たれていることに気づいており、彼女とはすでに関係を持っていた。これから寝るだけだと啖呵を切った竿役は、壱花が勉強に打ち込むそばで横になる。そのまま寝られず、タイミングを逃して誘いづらくなった竿役。勉強する壱花のスカートの中身が見えており、竿役は思わず手を伸ばしてしまう。すると、壱花はそれを嫌がることなく……。

真面目で勉強のできる壱花は、勉強をするという体で竿役の家に居座る。好意を表に出したくない、子どもらしい照れ隠し。未経験ならまだしも、すでに関係を持っていてもそうして本音を隠すあたりが可愛らしい。こんな子とボロアパートで昼間から中出しセックスという状況だけでも来るものがある。愛おしいヒロインにメロメロになれる中編だった。

引用:https://www.dlsite.com/books/work/=/product_id/
BJ120103.html

どのお話もヒロインを愛することができる。全体的に丁寧な印象受ける一冊だった。

【まとめ】だれにもいえないコト

司伝評価

絵柄4.5
物語4.5
キャラクター5.0
抜き4.0
ロリ5.0
  • ロリ×恋愛作品が読みたい
  • エロ漫画は没入感が大事
  • ちっぱいJCが大好物

『だれにもいえないコト』は以上のような方々にオススメしたい。安心の岡田コウクオリティという印象で、全体的に高水準。丁寧な心情の描写により、どれも作品に入り込めるのが見事だった。

岡田コウ作品のヒロインは本当にピュアというか、汚してはいけない感じがするのがまた良い。どんなお話でも背徳的に仕上がる気すらする。

本作については以上である。それでは、またの機会に。


だれにもいえないコト

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